割れたガラスや食器などの片付け方!~正しい掃除法とゴミ分別法~
割れたガラスの正しい対処法や処分の仕方をご存知ですか。あたふたしてしまいがちですが、その焦りが、ケガや被害拡大を引き起こす原因であることを忘れてはいけません。正しい対処の仕方を知っていれば、いざというときも落ち着いて行動することができます。
このコラムでは、ガラスが割れたときの対処法を順を追って詳しく解説!片付けを安全かつ迅速に済ますために準備すべき10個のアイテムや、一般ゴミとは異なるガラスの処分方法もご紹介します。
コップや食器だけでなく、窓や扉のガラスが割れた場合の正しい対応を学んで、いざというときに焦らないように備えましょう。
ガラスが割れた!最初にするべき行動は?
割れたガラスを拾うとき、あなたはどうしていますか?片付けるときは慎重におこなわないと、ケガをする危険もあるガラス。ガラスが割れてしまったとき、まず最初にすべきことをしっかりと確認しましょう。
ケガ防止が最優先!まずはスリッパと軍手を用意
ガラスが割れたときって焦りますよね。大きな音もなるし、破片はそこら中に散らばります。でも、片付けるとき焦りは禁物です!ちゃんと一呼吸おいて、心を落ち着かせてから片付けに入るようにしましょう。
まず必ず準備したいのがスリッパ。ガラスの破片はあまり目立たず、そして広範囲に飛び散っているものです。ガラスが割れた場所から離れたところでも、無防備に歩くと足の裏をケガする危険性があります。
次は軍手をつけましょう。ガラスの破片は鋭利な形になることが多く、気をつけていても指を切ってしまうことがあります。薄手の軍手だとつけていてもガラスが刺さることがあるので、できるだけ厚手のものがオススメです。
破片の片付けに必要なものを揃えよう
次に、片付けの作業をおこなうのに必要なものをご紹介します。それは、新聞紙や古紙・ビニール袋・ほうきとちり取り・掃除機・古いストッキング・輪ゴム・ガムテープ・ボロ布です。
二次災害を防ぐためにも、慌てず落ち着いて準備しましょう。しかし、上記したものがすべて家にあるとは限りませんよね。それぞれの用途を理解すれば、何かで代用することができるかもしれません。
片付けの手順を追いながら、これらのアイテムをどのように使うのかを確認していきましょう。
割れたガラスの片付け手順
割れたガラスを拾う準備が整ったら、ケガをしないよう注意しながら慎重に片付けに入ります。安全かつ迅速に片付けを済ますための手順と、道具の使い方について解説しますので、ひとつひとつ丁寧にすすめていきましょう。
まずは大きい破片から着手
まずは比較的大きな破片から拾うようにしましょう。拾った破片は袋などに入れて回収しますが、ビニール袋にそのまま入れると、破片が袋を突き破るので大変危険です。回収した破片はまず新聞紙の上に集め、くるんでから袋に入れると安全です。
また、軍手や厚手の手袋が家にないという方は、トングなどで代用しましょう。素手で割れたガラスに触れることだけはしないようにしてください。薄いビニール手袋しかない場合は、トングのほうが安全かもしれませんね。
次はホウキで小さな破片を掃除
大きな破片を回収し終わったら、次は小さく細かい破片を掃除します。ほうきとちり取りを使って丁寧に回収していきましょう。しかし、ほうきとちり取りを普段から使うことってあまりなという方もいるかもしれません。
家にほうきとちり取りがないという方は、掃除機を使って破片を回収しましょう。ただ、掃除機を使用する場合は少し工夫が必要です。
掃除機にはストッキングをかけて
掃除機で直に破片を吸い込むと、ホース部分の内部が傷ついてしまいます。また、綺麗に破片を吸いとったとしても、スイッチを切ったときにホースからポロポロと落ちてきてしまい、危険なのです。
そこで使えるのが古いストッキング!ホースのヘッドを取り外し、ストッキングを二重にかぶせて、輪ゴムなどで固定します。スイッチを入れて破片を吸い取り、すべて吸いきったら、必ずビニール袋のうえでスイッチを切るようにしてください。ストッキングも捨ててしまって構いません。
粉状態の破片を除去するには
ほうきや掃除機でもとれない小さな破片が残っていることがあるので、仕上げに濡らしたボロ布や新聞紙を使って、取り除きましょう。使い終わったボロ布には、眼には見えないような破片がたくさん付着しているので、繰り返し使用せず処分します。
ガムテープや粘着ローラーをかけるのもいいですね。使用したストッキング、ボロ布、新聞紙はビニール袋に入れて不燃ごみの日に出しましょう。
絨毯や布団、衣服にガラスの破片が紛れ込んだら…
割れたガラスが衣服に付着した場合、絨毯や布団に落ちてしまったときの対処法についてご紹介します。基本的な手順は、今までにご紹介したとおりで構いません。大きな破片を回収したあと、小さな破片を掃除していきます。
絨毯や布団は、平らな地面と比べて凹凸が激しいので、小さな破片を回収するときは掃除機を使用するほうがやりやすいかもしれません。ストッキングを使って、丁寧に回収していきましょう。最後に粘着ローラーをかけて完了です。
衣服に破片が付着してしまった場合も同様に、そっと払って落としたり、粘着ローラーをかけて除去したりしましょう。
割れたガラスの正しい捨て方
ここまでは、割れたガラスの回収方法をみてきました。次は、回収したガラスの捨て方についてご紹介します。一般ゴミと同じように捨ててしまうと、ケガ人が出る可能性もあるガラス。それを防ぐためにも、正しいガラスの捨て方をしっかりと知っておきましょう。
捨てる人がケガをしないよう配慮しよう
回収したガラスを新聞紙にくるむことは先述しましたね。捨てるときは、さらに新聞紙をガムテープでぐるぐる巻きにしましょう。ガラスのサイズや量によっては、かなり大きなものになることもあると思います。そんなときは、ダンボールに入れて出すといいでしょう。
いずれにしても、中身が危険なものであることを知らせるために「ガラス」や「割れもの」といった注意書きをするなど、回収する方への配慮を忘れずに。注意書きがあるだけで、ケガを防ぐことができます。
自治体の分別ルールをチェック
ガラスを捨てるときの分別は自治体ごとにさまざまで、燃えないゴミ扱いになる地域もあれば、危険物扱いになる地域もあります。どちらか不明な場合は、市役所や自治体に連絡をするなどして確認してから捨てるようにしましょう。
市の公式ホームページなどにも、ゴミの分別についての記載があるはずですので確認してみてくださいね。ちょっとした配慮で、ゴミ回収業者や自治体に迷惑をかけてしまうことを防ぐことができます。
割れたガラス窓やガラス扉はどうすればよい?
ここまで、割れたガラスの対処法についてご紹介してきました。食器やコップといった比較的小さいものが割れたときは、上記の方法で処分すれば済みます。しかし、窓やガラス扉などが割れた場合はどう対処すればいいのでしょう。
カンタンに応急処置する方法
窓や扉のガラスが割れてしまった場合、すべて自力で対処することは難しいと考えられます。修理は業者にお願いするケースが多いと思いますが、到着するまでそのままというわけにはいかないですよね。そんなときの応急処置として、二つの方法をご紹介します。
まずは「ダンボールを使う」方法。割れてしまった部分の隙間に合わせた形にカットしてはめ込み、ガムテープで固定します。簡単におこなえる方法ではありますが、見た目や強度という点で、あまり優れているとはいえません。あくまで応急処置であることを忘れないでください。
次は「アクリル板を使う」方法。プラスチックカッターで隙間に合った形にカットしたら、ガラスと同じように、枠にはめ込んでいきます。ダンボールと比べると、見た目は優れていますが、ガラスのような強度は全くないので注意してください。
いずれも応急処置にすぎません。もし、窓や扉のガラスが割れてしまった場合、応急処置では防犯性が心配な状態ですので、一刻も早く業者へ連絡するようにしましょう。
まとめ
割れたガラスの対処法や、正しい処分の仕方についてご紹介してきました。ガラスが割れたときは思わず焦って行動しがちですが、軽率な行動でケガをすることや、被害が拡大することもあります。
まずは、しっかりと気持ちを落ち着かせることが大切です。状況を冷静に見据えたうえで行動することを心がけましょう。自分だけでなく、ゴミ回収業者の方がケガをすることを防ぐためにも思いやりを持った処分をしなければなりません。
また、窓や扉の大きなガラスが割れたときは無理をせず、業者に修理を依頼することをオススメします。簡単な応急処置を済ませたら、業者の到着を待ちましょう。
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