網入りガラスが熱割れする原因!対策と修理・火災保険について解説
網入りガラスとは、防火区画の住宅などで使用されているワイヤーが入ったガラスです。この網入りガラスには、熱割れを起こしやすいという特徴があります。そのため、網入りガラスが設置された物件に住んでいる方の中には、「網入りガラスの熱割れが怖くて悩みのひとつとなっている」という方もいらっしゃるでしょう。
この記事では最初に、どのような環境、または条件がそろうと網入りガラスが熱割れを起こしてしまうのかをご紹介いたします。網入りガラスが熱割れを起こしてしまう原因を知って、そのあとに紹介する予防方法を参考にしてみてください。
網入りガラスの熱割れは放置していては危険なので、業者に修理・交換をしてもらうことをおすすめします。業者選びのコツや、修理・交換にかかる費用や適用できる保険についても見ていきます。網入りガラスの熱割れに不安を感じている方はぜひこの記事をお役立てください。
目次
網入りガラスの熱割れの原因は?
はじめに、網入りガラスが熱割れしてしまう原因をご紹介します。熱割れの特徴や起きやすい環境もあわせてご紹介していきますので、順番に見ていきましょう。
網入りガラスはとくに注意!熱割れしやすいのはなぜ?
前述のとおり、網入りガラスにはワイヤーが入っているため火災などで割れてしまったガラスの破片も広範囲に飛び散ることはありません。そのため、防火区画での使用を定められているなど、防火対策に特化しているというメリットがあります。
防火区画とは、火災が起きてしまっても被害が広がらないようにするために設定された区画のことです。この防火区画は建築基準法で定められています。
しかし、網入りガラスの中に入っているワイヤーは金属製のため、日光などの熱を吸収しやすいというデメリットもあります。そのため、熱を吸収したワイヤーによってガラスが膨張していき、熱割れを起こしてしまうのです。
熱割れの特徴
網入りガラスの熱割れが起きたときは、直線で直角のひびが入るケースがほとんどです。放射線状にひびが入るわけではないので、熱割れ以外が原因でひびが入ったケースと見分けることができます。
どのような環境が起きやすいの?
暖房の熱が網入りガラスに当たる状態が続くとガラスの中で温度差が生じ、熱割れが起こってしまいます。また、黒っぽいカーテンや家具を窓際に設置していると、日光が当たりやすくなり、ガラスが膨張して割れてしまいます。
防火区画での使用が定められている網入りガラスの熱割れにお悩みの場合は、弊社までご相談ください。突然、ガラスが割れるといったトラブルが発生してお困りの方に、迅速に対応できる業者をご紹介いたします。
網入りガラスの熱割れは放置NG!正しい対処と保険のこと
次に網入りガラスが熱割れを起こしてしまったときにできる対処法をご紹介していきます。修理をする際には、火災保険が適用できる場合もありますので、確認していきましょう。
割れたガラスの片付け方と応急処置
網入りガラスの中にはワイヤーが入っているため、割れても広範囲にガラスの破片が飛んでしまうおそれはありません。しかし、割れたガラスを放置していてはケガにつながるおそれがありますので、すぐに対処するようにしましょう。
割れてしまったガラスの細かい破片は、手で触るとケガをするおそれがあります。そのため、素手で片付けるのではなく、ほうきやちりとりなどの掃除道具を利用しましょう。最後にガムテープや粘着クリーナーを利用すれば、ガラスの破片を取り残すこともないので安心です。
割れてしまったガラス部分にはダンボールを当てて応急処置をしましょう。そうすることにより、雨や風をしのぐことができます。網入りガラスが熱割れを起こしてしまったときには、業者を呼んで修理または交換をするようにしましょう。
火災保険が使えるかも!修理前に確認しよう
網入りガラスの熱割れは、事前に予測できるトラブルではありません。そのため、火災保険が適用されるのです。
ほかにも風災補償というものが適用されることによって火災保険を受けることができます。風災補償とは、台風で窓ガラスが割れたり、強風で窓ガラスにものが直撃して割れてしまったりしたときに適用されます。
火災保険のくわしい情報に関しては、保険会社に直接確認するようにしましょう。火災保険が適用されれば、網入りガラスが熱割れを起こして割れてしまったときの費用負担を軽減することができます。
網入りガラスが熱割れを起こしてしまったときには、火災保険の契約内容を確認して早急に対処しなければならないことがわかりました。しかし、「どこの修理業者を利用したらよいのかわからない」という方もいらっしゃるでしょう。業者探しにお悩みの方はぜひ弊社にご相談ください。ガラス修理お助け隊は、24時間お電話からのお問い合わせに対応しております。
熱割れ防止の対策は?フィルムは熱割れの原因に……
網入りガラスが熱割れを起こしてしまう原因の1つに、“フィルムを貼る”というものがあります。しかし、そのフィルムが製品に対応していないことが原因となって熱割れを起こしてしまう場合もあるのです。ここでは、網入りガラスの熱割れを防ぐために必要な対策をご紹介します。
ガラスを熱くさせない
網入りガラスの熱割れは、ガラスの中に入っている金属のワイヤーが熱されたり、一枚のガラスで温度差が生じたりすると起きてしまいます。そのため、ガラスを暖房や室外機で温めないようにしましょう。
また、家具を密着させてしまうと、ガラスと家具の間に熱がこもってしまいます。ガラスと家具の間にスペースをあけて、日光の熱を吸収する黒っぽい家具やカーテンはできる限り避けるようにしましょう。
フィルムは熱割れの原因にもなることも
窓ガラスにフィルムを貼ると、室内を見えにくくする効果が得られたり、断熱効果を得られたりします。しかし、フィルムを窓ガラスに貼ってしまうと、日光が当たったときに一枚のガラスの中で貼っている部分とそうでない部分で温度差が生じてしまいます。そのため、フィルムを貼らない状態よりも熱割れを起こしやすくなってしまうのです。
熱割れしにくいガラスに交換する
網入りガラスによる熱割れから逃れるためには、強度のあるガラスに交換するようにしましょう。熱に強いガラスには、耐熱強化ガラスというものがあります。
ガラス交換にかかる費用や業者の選び方については次の項目でご紹介します。「業者探しが難しい」と感じる方は、ぜひ弊社にご相談ください。24時間365日お電話を受け付けております。いつでもお気軽にお電話ください。
網入りガラスの熱割れ修理はこんな業者がおすすめ!
ここでは、網入りガラスが熱割れを起こして割れてしまったときに依頼する業者の選び方や、修理・交換にかかる費用相場をご説明していきます。最適な業者選びができるように、確認しておきましょう。
ガラス業者の選び方
適した業者を選択するためには、複数社で見積りをとるようにしましょう。見積りの内容によって、サービス内容に見合った費用で施工してもらえるのか確認することができます。複数社の見積りを比較することで、作業に対する適正な費用を知ることができるためおすすめです。
また、口コミサイトなどに掲載された、利用者の声も確認するとよいです。ただし、掲載された情報はあくまでも一例となりますので、参考程度にとどめるようにしましょう。
ガラスの修理・交換の費用相場
ガラスの修理・交換にかかる費用は以下の内容によって異なります。
- 同じ網入りガラスに交換する、または耐熱強化ガラスなどの異なるガラスに交換する
- ガラスのサイズ
- 高所にガラスが設置してあるなど、作業台などの足場が必要
上記3つによってもガラスの修理や交換にかかる費用は異なります。網入りガラスの交換にかかる費用相場はおよそ20,000~35,000円となりますが、耐熱強化ガラスへの交換はおよそ30,000~80,000円ほどです。
費用に大きく開きがあるのは、耐熱ガラスの場合だと耐えられる熱の温度が高くなればなるほど費用も上がるからです。正確な費用を知るためには見積りを事前に出すことが必要となります。
弊社は、見積りのみを算出することも可能です。網入りガラスの熱割れを防ぐために今とは異なる種類のガラスに交換したい場合や、交換にかかる費用を知りたいという方は、ぜひ弊社のコールセンターまでご相談ください。
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