窓のサッシ掃除はスポンジで解決!汚れの原因や注意点をすべて解説!

窓のサッシ掃除はスポンジで解決!汚れの原因や注意点をすべて解説!

家の命運をかけた“サッシ掃除”。人生で何度か訪れるこの試練に、今あなたは歩みを進めようというのですね。窓のサッシはゴミやホコリ、土やカビなどがたまりやすい場所の代名詞です。キレイ好きな人であっても、ついつい見過ごしてしまうことあるでしょう。

あまり目が付かないサッシの掃除こそ、実は気にかけたほうがよいのです。おそらくサッシの掃除にまで気が回るあなたの家は、ピカピカにキレイでしょう。その最後の試練が、サッシ掃除ではないでしょうか?そのお手伝い、当コラムが万全にさせていただきます。

窓のサッシが汚れる原因から、適切な対処方法、具体的なサッシの掃除方法までを徹底的に解説していきます。この記事を最後までお読みいただければ、あなたのサッシ掃除の知識は万全といえるでしょう。ぜひ掃除を始める前の参考として、最後までご覧ください。

窓のサッシが汚れる原因はカビ!?

窓のサッシはゴミやホコリ、土などの汚れがたまりやすい場所であることは事実です。その中でもひときわ脚光を浴びる存在は“カビ”でしょう。サッシはもちろん、ゴムパッキンなどにも増殖するカビは、適切に対処をしないと、非常に厄介なことになります。

なぜ窓のサッシにカビができるの?

 

家の中でも、窓は湿気がたまりやすい場所といえます。その理由は部屋の中の暖かい空気が、窓際に近づくと急激に冷やされるから。冷えた空気は水滴となって窓に付着、結露となって湿度を上昇させます。その結果として、カビが大量に増殖することになるのです。

カビが増殖を始めるときの湿度は約60%以上からです。80%以上にもなるとかなり危険な状況にあるといえるでしょう。加えて、室内はカビにとっても最適な温度帯です。湿度と温度を兼ね備えた窓周りはカビにとっての楽園。増殖してしまうのも、もっともでしょう。

カビの掃除は、重曹とクエン酸が効果的!

サッシにはびこる多くのカビ、その存在はできれば放置しておきたくないところでしょう。カビは放置をすると、多くの健康被害をもたらします。除去をするには重曹とクエン酸を用いるのがもっとも手軽、かつ容易にできる方法のひとつといえるでしょう。

まず、水100mlとクエン酸小さじ1/2をスプレーボトルに混ぜ込みます。その“クエン酸スプレー”をカビに直接噴射、その上から重曹を振りかけます。泡が出ますがそのままで大丈夫です。30分ほど放置をしたら、水拭きと乾拭きをして、しっかりと乾燥させてください。

【基本的編】サッシお掃除4ステップ

【基本的編】サッシお掃除4ステップ

さて、前章では非常に厄介な、窓に増殖するカビの対処方法を見てきました。この章では窓のサッシ掃除の方法を見ていきましょう。この記事の本題ともいえます。準備するものと、それぞれの手順を確認し、これから始めるサッシ掃除の用意を整えてみてください。

準備するもの

  • 歯ブラシ
  • 布切れ、もしくはティッシュペーパー

【ステップ1】窓と網戸を外す

まず、窓と網戸をサッシから外していきましょう。方法がわからないときは、説明書を参照してみてください。また、窓と網戸を外すのは結構な重労働となります。とくに戻すときは持ち上げる必要もあるので、2人でおこなうのが確実といえるでしょう。

とはいえ、窓や網戸は必ずしも外さなければいけないわけではありません。大切なのは無理をしないことです。外したほうが掃除の完成度は高くなりますが、絶対条件ではないことは覚えておいてください。時間があれば併せて窓の掃除をしてしまうのもよいでしょう。

【ステップ2】乾いたブラシでホコリを取り除く

サッシの掃除でやりがちな間違いが、“いきなり水を使用してしまうこと”です。固まったゴミには水分が効果的ですが、比較的軽いゴミやホコリは、乾燥した状態のほうが圧倒的に処理がラクです。まずはブラシやつまようじを用いて、ゴミやホコリを除去しましょう。

固くこびりついてしまったゴミやホコリがあれば、少し水をかけてふやかすようにしてください。また、最近では100円ショップなどで小さなブラシが販売されています。作業がとてもはかどるので、余裕があれば用意しておくのもアリでしょう。

【ステップ3】水のついたブラシで残った汚れを取り除く

大まかにゴミやホコリを取り除いたら、ここから本格的な掃除の始まりです。使用するのは基本的に水と歯ブラシ。サッシの汚れの多くは土などの汚れのため、洗剤なしの水だけでも十分な効果が見込めます。水を少量ずつまいて、こまめに歯ブラシでこすりましょう。

非常に手ごわい汚れや、油汚れが見受けられる場合は、洗剤を用いるのもよいでしょう。しかし、あまりに多い洗剤は処理が大変になるので、控えたほうが無難ともいえます。

【ステップ4】水で流して拭き取る

サッシ全体の掃除が終了したら、水を少しづつ流してすすいでいきます。一気に流さないのは、サッシから水が溢れて大洪水を引き起こさないようにするための配慮です。すすぎが終了したら、乾いた布を使ってサッシを拭き上げましょう。乾かしたら掃除は終了です。

サッシの掃除は、基本的に上記の手順に沿っておこなっていきます。準備するものも少ないため、掃除をすることも難しくはないでしょう。とはいえ、じつはこの方法以外にも、画期的な秘密の方法があります。その全貌を(ぜんぼう)を、次章で解説していきます。

【簡単ラクチン】サッシ掃除はスポンジを使えばあっという間に解決!

“サッシ掃除をラクにやりたい”、そんな全人類の望みを叶えてくれる魔法のアイテムが“スポンジ”です。それも特殊なものは必要なく、一般的なスポンジで十分に通用します。

スポンジを用意したら、まずは切り込みを縦横に入れていきます。見事にカットしたマンゴーの姿を、見たことがあるでしょうか?切り込みは、あの偉大な姿に似ています。切り込みを入れたスポンジと、水をためたバケツ、そして乾拭き用の雑巾を用意しましょう。

この後の手順に難しいものはありません。サッシにスポンジを当てながら、全体を掃除していくだけです。切り込みがサッシの形状にはまるため、スイスイと作業を進めることができるでしょう。時折バケツにためた水で、スポンジの汚れを落としてあげてください。

全体を掃除することができたら、最後に雑巾で乾拭きをして作業は終了です。重要なのは、切り込みを入れたスポンジを用意することです。スポンジはまさしく、サッシ掃除界のプリンスといえるでしょう。どんな状況もこのスポンジがあれば、おそるるに足らずです。

【番外編】スポンジ以外にもオススメしたい!4種類のサッシ掃除アイテム!

【番外編】スポンジ以外にもオススメしたい!4種類のサッシ掃除アイテム!

サッシ掃除界には、スポンジだけに王者は譲れない……と、さまざまなアイテムたちが登場してきています。ここではその中から人気を集める4種類のアイテムを紹介。どのアイテムも素通りは厳禁です。サッシ掃除を快適な作業へと、生まれ変わらせてくれますよ。

ペットボトル

ペットボトルに装着する、俗にいう“アタッチメント”がこちらです。ペットボトルの先端に付けるタイプのブラシや、加圧式のスプレーなど、さまざまな種類のアイテムが揃っています。基盤はペットボトルで使用しやすいため、手軽に購入することもできるでしょう。

木工用ボンド

サッシの隅にこびりついた固く頑固な汚れ。その除去には木工用ボンドが、非常にお役に立つでしょう。汚れの上から木工用ボンドを乗せてしばらく放置、ボンドを固めます。ボンドが固まったら、そのままはがしてゴミ箱へ。なんとも手軽な方法といえますね。

重曹

サッシの掃除で重曹を用いるのは、カビに対処するときです。使用するのは重曹とクエン酸。このふたつを1:1の割合で混ぜましょう。混ぜたペーストをカビの上に直接乗せ、そこに霧吹きで水を吹きかけます。30分ほど放置したら布などで拭き取って、掃除終了です。

片栗粉

片栗粉を使用するのは重曹と同様に、カビの対処をするときです。こちらは塩素系の漂白剤を使用する方法で、より頑固なカビを除去したいときに選ぶ方法といえるでしょう。用意するものは“大さじ1杯の片栗粉”と“同量の塩素系漂白剤”、それに紙コップです。

ふたつの材料を紙コップに投入、混ぜてペースト状にします。作成したペーストをカビの上に置き、5分ほど放置しましょう。時間が経過したら、雑巾などでキレイに拭き取ります。片栗粉と塩素系漂白剤が根元まで浸透し、カビを根本から除去することができるでしょう。

上記の4点はサッシ掃除においては“救世主”とも呼ぶべき存在です。効果的に使用すれば、窓サッシの掃除を快適に、かつスムーズに進めることができるでしょう。とくに入手が難しいものもないので、ぜひとも活用してみてください。劇的に、お役に立ちますよ。

窓のサッシを掃除するならココに気をつけて!

窓のサッシ掃除は、方法によっては注意するべき点がいくつかあります。これらの注意点を知らずに始めてしまうと、困った事態になる可能性もあります。ここでは3つの注意点を解説、先に読んで内容を覚えておき、快適にサッシ掃除を進めてみてください。

無理をしない

主に窓や網戸を取り外す段階において、無理は禁物です。ときに重たいものもある窓や網戸、無理をして外してしまうと、腰などを痛めてしまうことも考えられます。どうしても外したいときは、一人で作業をおこなうのではなく、二人でおこなうようにしましょう。

窓と網戸の説明書を確認する

窓と網戸を外すことと、再びつけることはいわば別問題です。取り付けるときに困ってしまうこともあるでしょう。不要なトラブルを解消するためには、事前に説明書などを読み込んでおき、適切に対処ができるように、知識を準備しておくことが必要でしょう。

洗剤を放置しない

たとえば、塩素系漂白剤を使用して掃除をおこなったときなどに該当します。短時間で効果が望めるものは、それだけ強力な成分が含まれています。長時間の放置は控えましょう。思わぬところで、サッシやゴムパッキンの劣化につながってしまいます。

頑固な汚れはプロの掃除が一番?もしかすると交換のタイミングかも!

サッシの掃除やゴムパッキンの清掃など、窓周りのメンテナンスは意外と後回しにしてしまいがちです。もし、自分で掃除をするのが面倒と感じるようであれば、ハウスクリーニングなどの業者に、掃除依頼をするのもよいでしょう。徹底的にキレイにしてくれます。

また、それでもなかなかキレイにならない、もしくは家を建ててから長いあいだ、窓やサッシの新調をしていないという人は、この機会に新しくするのもよいでしょう。頑固な汚れやカビは、徹底的に掃除をしても、除去しきれないことが多々あります。

もし、窓サッシの新調を検討するのであれば、“相見積り”をとることが、非常にお役に立つでしょう。相見積りとはいくつかの業者へ見積りを依頼し、その内容を比較する、というものです。最安値で作業をおこなってくれる業者や、費用相場を知ることも可能ですよ。

まとめ

なかなか手が出ない窓サッシの掃除、今回の記事を参考に、ぜひとも始めてみてください。サッシの積み重なったゴミやホコリはもちろんのこと、目にするのも嫌なカビなども、キレイに除去することができるでしょう。事前準備をしっかりとして、掃除に挑みましょう。

窓のサッシを掃除する方法は、基本的には窓を外してゴミやホコリを除き、水拭きをして乾かす、というものです。使用するのは使い古した歯ブラシや布切れでも十分でしょう。もし、スポンジが手元にあれば、作業が圧倒的にはかどるので、使用をオススメします。

サッシ掃除で窓や網戸を外すときは、無理はしないように、可能であれば二人でおこなうのがベストでしょう。面倒と感じるのであれば、掃除、もしくはサッシ交換をしてしまうのもアリかもしれません。窓周りをキレイにして、快適な住環境を手に入れてくださいね。

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