結露の予防ってできる?日常の困った!を助けるお助け隊が今日もゆく

結露の予防ってできる?日常の困った!を助けるお助け隊が今日もゆく

冬場に暖房をつけるようになると、窓に付く結露って困りますね。結露を予防しないと家におそろしいことが起きるのです。「水浸しになるだけでしょ?」「そのうち乾くでしょ」いいえ、違うんです。

部屋を暖かくし、美容と健康に気を付けてるあなたの家も大変なことになるかもしれないのです。結露をそのままにしておくと、家の中の見えないところに結露が付きます。そして、アレルギーの原因であるカビ・ダニの発生をまねいたり、家を腐らせシロアリの済みかにしたり、とにかく怖いです!

安易に市販のグッズだけに頼らない、本気の結露予防対策をご紹介します。

結露はなぜできるの?

冬の寒い日に、家でホカホカの暖房を入れているとき、外気に触れている窓の内側に水滴がついているのはご覧になったことがありますよね?あの水滴が結露です。結露ができる原因を懐かしい理科の授業を思い出しながらご紹介します。

私たちのまわりにある空気には水が気体になった水蒸気が含まれています。一定の体積あたりの空気が抱え込める水蒸気の量は、温度によって決まっているのです。それを、飽和水蒸気量と呼びます。気体の水蒸気を抱え込める飽和水蒸気量を、超える量の水蒸気は液体の水になります。

例えば、気温が25度の空気1立方メートルが抱え込める水蒸気の最大量は23.1gです。気温15度の空気1立方メートルが抱え込め水蒸気の最大量は12.8gになります。

これは空気1立方メートルの話です。あなたの家にはもっとたくさんの空気がありますよね。このような感じで、暖かい空気に含まれる水蒸気が窓際や玄関で外気に冷やされて水になるのが結露なのです。

結露の予防で押さえておきたい3つの基本

結露の予防で押さえておきたい3つの基本

まずは、結露を予防するための基本知識からおさらいします。

換気はとても重要

石油ファンピーターやガスファンヒーターは原料を燃やしてお部屋を暖めます。これもまた理科の授業みたいですが、石油やガスを燃焼することで酸素を使い、二酸化炭素と水を発生させます。

温かさと同時に空気中に水蒸気が増えていきます。さらに喉やお肌に優しくしようと加湿器を使っていたりすると、どんどん空気中に水蒸気が増えます。

そして、水蒸気が窓際で冷やされて結露を発生させるのです。さらに、空気中に酸素が足りない状態でファンヒーターやストーブを使うと、燃焼する際に一酸化炭素が発生するのでとても危険です。

せっかく部屋が暖かくなったのに窓を開けるとまた冷気が入って寒くなるから損した気分!と思っている方、残念ながら危険を伴います。まめに換気しましょう。

除湿でカラッとさせる

除湿をし、空気中の水蒸気を少なくすれば結露を防ぐことができます。除湿器を置くのが効果的です。加湿器は持っているけど除湿器を持っている方は少ないかもしれませんね。加湿は美容や健康によいけれど、乾燥させるのは体に悪いと思っている方もいらっしゃいますよね。

じつは違います。後ほど説明しますが結露が発生したまま放置すると、カビやダニ、シロアリなどの被害も起きるので加湿だけではなく除湿も美容や健康のために大切なのです。

簡単に置くだけで空気中の水分を吸い取るアイテムもホームセンターやドラッグストアなどで販売されています。

「除湿するため」ではないのですが、窓際に水蒸気を増やさないためにも、観葉植物は窓際に置かないようにしましょう。

外と中の温度差に注意

気温が高いほど飽和水蒸気量が多く、気温が低いほど飽和水蒸気量が少ないです。

つまり、たくさん水蒸気を含んだ高温の空気が低温に冷やされると、たくさんの水蒸気が空気中に存在できなくなり結露になるのです。その差が大きいほど、結露の量が多くなるというわけです。

結露予防に期待できるグッズをご紹介

結露対策のいろいろなグッズが販売されています。グッズには、結露の発生を抑えるものや結露を吸収するものがあります。状況に合わせてグッズを選んでみて下さい。

結露防止シート

窓にシートを貼り付けて、外からの冷たさを窓の内側に伝わりにくくします。窓際にある空気が冷やされるのを緩和するので、窓に結露が付きにくくなります。

結露防止スプレー

スプレーで吹きかける液体にシリコンポリマーや界面活性剤などの成分が入っています。その成分が水をはじくので、窓に水玉が付きにくくなるというものです。

テープ

テープに給水用のスポンジがついているものです。結露が発生すると、出た水分をスポンジが吸収します。結露の発生を防ぐわけではないので、こまめに取り換える必要があります。

プチプチ包装材

衝撃を吸収するために使われる包装材でビニールの間に丸い空気が入っています。プチプチ包装材を窓ガラスなどに貼って使います。

窓ガラスと部屋の空気との間にプチプチの丸く空気の入った層があることで、直接ガラスに空気が触れないため、結露が発生しにくくなるというものです。

しかし、プチプチしない部分は2枚のビニールが合わさってるだけなので、その部分は断熱効果が少ないです。窓に貼り付けると、空気がない部分に水滴がたまってカビが発生するかもしれません。注意して使いましょう。

高い効果!本格的な結露の予防策

高い効果!本格的な結露の予防策

前章では簡単な予防策を解説してきました。この章では、より詳しく効果的な予防策をご紹介します。

結露対策の窓用ヒーターを設置

ベランダの窓など、大きな窓があるところの窓際、床のサッシがある横に置くスティック状のヒーターです。ファンヒーターのように風が出るわけではないので静かです。

窓際の下方を暖めることで上昇気流を生み出し、窓を暖めます。温まった窓は外からの冷気を家の中に伝えなくなるため、窓の中と外の温度差を少なくします。

窓用ヒーターから上に上がる空気が、水蒸気を含んだ暖かい部屋の空気と窓の間に空気の層を作るため、室内のエアコンやストーブなどの暖房効率がよくなります。

あくまで窓を温めるために使う家電なので、部屋のエアコンを使わなくても暖かくなるわけではありません。購入費用と電気代がかかりますが、窓に結露がつきにくくなります。

二重窓や二重サッシに交換する

二重窓や二重サッシにすると、窓と窓、サッシとサッシの間に空気の層ができます。熱が外に逃げにくく、冷たい冷気が家の中に伝わりにくくなるという仕組みです。北海道や東北などの寒冷地で多く採用されています。

外気温、窓ガラスと窓ガラスにある空気温、部屋の中の気温、というように温度差を少なくすることで結露を発生しにくくします。

除湿器やサーキュレーターを使用

除湿器を使うことで空気中の水蒸気量が少なくなれば、結露が発生しにくくなります。サーキュレーターを使うことで空気が循環し、一か所の空気が冷やされて、結露が発生することが抑えられます。

これは購入費用と電気代はかかりますが、結露が発生する原因の根本的な原因を防がるので、かなり有効でしょう。

お掃除しながら結露予防もできちゃうワザ1とは?

窓のお掃除を兼ねて、窓に結露を発生しにくくする方法をご紹介します。

準備するもの

食器用洗剤大さじ1杯、コップ1杯の水、洗面器、スポンジ、ビニール手袋を用意しましょう。

手順

洗面器に洗剤と水を入れて、スポンジで汚れを取りながらお掃除をして下さい。健康と美容の意識が高い方は、手荒れ防止のためにビニール手袋をして行いましょう。

食器用洗剤に含まれる界面活性剤が汚れを落とします。そして、界面活性剤の膜を作るので、結露の水滴がつきにくくなります。効果は1週間程度で薄れてくるので1週間に1度のお掃除がオススメです。

お掃除しながら結露予防もできちゃうワザ2とは?

もうひとつ、お手軽で楽チンな方法があります。

準備するもの

読み終わってしまった新聞紙を用意しましょう。

手順

窓ガラスに新聞紙を貼ります。新聞紙が窓ガラスについた結露を吸い込んでくれます。水分を吸った新聞紙で窓ガラスやサッシを拭き掃除して、そのまま捨ててしまいましょう。この方法は一番コストパフォーマンスがいいです。

結露ができたらとにかくふき取ることが一番!

結露ができたら、水出しそのまま放っておけば乾くでしょう、ただの水だし。そう思ってる方も多いかもしれません。

空気中に存在できなくなった水蒸気なので、こまめにふき取りをしましょう。再び乾いたとしても空気中に水蒸気となり、再び結露が発生します。

見えないところで結露するよりは、窓ガラスで結露を発生させてふき取った方がいいです。とにかくふき取って換気しましょう。

結露用のワイパーもアリ

ゴムへらのようなワイパーは、窓に付いた結露を集めて取ってくれます。ちり取りのような形状で先に付いたワイパーが水をかき取り、ちり取りの取っ手のような部分に集まります。

取っ手の部分には、ペットボトルを取り付けることができ、水がたまってきたときは、そこから水を捨てることができます。結露を拭くために、何枚も乾いたタオルを用意しなくても済みますね。

結露を放置するとどうなる?

結露はただの水だから、と放置するとたくさんの怖いことが起きます。窓ガラスに結露が発生したまま放っておくと、窓以外のまわりの部分、サッシや壁に水分が悪影響を与えます。押し入れの壁、お風呂場の壁、玄関のドアなどは放っておくと、すき間から壁の内部に結露がしみこんでいきます。

窓や玄関のドアなど、結露しないように対策をして結露しないようにしても冷たい床の下、壁の内側などに結露してしまうことがあります。これを内部結露と言います。

このように放置されてしまった結露でどのような悪影響が起きるのでしょうか。

サビ

さびやすい鉄などの金属を放置すると、鉄などさびやすい金属はさびて赤茶色になってしまいます。美しくないだけでなくボロボロになり、破損に繋がります。

窓ガラスについた水滴が、ガラスの周りからサッシの中に入りサビを発生させます。サッシがさびると鉄のワイヤーを使った強化ガラスを使っている場合、ガラスの中のワイヤーまでさびて突然割れる危険があります。

窓ガラスだけではなく、家のあちこちに金属はあるはずです。気を付けて下さいね。

カビ

結露した窓ガラスのサッシ、お風呂場の壁など、じめじめ結露が発生したまま放置するとカビが発生します。

カビは黒くなって美しくないだけではありません。カビ菌が目には見えませんが胞子を巻きます。それが喘息を引き起こしたり、アレルギーの原因になったり、肺炎を起こしたりする原因になります。

お風呂場や押し入れの奥が臭くなっていないでしょうか?カビは表面だけでなく壁の奥へ奥へと進行していきます。早めに対策をしましょう。

ダニ

ダニはじめじめしたところを好みます。そして、同じくじめじめしたところを好むカビをエサにしています。押し入れの奥に結露したまま放っておくと、じめじめした布団があるところにダニが発生します。

人間はダニに刺されると激しいかゆみと炎症を起こします。ダニは人間を刺す被害を引き起こすだけでなく、アレルギーやアトピー性皮膚炎、喘息を引き起こす要因となっています。

押し入れ以外にも床の下に結露すると、畳がじめじめと湿気てしまい、畳のダニが増殖することになるのです。

腐朽

家を作っている木材が腐って朽ちることを腐朽と言います。結露が発生し、家の内部の壁や木材まで水分が浸透すると、じめじめしたところに木材腐朽菌が発生します。菌が増殖すると、木は段々と腐っていきます。木が腐っていくと床裏などが腐っていきます。

シロアリ

家を作る木材が腐朽したところに発生するのがシロアリです。シロアリは家の見えない壁や屋根や床などの裏側から侵入して、どんどんと家を食いつぶしていくおそろしい害虫です。

まとめ

このコラムでは結露の原因と発生するメカニズムからお伝えしました。結露を簡単に防ぐグッズもありますが、それだけでは不十分なことをご理解いただけましたでしょうか。窓ガラスや玄関のドアに付く水滴を防ぐだけではなく、家全体に結露が発生しないように予防することが必要です。

たかが結露だと思っていると、私たちの健康をむしばまれるだけではなく、大切な家も失うことになるのです。結露防止グッズを上手に使って、こまめに換気をして、しっかり結露をふき取りましょう。結露を防止するために、必要以上に水蒸気を発生させないように、自分で工夫できることを見つけて下さいね。

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