強化ガラスの値段はいくら?交換費用の相場や自分で交換する方法
強化ガラスは、割れにくく飛び散りにくいという性質を持ちます。そのため、小さなお子さまがいるご家庭や台風などの影響を受けやすい地域にお住まいの方など、さまざまな用途で設置されます。
しかし、強化ガラスは窓ガラスとしてよく使われるフロートガラスより、価格は高めの設定となってしまいます。交換を検討する際には、あらかじめ強化ガラスの値段の確認をしておきましょう。
強化ガラスは、厚みや大きさによって費用は大きく変動します。このコラムでは、強化ガラスの値段と交換費用の相場を解説しています。自分で交換したい方に向けてDIYの方法もご紹介していますので、業者に依頼したい方、DIYしたい方それぞれ参考にしてみてください。
目次
強化ガラスの値段と交換したときの費用相場
強化ガラスは、機能性によって値段が異なります。はじめに、そのなかでもよくご家庭で設置されることのある種類の費用相場や、交換する際に知りたい情報を解説していきます。
強化ガラスの値段は大体いくら?
強化ガラスは、ほかのガラスと同じように厚さによって値段が異なります。5ミリメートルから19ミリメートルとさまざまな厚さの強化ガラスがあり、より厚いほど値段が高くなる傾向があるのです。
窓ガラスとして使用される強化ガラスは、基本的に5ミリメートルほどの厚さのものが多いです。この厚さであれば、900ミリメートル×800ミリメートルのサイズの窓ガラスでは、相場は20,000円~30,000円ほどです。同じ大きさでも、厚さが10ミリメートルともなれば、30,000円~40,000円ほどまで相場も値上がりします。
強化ガラスへ交換したときの費用相場
業者にガラス交換を依頼する際には、ガラス代とは別に作業費として、10,000円~15,000円ほどがかかります。さらに、元から設置してあった窓ガラスの処分代や出張費がかかる業者もあります。
ガラスは厚みがあるほど丈夫であるため、より効果的な強化ガラスを設置するには、元のガラスよりも厚みが必要です。もし厚みを変える場合は、窓枠やサッシの交換をすることになり、取り換えの費用相場は100,000円ほどとなります。ただし、窓の大きさによっても費用は異なりますので、具体的な費用が知りたいときには業者に見積りをとってもらいましょう。
強化ガラスへの交換はどれくらい時間かかる?
強化ガラスは特殊なガラスとなり、業者に在庫がなく、取り寄せとなる場合があります。取り寄せの場合には、およそ1週間かかるため、交換を考えている場合にはあらかじめ業者に連絡しておくとスムーズです。
ガラスの設置自体は、サイズの確認ができていれば1時間弱ほどで交換ができます。もしも、ガラスが割れたというケースなどではやく交換がしたいという場合には、複数のガラス業者に在庫の確認をすることや、もしくは交換までガラス業者に応急処置をしてもらうこともできますので、相談してみてください。
窓枠やサッシの交換をする場合には、工事に1日~3日ほどかかります。ただし、状態の確認をして必要な作業を見積もる必要があることから、交換を決めてから最短でも1週間ほどかかることがあります。
ガラス業者に交換を依頼したときの流れ
ガラス交換は、ガラス業者に依頼の連絡をしてからはじまります。近所にいつもお世話になっているガラス屋さんがある場合には、安心して依頼することができます。しかし、引っ越したばかりだったり、知っている業者がいないという状態ですと、新たに探す必要があるでしょう。
業者に依頼したら、次に見積りをしてもらいます。窓ガラスの大きさや適用しているガラスの厚みを把握するためです。
最後に、交換作業に入ります。窓枠をサッシから取り出し、古いガラスを外します。新しく強化ガラスを取り付け、窓枠をサッシに戻してから動きを確認したら完了です。
まれに不具合が見つかると、該当箇所の修理をおこなうこともあります。別途料金がかかる場合があるため、あらかじめ確認しておくとよいでしょう。
強化ガラスの交換は、普通のフロートガラスに交換するのと手順は変わりません。ただし、厚さのある強化ガラスに交換する際には、サッシや窓枠の交換をすることになるため、数日間は作業にすることになります。
強化ガラスは値段が高いですが、普通のフロートガラスとは一体どんな違いがあるのか、次の項目でお答えしています。強化ガラスへの交換を迷っているかたは参考にしてください。
どこの業者に依頼すればいいのか分からないというときには、ガラス修理お助け隊にお任せください。お電話相談の内容からお客様に適したガラス業者をご紹介できます。ガラスのことでお困りごとがありましたら、24時間365日電話相談を受け付けていますので、お気軽にご連絡ください。
強化ガラスの特徴と交換するメリット
強化ガラスは、一般的に窓ガラスに使われる透明なフロートガラスと比べたら2倍近く値段が異なります。高価な強化ガラスの特徴やメリットについてまとめましたので、強化ガラスにしようかお悩みの方は検討してみてくださいね。
強化ガラスとは
強化ガラスは、窓ガラスだけでなく、グラスなどの食器類や車のフロントガラスによく使用されているガラスです。窓ガラスとしてよく使用されるフロートガラスに熱処理と冷却処理をすることで、約3~5倍ほどまで強度を上げています。
強化ガラスはその強度から見た目が気になることかと思いますが、通常のガラスとの見分けがつけられないほど自然です。衝撃に強いだけでなく、熱にも強いことから耐熱食器などにもこの強化ガラスが使われることがあります。
強化ガラスに交換するメリット
強化ガラスは、ガラス面をハンマーでたたいてもなかなか割れません。何かがガラスに飛んできたり、ガラスにぶつかったりしても割れにくいです。そのため、お子さまがおもちゃを投げたり、走りまわっても、普通のフロートガラスを設置するより安全に過ごすことが期待できます。
普通のガラスとの割れ方の違い
通常のガラスであれば、大小さまざまなサイズの破片が飛び散り、鋭利な切り口でケガをするおそれがあります。しかし、強化ガラスが割れたときには、細かく粉状に砕け散ることから、たとえ割れてしまったとしても安全な割れ方をするため、ケガのリスクが低いです。
小さなお子様のいるご家庭や、台風などの影響を受けやすい地域にお住まいの場合には、強化ガラスを窓に使用すると割れにくく、さらにケガを防ぐこともできるのです。
強化ガラスがよく使用されている場所
強化ガラスは、一番身近なものでいうと食器です。皿やフライパンのフタとしてよく使われています。車のフロントガラスも車の運転中に飛来物にも耐えられるように、強化ガラスが使用されています。
家の窓でいえば、窓、高窓、出窓によく強化ガラスが使用されます。天窓や高窓、出窓は雨風や雪の影響を受けやすいです。通常の窓にはシャッターや雨戸が付いていることが多いですが、これらの窓には設置されていないことが多いため、割れてしまうと大変危険です。しかし、強化ガラスであれば鋭利な破片が落ちてくるということがないため、安全です。
また、お子さんがいるご家庭の場合には、リビングや子ども部屋などを強化ガラスに交換することもあります。万が一割れてしまったとしても、粒子状であるため、お子様のケガを防ぐことができるのです。
強化ガラスに交換したいというときには、弊社にお任せください。全国にある加盟店から、お客様にあうお近くのガラス業者をご紹介できます。ガラス修理お助け隊では、最短10分で現場に駆け付けることも可能ですので、お気軽にご連絡ください。
強化ガラスを自分で交換することはできる?
強化ガラスの設置は、より効果的に使用するためにガラス業者に取り付けてもらうことをおすすめします。しかし、費用を抑えたいという方に向けて設置方法をご紹介しましょう。
強化ガラスの購入先
強化ガラスはガラス屋さんやガラスメーカー、インターネット通販のガラス専門店から購入することができます。自分で設置するために購入する際には、ガラスの大きさを正確に採寸してください。
採寸するときには、内寸という「サッシの内側のガラスの長さ」を測り、さらに約12ミリメートル足すと設置されているガラスの大きさになるといいます。より正確にガラスのサイズを把握するには、サッシを外し、ゴムパッキンのついた状態からガラスの実寸を測ります。
自分でガラスを交換する方法
強化ガラスをDIYで交換する手順を紹介します。強化ガラスは、種類によって厚みのあるものがありますが、元から設置していたフロートガラスと厚さが異なる場合には、取り付けられないことがあります。サッシの交換をしない場合には、設置していたガラスに近い厚さのものを取り付けましょう。
1.ガラスのサイズを測り、強化ガラスを買う
正確なガラスのサイズを測り、ガラス屋や通販などにより強化ガラスを手に入れましょう。
2.サッシから取り外す
サッシから窓枠を取り外し、窓枠のビスを外してガラスと枠を分けます。
3.強化ガラスにグレチャンを付ける
強化ガラスのまわりに、グレチャンとよばれるゴムパッキンを取り付けます。元のガラスが古い場合にはグレチャンが劣化していたり、汚れていたりする場合があるため、グレチャンも新調しましょう。
4.枠に強化ガラスを取り付ける
グレチャンを取り付けた強化ガラスを窓枠に取り付けます。ビスを締めて、外れないか確認してください。
5.サッシに戻す
サッシに戻し、スムーズに動くのか、ガラスが外れないのか確認したら完了です。
強化ガラスを交換するときの注意点
強化ガラスを交換するには、窓枠が適応していないと取り付けることができません。窓枠の対応する厚みの強化ガラスを取り付けるようにしてください。
強化ガラスは、振動や衝撃があると全体が粉砕してしまいます。作業中に壁に立てかけただけで割れてしまったり、窓枠に適切に固定されたりしていないとサッシで動かしただけで割れてしまうことがあるため、取り扱いには注意が必要です。
強化ガラスは、ガラスだけの注文でも高額となってしまうことから、失敗してしまうと大きな損害となってしまうことがあります。自分で作業することに慣れていない方や、取り扱い方法に不安があるという方は、業者に依頼しておくと安心です。
業者に依頼するとしても、取り付け費用が高い業者から、安めの価格設定の業者までさまざまです。費用相場が分からないというときには、無料で現地調査をおこなっている業者に見積りしてもらうことで、相場を知り、信頼できる業者を見つけられやすいです。強化ガラスに交換をお考えでしたら、お気軽に弊社にご相談ください。
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