ガラスの種類はいくつあるの?それぞれの特徴や目的を徹底的に解説
今お家で使われているガラスは、どのようなものを使用されてますか?ガラスは種類によって特徴が異なります。せっかくなら、毎日の生活に合わせたガラスを選びたいですよね。ではそもそも、ガラスにはどのような種類が存在しているのでしょうか。
防犯対策や、強度が高いガラスなどは想像しやすいかと思いますが、実は他にも多機能なガラスが存在するのです。みなさんが理想とするガラスに出会えるよう、それぞれのガラスの特徴や、使用する目的についてお伝えしていきます。
一般的に使用されているガラスの種類
みなさんが普段使用されているガラスに多いものをご紹介します。当たり前のように設置してあると思いますので、どういった機能や特徴があるのかご存知ないかたもいるかもしれません。今一度、家のガラスがどのようなものを使用しているのか、確認してみましょう。
フロート板ガラス
一番多く使用されている、透明のガラスです。大きさや厚みの幅がありますので、あらゆるところで使われています。値段も安価であり、割れてしまってもすぐに交換をしてもらいやすいです。
型板ガラス
家の周りの視線が気になるようなときに使用されるガラスです。片面がざらざらしており、部屋の中などを外から見えづらくしてくれますので、浴室や台所、隣の家と近い場合に取り付けます。
網入りガラス
ガラスの中に金網が入っているガラスです。どのような効果があるのか分からないかたも多いかもしれませんが、このガラスは、防火や飛散防止の効果があります。
すりガラス
片面が白っぽく曇っているおり、不透明なガラスです。最近ではあまり使われることがありません。
強度が高いガラスの種類
せっかくガラスを交換するなら、強度が高いものを選びたいですよね。強度が高いからといって、絶対割れないということはありませんが、普通のガラスと比べてどのような違いがあるのか、気になるかと思います。今回は2種類の強化ガラスについてお伝えしていきます。
強化ガラス
強化ガラスは、普通のガラスに比べて約3倍の耐風圧強度があります。また、普通のフロートガラスは、割れるとき放射線状に割れ、破片が飛び散ってしまいます。しかし、強化ガラスは粉々にわれるので、飛び散りにくく、安全に割れます。
強化ガラスは、透明のものと、半透明なものが存在します。目的に合わせてどちらかを選ぶことができますので、お好きな方を設置してみてはいかかでしょうか。
合わせガラス
合わせガラスとは、複数の板ガラスの間に樹脂などが挟んであるガラスのことをいいます。割れてしまっても、中の樹脂などの中間膜によって、破片が飛び散りにくいといった特徴があります。
この中間膜があることで、飛んできたものが貫通しにくくなりますので、遮音性や安全性が高いといわれています。
防犯に適しているガラスの種類
防犯対策をしているのでしたら、ガラスも防犯用に交換するのがオススメです。しかし、どのガラスを選べばいいのかわかりませんよね。
強化ガラスは割れにくいといっても、防犯性を考えるとあまり適してはいません。防犯を目的としたガラスには、何が適しているのでしょうか。2種類のオススメしたいガラスをお伝えします。
合わせガラス
合わせガラスは、フロートガラスの中に中間膜を挟むことで、ものが貫通しにくいとお伝えしました。その分ガラスが割れにくいので、防犯性能が高いといえます。さらに、中間膜をより厚くすることができるので、防犯性能を格段に上げることが可能です。
合わせ複層ガラス
複層ガラスに合わせガラスを使用したガラスの事をいいます。合わせガラスは片側や両面に張り付けられており、断熱性にも優れています。中間膜を厚くした合わせガラスを使用すれば、さらに割れにくくなります。
その他の高性能ガラス
ここまで、透けにくいガラスや、衝撃に強いガラス、防犯を目的としたガラスなど、さまざまなガラスをお伝えしてきました。
しかし、その他にも機能性の高いガラスが存在します。今回は2種類ご紹介しようと思いますので、ガラス交換を検討されているかたは、参考にしてみてください。
複層ガラス
複数のガラスの中に、乾燥空気を閉じ込めたガラスの事をいいます。高い保温効果で、室内を快適な状態へと導いてくれます。使用するガラスの種類は選べますので、防犯面を考えたガラスや、安全性が高いガラスなどを組み合わせることができます。
真空ガラス
2枚のガラスの間に、真空層を閉じ込めたガラスの事をいいます。一枚ガラスの約4倍の断熱性能があり、複数ガラスより薄く作ることができますので、リフォームの際にも使いやすいです。
生活の状態に合わせて使用したいガラス
普段の生活の中で、「こんな効果があるガラスがあったらいいな…」と思うことがあるかと思います。ここでは、みなさんの生活の中をより良いものにできるようなガラスをいくつかお伝えしていこうと思います。
冬にオススメなガラス
寒い冬は、とにかく部屋の暖かい空気を逃したくないですよね。そのような場面では、断熱ガラスを使用するのがオススメです。
断熱層ガラスの中にある空気が、冷気による影響を軽くしてくれます。また、真空ガラスも同じような効果が期待されますが、値段が少し高めです。
夏にオススメなガラス
夏は冬とは逆に、部屋の中にこもる熱を外に出したいですよね。その場合は、Low-eガラスがオススメです。Low-e膜は、太陽による熱の影響を軽減する効果がありますので、部屋に熱がこもりにくくなります。
防音対策用のガラス
家の近くに大きな公園があったり、施設があったりすると、外のガヤガヤした音が気になりますよね。そんなときは、真空ガラスや、防音合わせガラスを使用してみてください。厚みによって防音機能が変わりますので、選ぶ際は気を付けましょう。
周りの視線を遮るガラス
隣の家が近かったり、人通りが多くて部屋の中を見られたくなかったりする場合は、型板ガラスがオススメです。
型板ガラスだけでは、断熱効果が得られないと不安な人は、複層ガラスの片側を型板ガラスにすることも可能ですので、ぜひ依頼をしてみてください。
ガラス交換や修理にかかる費用は?
自分の家に合うガラスの種類が分かったら、さっそく交換してもらいたいですよね。しかし、気になるのは費用ではないでしょうか?ガラスの交換や修理をおこなう際にかかる金額や、依頼をする業者の選びかたについてお伝えしていきます。
費用について
ガラス交換にかかる費用は、当然ガラスの種類によって異なります。組み合わせることができるガラスも存在しますので、まずはご希望のガラスにかかる値段を業者に聞いてみましょう。
しかし、値段は業者によって変わってきます。「なんとなくよさそうだから」で選んでしまいますと、後からもっと安く作業をしてくれる業者がいたことに気付き後悔する。なんてことになるかもしれませんので気を付けましょう。
失敗しない業者の選び方
業者を選ぶときは、現場見積りをしてくれるところを選びましょう。電話だけで料金を確定されてしまいますと、後から追加料金がかかることもあるかもしれません。
また、相談の際に親身に聞いてくれる業者がよいでしょう。話をあまり聞いてくれないと、自分の叶えたい希望と違うものを提案されてしまう恐れがあります。
まとめ
ガラスの種類はたくさんありますが、自分の家ではどのガラスが一番合うのか、探すことはできたでしょうか。お家の環境をより良いものにするためにも、防犯性の高いガラスや、強度の強いガラス、断熱性に特化したガラスなど、生活に合ったガラスに交換をしてみましょう。
また、値段はガラスの種類や大きさによって変わります。依頼をする際は、必ず現場見積りをしてくれるところを選びましょう。
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