聞き慣れないグレチャンとは?ビートとの違いと交換時期を徹底解説

聞き慣れないグレチャンとは?ビートとの違いと交換時期を徹底解説

「グレチャン」や「ビート」という単語は普段からあまりなじみのある言葉ではなく、何の名前なのか知らない人も多いかと思います。

この「グレチャン」「ビート」とは、窓ガラスをサッシにしっかりと固定するゴム状のパーツのことをいいます。いわれてみると、どのような形状のものかは頭の中で想像はできますが、名前を知らなかったという方が多いのではないでしょうか。

このグレチャンやビートはゴム製品ですので、しだいに劣化していきます。そうなれば当然修理や取り換えが必要になってきます。そんなとき、どうしたらよいのでしょうか。そのグレチャンやビートについて解説していきます。

グレチャンってなに?ビートとの違いはガラス固定の仕方にあり

「グレチャン」「ビート」とは、どちらも窓のガラスをサッシに固定するためのゴム状のパーツのことをいいます。そのゴムのパッキンの種類には、グレチャンとビートの2種類がありますが、その仕組みには、それぞれ違いがあります。

グレチャンの仕組み

グレチャンとは、「グレイジングチャンネル」の略で、ガラス屋さんなどの知識のある人は「グレチャン」と呼ぶことがあります。グレチャンの形状は、ガラス板を包み込むような形をしており、さまざまな厚みのガラス板に合わせられるように、いろんなサイズがあります。

グレチャンは、ガラス板の端にぐるっと這わせ、サッシにはめ込んでガラス板をはめ込む仕組みになっています。

そのため、ガラスはしっかりと固定され、取れにくいといったメリットはあります。しかし、ガラスを交換するときや、グレチャンが傷んでしまって交換するときは、一度ガラスからサッシを取り外すといった手間がかかってしまいます。

ビートの仕組み

ビートとは、「グレイジングビート」の略で、ビートと略されることがしばしばです。ビートの形状は、グレチャンと異なり、内側と外側で2つに分かれています。

先にガラス板をサッシにはめこみ、両側からサッシのすき間に押し込むように取り付けて、ガラス板を固定する仕組みになっています。 そのため、取り付けは簡単で、ビートを交換するときもガラスをサッシから取り外す必要はありません。しかし、ビートが古くなり、傷んでくると端の方から浮き上がってきてガラスの固定が不安定になってしまいます。

このように、グレチャンとビートではそれぞれメリット・デメリットがあるので、ご自宅の窓にあったものを選びましょう。

グレチャン・ビートはカビが生えやすい!家でできるお掃除方法

グレチャン・ビートはカビが生えやすい!家でできるお掃除方法

家の窓のふちを一度見てみてください。よく見ると汚れていたり、黒い斑点がついていたりしませんか?

窓のふちは、普段のお掃除では見落としがちだったり、面倒でそのままにしてしまいがちです。いざ、頑張ってお掃除しても汚れは取れても黒い斑点は落としきれません。この黒い斑点の正体は何なのでしょうか?また、きれいにすることはできるのでしょうか?

なぜカビが生えてしまうの?

この黒い斑点の正体は、「カビ」です。なぜ、こんなところにカビが生えてしまうかというと、窓の結露(けつろ)が原因なのです。

カビは、あたたかく、湿度の多いジメジメしたところが大好きです。日本だと、ジメジメと湿気の多い梅雨や、家の中はあたたかく、外は寒いという気温の差が起こりやすい冬の時期に、カビは大量発生します。

グレチャン・ビートにカビが生えやすいのは、この冬の時期とされています。カビが発生する条件には「栄養分」「水分」「温度」「酸素」「時間」の5つが必要だとされています。

グレチャンやビートは、カビにとっての栄養分になり、窓ガラスが結露によって、水分が生まれます。また、部屋の温度は、エアコンなどの暖房器具を利用したときに、20~30度といったカビがもっとも発生しやすい温度となります。窓周辺の酸素をなくすことは難しく、掃除もせず、放置しているとカビの宝庫となってしまいます。

カビを発生させないためには、この条件が満たされないように未然に防ぐ必要があります。

キレイさっぱりカビを消し去る方法

すでにできてしまっていているカビは、キレイに消し去る必要があります。このカビを退治する方法を解説していきます。

カビ退治で大切なことは、「汚れをしっかり落とす」ことと、「カビ菌を殺す」ことです。この両方が完成してはじめて、カビ退治が完了するのです。

まず、カビ退治に必要なものを準備します。

  • 濡れたぞうきん
  • 乾いたぞうきん
  • ゴム手袋
  • マスク
  • メガネ(またはゴーグル)
  • 住宅用中性洗剤

カビ退治には、自分もしっかりと身を守ることが大切です。カビや洗剤が目や口に入らないように、マスクやメガネ、ゴーグルをつけ、手は洗剤で荒れてしまう可能性があるので、ゴム手袋を必ずつけてから行いましょう。

準備ができたら、まず、濡れたぞうきんで汚れをふき取り、乾いたぞうきんで水分をふき取ります。これで汚れやカビがキレイになれば大丈夫です。

しかし、それだけでは落ちないカビ汚れには住宅用中性洗剤を使いましょう。台所用の食器用洗剤を薄めて代用してもかまいません。

スプレーヤーを使い、カビに洗剤をかけ、5分ほど置いてから同じようにぞうきんでふき取れば、先ほどの方法では取れなかったカビまでキレイにすることができます。

このように、カビをキレイさっぱり消し去ったら、あとはカビが発生しないようにしっかり予防をしましょう。

劣化した状態は危険!タイミングを見計らってグレチャン交換しよう

このグレチャンやビートには寿命があります。年数がたってくるとゴムがだんだんと硬くなり、窓ガラスがガタガタと動くようになってしまいます。この状態では地震などの大きな揺れや小さな振動によって窓ガラスが外れてしまう可能性もあります。

グレチャンやビートに亀裂が入っていたり、端の方から浮いてきたりしているのを見つけたら、交換のサインです。早めに対処するようにしましょう。

10年以上交換していないとき

グレチャンやビートは、10年くらいが寿命だといわれています。たとえ交換のサインがなくても、交換することをおすすめします。また、手入れが行き届いてない場合は、もっと寿命が縮まります。

ご自身では分からない方は一度業者にみてもらうといいでしょう。賃貸マンションなどにお住まいの方は、いつ交換されているのか一度大家さんか管理会社に確認してみるとよいかもしれません。

掃除してもカビが取れないとき

洗剤でカビを落とそうとしてみたけれど、全然落ちないこともあります。グレチャンやビートの素材はゴムなので、カビが奥底に入り込んでしまうという特性があります。そのため、根深く入り込んでしまったカビは、素人では太刀打ちできません。

そんなときは、プロの業者の力を借りてみて、落としきれるものであればお願いしてみましょう。それでも取り切れない場合は、グレチャンを交換するという選択になります。

ゴムが緩み、ベタベタしてきたとき

グレチャンやビートのゴムは、長い間使い続けたり、悪い条件の中で使われると、どんどん劣化していきます。

その症状としてみられるのは、ゴムが固くなり縮んでしまったり、ゴムが緩み、触ったときにベタベタするといったものです。ゴムが劣化すると窓のサッシとガラスの間にすきまができてしまい、雨水が家の中に入ってきてしまう原因となります。

このようなトラブルを防ぐために、触ってみてベタベタしたら、グレチャンやビートを交換してあげるとよいでしょう。

グレチャンやビートが劣化したら……ガラス業者へ連絡を!

グレチャンやビートが劣化したら……ガラス業者へ連絡を!

グラチャンやビートの寿命がきていたり、カビやゴムの劣化によって交換しなくてはならないときはどうしたらいいのでしょうか。自分で交換することはできるのでしょうか?

最近では、インターネット通販やホームセンターなどで簡単にグラチャンやビートを手に入れることができます。そのため、つけ方の知識さえあれば自分で取り付けることができます。

しかし、グラチャンの種類はガラス板の厚みによってサイズが違うので、必ずサッシとガラス板のサイズを測って、サイズのあったものを選ぶ必要があります。

また、交換の作業に慣れていないと難しいポイントがあったり、正しく取り付けないとサッシにすきまができてしまい、雨水がはいってきてしまうこともありえます。また、グラチャンの交換に失敗すると材料を買いなおしたり、断念して業者に頼むことになってしまい、かえって費用がかさむおそれがあります。

なかなか自分でグラチャンやビートを取り換えるのは難しいので、少しでも不安がある人はガラス業者にお願いするといいでしょう。そうすれば、材料をそろえたり、取り付ける手間がはぶけ、プロの手でグラチャンやビートを交換してくれて、失敗のおそれもありません。

グラチャンやビートの交換に困ったら、すぐに信頼できるガラス業者にお願いしてみましょう。

まとめ

サッシに窓ガラスを固定するグレチャンとビートは、それぞれ形や取り付け方が違います。家のサッシはどちらのタイプか確認してみましょう。また、普段からしっかり掃除をしておくと長持ちします。

また、ふき掃除で取れない汚れは、住宅用中性洗剤を使えば簡単に落とすことができますが、それでも落ちないときは、業者にお願いすることと、プロの手でキレイにしてくれます。

それでも取れないような汚れやカビ、長年使い続けて、グレチャンやビートが劣化してしまっているときは、交換してあげましょう。自分で交換することもできますが、手間なくスムーズに交換するには、ガラス業者にお願いしてみるとよいでしょう。

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