窓ガラスが割れる原因とそれぞれのパターンの防止方法・対処策を解説


窓ガラスが割れる原因とそれぞれのパターンの防止方法・対処策を解説

窓ガラスが割れる原因としては3つあり、経年劣化・自然現象・強い衝撃をうけたときです。また、ガラスに傷があると強度が落ちてしまい、割れやすくなります。小さな傷でも見落とさずに対処することが重要です。

この記事では、窓ガラスが割れる原因だけでなく、自分でできる予防策の解説もしています。もし窓ガラスが割れてしまったときには、焦らずに対処することが大切です。応急処置の方法も紹介していますので、いざというときにお役立てください。

窓ガラスが割れる3つの原因とその防止方法

窓ガラスが割れる原因は3つあります。それぞれの原因別に予防する方法も紹介していますので、ガラスが割れるのが心配という方は取り入れてみてください。

【1】衝撃で割れる

窓ガラスが割れる3つの原因とその防止方法

強風や台風などによって飛んできたものがガラスに当たると割れてしまいます。また、公園やグランドの近くであると野球のボールなどが飛んできて割れてしまうこともあります。

ガラスが衝撃で割れてしまうことに対しては、雨戸を閉めたり、強度の高い強化ガラスに交換することで対策できます。強化ガラスは、割れてしまっても通常のガラスのように鋭利にならず粒状となるため、ケガの予防にもなります。

【2】熱割れや季節の影響で割れる

ガラスは熱をもつと膨張する特性があります。冬の冷えているときに、窓ガラスに日光が当たり膨張すると、サッシに触れている冷えた部分だけは膨張についていけなくなり、割れが起きてしまうことがあるのです。

熱割れを予防するには、ガラスとサッシの温度差をおさえることが大切です。家具やカーテンが直接触れないようにしたり、冷暖房の風が直接当たらないようにすることも効果的です。

また、豪雪地帯では降り積もった雪の重さによって建物がゆがみ、窓ガラスが割れてしまうということもあります。雪は1立方メートルあたり150キログラムにもなります。

さらに積もる雪の重さにより圧縮されると500キログラムを超えることもあるのです。雪が積もらないように屋根の形を工夫したり、雪下ろしをするなど対策が大切です。

【3】経年劣化によって割れる

窓ガラスは長い期間屋外にさらされています。ごみや砂ぼこりなどによって付いた傷によって、耐久性が下がってくることがあるのです。大きな衝撃でなくても、割れが起きてしまうことがあります。また、日光があたることによって膨張を繰り返すことや、紫外線で日焼けがおこることも劣化の原因となります。

金網の入ったタイプの窓ガラスでは、金網にサビが発生し、サビの膨張に耐えきれなくなったガラス部分がわれてしまいます。劣化は仕方のないことです。窓ガラスが古くなったと感じたら、定期的に交換しておきましょう。

割れる以外に「穴が開く」ことも!

ガラスに穴が開いた場合には、自然現象ではなく人が故意に開けたおそれがあります。泥棒が侵入しようとアイスピックをもちいて小さな穴をあけ、そこから器具を通して窓を開けることがあるのです。不自然な穴があるときには注意してください。

侵入を防ぐためには、防犯ガラスへの交換を検討してみてください。特殊フィルムが邪魔をして穴を開けられるのを防ぐことができます。

ガラスの劣化や小さな傷への応急処置

ガラスの劣化や小さな傷はガラスが割れやすくなる原因になります。そうなった場合、割れないように丁寧に扱うのはもちろん、できるだけ劣化を抑えたり、割れたときの被害を抑える工夫が必要です。劣化や小さい傷を見つけたときに自分でできる対処法をまとめましたので参考にしてください。

ガラスの劣化の対処法

ガラスの劣化や小さな傷への応急処置

長い期間ガラスを使っていると、ガラスの成分の変化によって曇ってきたり、砂ほこりなどによって傷がついてきたりします。網入りガラスの場合には、サビが出てくることもあります。こういった劣化のサインが見られたら、以下の点に気をつけましょう。

・ガラスに負担をあたえない

ガラスが劣化している場合、割れが起きないようにガラスに負担をかけないことが大切です。ぶつかったり、乱暴に窓を開けたりすると割れの原因となってしまいます。また、冷暖房が直接当たるのも熱割れにつながりますので、直接当たらないように心がけてください。

・日光から守る

直射日光からガラスを守るために「すだれ」を垂らしておくことが効果的です。熱による膨張や紫外線による日焼けを防ぐことができます。

・ガラスフィルムを貼る

気をつけていても、ガラスが割れるときは割れてしまいます。しかし、ガラスフィルムを貼っていれば、割れたとしても破片が飛び散ることがないため、ケガを防ぐことが可能です。飛散防止だけでなく、最近では断熱性を高める機能や結露を防ぐ機能の付いたフィルムもあり、張るだけで機能性を高めることができるのでとても便利です。

小さな傷ができたときの対処法

窓ガラスに小さな傷ができたときには、磨いたり埋めたりすることで傷を目立たせないことができます。

・歯磨き粉でみがく

極小サイズの傷であれば、歯磨き粉にはいっている研磨剤によって傷を削って目立たせないことができます。乾いた布に歯磨き粉を付け、傷をこすって磨きます。磨いた後は、濡らした布で歯磨き粉を拭き取ったら完了です。

・酸化セリウムで補修する

酸化セリウムはガラスの研磨をするのに適しているため、ガラスリペアセットとして手に入れることができます。酸化セリウムはガラスと化学反応することで傷の補修ができるため、とてもきれいにできますよ。

これらの方法は、傷が小さかったり、割れが起きていない状態の対処法となります。使用していくうちに傷が大きくなってきた場合には、割れる前に業者に相談しておきましょう。

割れにくいガラスとは?ガラスの種類と特徴

劣化したガラスは割れるおそれがあるため、交換しなければなりません。窓ガラスとひとことでいっても、さまざまな種類のガラスがあります。窓ガラスとして使用されることの多い代表的なガラスの種類を紹介します。種類によって割れにくかったり、防犯機能があったりと特徴がありますので、みていきましょう。

フロートガラス

割れにくいガラスとは?ガラスの種類と特徴

フロートガラスはよく窓ガラスとして使われている透明なガラスです。様々な厚みが用意されていますが、窓ガラスとして使われているのは3~6ミリほどの厚さの物を使用します。

網入りガラス

透明なガラスに金網が入っているガラスです。火災時にガラスが飛び散ることを防止する効果が期待されますが、割れにくいわけではありません。

型板ガラス

目隠し用としてトイレやお風呂に使われることがあるガラスです。ガラスに凹凸が付けられていることによって、ガラスを通して見るとぼやけて見えます。

強化ガラス

フロートガラスを熱したり冷却したりして強度を高めたガラスです。通常のフロートガラスの3~5倍の強度をもち、割れたとしても粒状になるためケガをしにくいでしょう。

防犯ガラス

防犯ガラスでは、2枚のガラスの間に樹脂膜を挟んでいるため、ガラスが割れても樹脂膜によって穴が開かないようになっています。ガラスの厚みは6.7ミリメートルほどから30ミリメートルほどまであります。

複層ガラス

2枚のガラスを使っており、すき間に空気やガスなどをいれることによって断熱や結露の防止といった効果が得られるのが複層ガラスです。断熱性が高く、冷暖房効率を高めることができることから人気があります。ただし、2枚の温度差によって熱割れを起こしやすいという特徴があります。

防犯複層ガラス

複層ガラスのガラスの強度を上げ、さらに樹脂膜を挟むことで破壊されにくくなったガラスです。空気やガスの入る隙間も空いているため、厚みは30ミリメートルほどあります。断熱や結露のほかに防犯対策の効果も期待できます。

窓のガラスは住む場所や求める性能で選ぼう!

ひとくちに窓ガラスといっても、前章で紹介したようにさまざまな種類があります。子ども部屋はぶつかっても割れにくい強化ガラスにしたり、トイレやお風呂、または人通りのある道に面している場所は型板ガラスで目隠しというように使い分けることが可能です。

部屋の用途や環境に合わせてガラスを変えることで快適に過ごすことができます。ガラスを交換する際の費用、依頼先の決め方を解説していますので、参考にしてください。

また、賃貸住宅の窓ガラスを交換する場合は注意点がありますので、それについても解説します。

賃貸住宅の窓ガラスを交換する場合

窓のガラスは住む場所や求める性能で選ぼう!

賃貸住宅の窓ガラスの交換をする際には、まず管理会社や大家さんの許可が必要となります。契約によっては、退去のときに元のガラスに戻すことを求められることがありますので、交換の前に相談しましょう。

交換の原因が経年劣化によるものである場合には、交換費用を管理会社が負担してくれることもあります。また、加入している火災保険が適応される場合もあります。ガラスの種類を選べない場合もありますが、それも含めてまずは相談してみましょう。

窓ガラスの修理や交換にかかる費用

ガラスの交換には、ガラス本体の代金と作業費、出張費がかかります。通常のフロートガラスであれば相場は15,000~20,000円ほどです。しかし、窓の大きさやガラスの種類によっては、交換するだけで100,000円を超えることもあります。

もともと設置してあったガラスと同じ厚みのガラスに交換するときには、サッシや窓枠などをそのまま使用できます。しかし、厚みが変わる場合はサッシや窓枠の交換も必要となります。サッシや窓枠の交換費用の相場は、100,000~200,000円ほどです。

窓ガラスの修理や交換を依頼できるところはどこ?

窓ガラスの交換を依頼するには、ガラス屋やガラス業者に依頼することになります。いつもお世話になっている近くのガラス屋さんがあれば、安心して依頼することも可能です。

しかし、近くにガラス屋があるのか分からない場合や、ガラス屋が定休日ですぐに対応できないという事態のときには、困りますよね。

ガラス修理お助け隊では、ご相談にあった業者の紹介をおこなっています。電話受付は24時間365日おこなっているので、急にガラスが割れたときにもご連絡いただけます。現地での調査は無料ですので、ガラスの大きさや種類を確認し、その場で費用の見積りができるので安心です。加盟店によって対応方法は異なりますので、詳しくはご相談ください。

まとめ

窓ガラスが割れる原因としては、衝撃を与えられてときと気温の変化、劣化などがあります。ガラスにヒビや傷がついてしまうと割れやすくなってしまいますので、ケガなどがないようにはやめの交換をおすすめします。

ひとくちにガラスといっても、その種類はさまざまです。よく窓ガラスに使われるフロートガラスから、強化ガラス、複層ガラスとガラスによって機能性が異なります。部屋の用途にあわせたガラスにすることでより、過ごしやすい環境を作り出すことも可能です。ガラスの交換をするときには、ぜひガラスの種類も検討してみてくださいね。

ガラスの不具合があったときにどこの業者に依頼すればわからないというときには、弊社にお任せください。全国の加盟店のなかからお客様のお近くの業者を紹介いたします。ガラス修理でお困りのことがありましたら、お気軽にご相談ください。

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