ガラスの種類はいくつあるの?それぞれの特徴や目的を徹底的に解説

ガラスの種類はいくつあるの?それぞれの特徴や目的を徹底的に解説

今お家で使われているガラスは、どのようなものを使用されてますか?ガラスは種類によって特徴が異なります。せっかくなら、毎日の生活に合わせたガラスを選びたいですよね。ではそもそも、ガラスにはどのような種類が存在しているのでしょうか。

防犯対策や、強度が高いガラスなどは想像しやすいかと思いますが、実は他にも多機能なガラスが存在するのです。みなさんが理想とするガラスに出会えるよう、それぞれのガラスの特徴や、使用する目的についてお伝えしていきます。

一般的に使用されているガラスの種類

みなさんが普段使用されているガラスに多いものをご紹介します。当たり前のように設置してあると思いますので、どういった機能や特徴があるのかご存知ないかたもいるかもしれません。今一度、家のガラスがどのようなものを使用しているのか、確認してみましょう。

フロート板ガラス

一番多く使用されている、透明のガラスです。大きさや厚みの幅がありますので、あらゆるところで使われています。値段も安価であり、割れてしまってもすぐに交換をしてもらいやすいです。

型板ガラス

家の周りの視線が気になるようなときに使用されるガラスです。片面がざらざらしており、部屋の中などを外から見えづらくしてくれますので、浴室や台所、隣の家と近い場合に取り付けます。

網入りガラス

ガラスの中に金網が入っているガラスです。どのような効果があるのか分からないかたも多いかもしれませんが、このガラスは、防火や飛散防止の効果があります。

すりガラス

片面が白っぽく曇っているおり、不透明なガラスです。最近ではあまり使われることがありません。

強度が高いガラスの種類

強度が高いガラスの種類

せっかくガラスを交換するなら、強度が高いものを選びたいですよね。強度が高いからといって、絶対割れないということはありませんが、普通のガラスと比べてどのような違いがあるのか、気になるかと思います。今回は2種類の強化ガラスについてお伝えしていきます。

強化ガラス

強化ガラスは、普通のガラスに比べて約3倍の耐風圧強度があります。また、普通のフロートガラスは、割れるとき放射線状に割れ、破片が飛び散ってしまいます。しかし、強化ガラスは粉々にわれるので、飛び散りにくく、安全に割れます。

強化ガラスは、透明のものと、半透明なものが存在します。目的に合わせてどちらかを選ぶことができますので、お好きな方を設置してみてはいかかでしょうか。

合わせガラス

合わせガラスとは、複数の板ガラスの間に樹脂などが挟んであるガラスのことをいいます。割れてしまっても、中の樹脂などの中間膜によって、破片が飛び散りにくいといった特徴があります。

この中間膜があることで、飛んできたものが貫通しにくくなりますので、遮音性や安全性が高いといわれています。

防犯に適しているガラスの種類

防犯対策をしているのでしたら、ガラスも防犯用に交換するのがオススメです。しかし、どのガラスを選べばいいのかわかりませんよね。

強化ガラスは割れにくいといっても、防犯性を考えるとあまり適してはいません。防犯を目的としたガラスには、何が適しているのでしょうか。2種類のオススメしたいガラスをお伝えします。

合わせガラス

合わせガラスは、フロートガラスの中に中間膜を挟むことで、ものが貫通しにくいとお伝えしました。その分ガラスが割れにくいので、防犯性能が高いといえます。さらに、中間膜をより厚くすることができるので、防犯性能を格段に上げることが可能です。

合わせ複層ガラス

複層ガラスに合わせガラスを使用したガラスの事をいいます。合わせガラスは片側や両面に張り付けられており、断熱性にも優れています。中間膜を厚くした合わせガラスを使用すれば、さらに割れにくくなります。

その他の高性能ガラス

その他の高性能ガラス

ここまで、透けにくいガラスや、衝撃に強いガラス、防犯を目的としたガラスなど、さまざまなガラスをお伝えしてきました。

しかし、その他にも機能性の高いガラスが存在します。今回は2種類ご紹介しようと思いますので、ガラス交換を検討されているかたは、参考にしてみてください。

複層ガラス

複数のガラスの中に、乾燥空気を閉じ込めたガラスの事をいいます。高い保温効果で、室内を快適な状態へと導いてくれます。使用するガラスの種類は選べますので、防犯面を考えたガラスや、安全性が高いガラスなどを組み合わせることができます。

真空ガラス

2枚のガラスの間に、真空層を閉じ込めたガラスの事をいいます。一枚ガラスの約4倍の断熱性能があり、複数ガラスより薄く作ることができますので、リフォームの際にも使いやすいです。

生活の状態に合わせて使用したいガラス

普段の生活の中で、「こんな効果があるガラスがあったらいいな…」と思うことがあるかと思います。ここでは、みなさんの生活の中をより良いものにできるようなガラスをいくつかお伝えしていこうと思います。

冬にオススメなガラス

寒い冬は、とにかく部屋の暖かい空気を逃したくないですよね。そのような場面では、断熱ガラスを使用するのがオススメです。

断熱層ガラスの中にある空気が、冷気による影響を軽くしてくれます。また、真空ガラスも同じような効果が期待されますが、値段が少し高めです。

夏にオススメなガラス

夏は冬とは逆に、部屋の中にこもる熱を外に出したいですよね。その場合は、Low-eガラスがオススメです。Low-e膜は、太陽による熱の影響を軽減する効果がありますので、部屋に熱がこもりにくくなります。

防音対策用のガラス

家の近くに大きな公園があったり、施設があったりすると、外のガヤガヤした音が気になりますよね。そんなときは、真空ガラスや、防音合わせガラスを使用してみてください。厚みによって防音機能が変わりますので、選ぶ際は気を付けましょう。

周りの視線を遮るガラス

隣の家が近かったり、人通りが多くて部屋の中を見られたくなかったりする場合は、型板ガラスがオススメです。

型板ガラスだけでは、断熱効果が得られないと不安な人は、複層ガラスの片側を型板ガラスにすることも可能ですので、ぜひ依頼をしてみてください。

ガラス交換や修理にかかる費用は?

自分の家に合うガラスの種類が分かったら、さっそく交換してもらいたいですよね。しかし、気になるのは費用ではないでしょうか?ガラスの交換や修理をおこなう際にかかる金額や、依頼をする業者の選びかたについてお伝えしていきます。

費用について

ガラス交換にかかる費用は、当然ガラスの種類によって異なります。組み合わせることができるガラスも存在しますので、まずはご希望のガラスにかかる値段を業者に聞いてみましょう。

しかし、値段は業者によって変わってきます。「なんとなくよさそうだから」で選んでしまいますと、後からもっと安く作業をしてくれる業者がいたことに気付き後悔する。なんてことになるかもしれませんので気を付けましょう。

失敗しない業者の選び方

業者を選ぶときは、現場見積りをしてくれるところを選びましょう。電話だけで料金を確定されてしまいますと、後から追加料金がかかることもあるかもしれません。

また、相談の際に親身に聞いてくれる業者がよいでしょう。話をあまり聞いてくれないと、自分の叶えたい希望と違うものを提案されてしまう恐れがあります。

まとめ

ガラスの種類はたくさんありますが、自分の家ではどのガラスが一番合うのか、探すことはできたでしょうか。お家の環境をより良いものにするためにも、防犯性の高いガラスや、強度の強いガラス、断熱性に特化したガラスなど、生活に合ったガラスに交換をしてみましょう。

また、値段はガラスの種類や大きさによって変わります。依頼をする際は、必ず現場見積りをしてくれるところを選びましょう。

窓の種類で異なるメリットデメリット「正しい選び方」で快適な生活を

窓の種類で異なるメリットデメリット「正しい選び方」で快適な生活を

窓を増設したいけれど、どんな種類にしたらいいのか迷っている……。そんな方も多いのではないかと思います。窓は一つあるだけで室内に光が入り、お室内の雰囲気ががらりと変わります。つまり、窓の種類を正しく選ぶと、理想のお部屋の雰囲気を演出しやすくなるということです。

窓にはたくさんの種類があります。自分の夢のお部屋の雰囲気を作るには、それぞれの窓の種類の特色をよく理解して、その中から選び取ることが大切です。

けれど、業者さんでもない限りは、窓の細かい種類を熟知している人も少ないと思います。「たくさん種類がある窓の中から、自分の希望に一番合う窓を、簡単に選びたい!」と思っている方も多いはず。

この記事では、窓の種類の選び方と、それぞれの特徴を、わかりやすくご紹介します。理想にかなう魅力的なお部屋づくりへ、ぜひお役立てください。

いろんな窓のメリットデメリットを知ろう!

窓にはたくさんの種類がありますが、それぞれの種類ごとに、メリットとデメリットも違います。ポイントをきちんと踏まえて、賢く窓の種類を選んでみましょう。

お部屋づくりには、持ち主のこだわりが大切です。

「ぜひこんな機能があったらいいな!」「こんな機能は絶対に嫌だ!」そんなご自身の心の声を大切に、窓のメリット・デメリットを踏まえていきましょう。

開く窓1 引き違い窓

二枚のガラス窓を、ふすまや障子のように左右に滑らせて開閉するタイプの窓です。網戸や鎧戸などを何重にも重ねて設置できるうえ、どれだけ大きく窓を開けるかの微調整が可能です。前後ではなく左右に開くタイプなので、開閉スペースをとらず、周辺に物を置いても邪魔になりにくいです。

外側のガラスの掃除がしづらいという欠点があります。

開く窓2 滑り出し窓(縦・横)

滑り出し窓では、窓枠にはまったガラスを、左右・上下どちらかに押し出すようにして斜めに窓を開けます。左右に開くタイプを縦滑り出し窓、上下に開くタイプを横滑り出し窓といいます。

縦滑り出し窓は換気がしやすく、ガラスの外面の掃除もしやすいです。しかし、前度を開けた状態で雨に晒されると、斜めに押し出している窓の室内側の面まで雨に濡れてしまいます。

横滑り出し窓は縦滑り出し窓を90度回転させたものです。風は縦型よりも通りにくいですが、雨がすぐに室内に入り込むことはありません。上下二枚ともスライドできるものと、どちらか一枚だけを動かすものがあります。

開く窓3 上げ下げ窓

上げ下げ窓は、二枚のガラス窓を上下にスライドさせて開閉します。

上下に開閉するため、窓を開ける際に必要となる力には重力が加算されます。あまりに大きな窓にすると、重くて開けられないこともあります。また、ガラスの外面の掃除がしにくいのは引き違い窓と同じです。

とてもオシャレな印象の窓ですが、少し開閉しづらいタイプでもあり、そのぶん防犯に長けています。

開く窓4 倒し窓(内・外)

倒し窓は、窓の下の部分に蝶番などを設置し、上部を少し倒すことで窓を開けます。内側に倒すものを「内倒し窓」、外側に倒すものを「外倒し窓」といいます。

内倒し窓は、隣の家との距離が近かったり、障害物があったりして、窓を外側に開けられない場合に便利です。一方で、雨が室内に入る、内側にスペースを取るためカーテンなどを取り付けられないといった短所があります。

外倒し窓は、室内の空気を外に逃がすのに最適の構造をしています。火災のための排煙用に導入されることが多く、喫煙者の方がいるお家などには換気に一役買ってくれます。外側に斜めに倒れるように開いているので、雨天時には雨が部屋に流れ込んでくる点には注意しましょう。

開く窓5 開き窓(片開き、両開き)

窓の一辺に蝶番を付け、窓を回転させて開閉します。ガラスを一枚だけ使った「片開き窓」、ガラスを二枚使って観音開きにする「両開き窓」があります。

これらのメリットは、引き違い窓よりも気密性が高いことと、外の空気を取り入れやすいことが挙げられます。外開きの場合は網戸が付けられないうえ、安全のためにストッパーを付けた方がいい場合もあります。

開く窓6 突き出し窓

開き窓とは逆に、窓の上部を留め、下部を外へ斜めに突き出して開閉します。窓を開けていても雨が入ってこないのが便利です。

注意点は、他の種類よりも通気性に劣ることと、外側に窓が突き出るスペースの余裕を作る必要があるということです。

開く窓7 引き込み窓

一枚のガラス窓を、壁の中などに収容するような形で横にスライドさせます。窓を開けると、一見ガラスがどこにあるのかわからなくなるので、外観がスマートな印象になります。狭い範囲でも開放感を生み出すことができます。

他の窓の種類と比べると、気密性は低くなります。

開く窓8 ルーバー窓

板状になったガラスを何枚も斜めに重ねたものを、ハンドルを回して開閉します。窓を開く角度はハンドルで微調整ができ、雨が入りにくい構造でもあります。

ガラスの板を窓の外から取り外すことができてしまうのが弱点です。格子などと組み合わせて防犯性を補うとよいでしょう。

開く窓9 オーニング窓

ルーバー窓に似た構造で、長方形のガラスが何枚も斜めに重なったものを、ハンドルで操作します。ルーバー窓との差は、ガラス一枚ごとにサッシが取り付けられていて、気密性がよりいっそう高いことです。

オーニング窓はすべて業者の手で完成させられた状態で売られるため、自力で交換するのが難しいという特徴があります。

開く窓10 ツーアクション窓(ドレーキップ窓)

ハンドルをひねる方向や大きさごとに、縦開きと横開きを自由に選択できる、複雑な構造のオシャレな窓です。その複雑さのために外部からの侵入が難しく、防犯性が高い窓として知られます。

複雑な仕組みであり、あまり一般に普及した種類ではないため、費用が高くなりやすいです。設計の時点で、カーテンの設置など詳細を決める必要があります。

開く窓11 回転窓

窓枠の一辺を固定するのではなく、窓の中央部分に軸を作り、ガラス窓そのものを回転させる仕組みです。

ガラス窓を一回転することができるので、家の中から簡単に、ガラスの外側を掃除することができます。また、換気に優れた窓でもあります。格子や網戸などを取り付けづらいのが難点です。外側に取り付けたい場合は、選ぶのは控えましょう。

開かない窓 はめ殺し窓(FIX窓)

窓枠とガラスの間にすき間が一切なく、固定された窓です。開閉ができない窓で、さまざまな形にできます。デザイン性と採光・開放感がメインです。

単なる壁よりもはるかにオシャレな雰囲気になりますが、そのぶん断熱性能は低下します。

【使用場所編】窓の種類の選び方!

【使用場所編】窓の種類の選び方!

一口に窓といっても、住宅の中で、窓はその設置場所によって別の役割を果たしています。

家のどのような場所で、窓にどのような機能性が必要とされるかを踏まえることで、選ぶべき窓の種類を正しく見極めることができます。

リビング・キッチン

リビング・キッチンの窓に求められるのは、採光性と換気機能です。つまり、できるだけたくさんの光を屋外から取り入れながら、よりしっかりと換気ができる窓を選ぶことが大切なのです。

キッチンやリビングは家族が集まる場であり、できるだけ明るい場所が好まれます。そして、空気が澱まないような心地よい環境が必要です。あまり大きな窓を付けすぎると断熱性が下がり、冬場に寒くなってしまうので、断熱性もカバーできるガラスを選ぶなど工夫してみましょう。

寝室

寝室の窓では、遮音性と換気機能がとても大切です。

寝室は毎日の始まりと終わりを過ごす場所。しっかりとリラックスできる、快適な場所であってほしいですよね。そのためには遮音性を最重要視しつつ、快適さの確保のために換気性能にも目を受けましょう。開閉できるタイプの窓を選び、遮音性の高いガラスを選ぶのもよい手です。

浴室・トイレ

浴室やトイレので重視すべきは、換気性能と防犯性です。どちらも湿気がとどまりやすく、カビが発生しやすい水場です。換気がしっかりできる窓を選びましょう。

また、浴室やトイレに窓を付ける際には防犯性を確保できるよう、窓自体の機能性に加えてガラスの種類なども工夫するとよいでしょう。開閉できる窓は換気機能は高いですが防犯面に不安が残るため、小型の滑り出し窓などが最適といえます。

【窓の性能編】窓の種類の選び方!

増設する場所だけでなく、性能を重視して種類を選ぶのも手です。窓の周囲で起こりやすいどんなトラブルを防止したいかを考えながら、窓の持つ性能の種類を見ていきましょう。

隙間風を起こさない

窓から空気が漏れていると、室内の温度が外に出ていくと同時に、外気が屋内に入り込みます。夏は部屋の中から涼しさが失われ、冬は暖かさが逃げていき、空調機能にロスが生じて環境にも経済的にも好ましくありません。

隙間風を起こさないようにするには、気密性が高い窓を選ぶようにしましょう。

熱を逃がさない・結露を予防したい

冬場に、窓から屋外へ逃げていく熱は相当な量だといわれます。断熱性の高い窓を選ぶことで、冬場の室温を効率よく保ちましょう。

また、断熱性の高い窓を選ぶと、結露の発生を防ぐことができます。結露が引き起こすカビなどの二次的被害を予防することにもなり、室内を清潔な状態に保つことができます。

雨水の侵入を防ぐ

窓の隙間から雨水が侵入してくるのは問題です。しかし、窓には構造上雨水が室内に入りやすいものもあります。

高階層の住宅の窓などには、とくに水密性の高い構造の窓を選ぶようにしましょう。

強風に強い

雨と同様に、窓は風にも直接さらされる部分です。サッシやガラスの種類に気を配って、台風や強風などで破損しないような窓を選ぶことが大切です。

とくに、ガラスの表面積が多い窓や、高い場所にある窓は、強風の影響を受けやすいので、注意が必要です。

音を通さない

現代では、室内の生活音が隣家に筒抜け、というような状況はあまり見られなくなりましたが、それでも窓の種類によっては防音性に差があります。

家で楽器をよく演奏するという方、生活音を外へ漏らしたくないという方は、とくに防音性の高い構造の種類の窓を選びましょう。

見落としがちな窓の意外な設置場所

見落としがちな窓の意外な設置場所

窓選びで大切なのは、「家の中のどんな場所に取り付ける窓なのか」です。窓は、部屋の中のどの位置に取り付けるのかによって、部屋全体の透明感の印象や、光の入り方ががらりと変わります。

窓を取り付ける場所の選択肢も最大限に視野に入れて、効果的な窓の増築をおこないましょう。

部屋の上部(天窓、高窓)

部屋の上部に付ける窓には、おもに「天窓」と「高窓」の二種類があります。

  • 天窓……天井(屋根)に付ける窓。
  • 高窓……屋根の近くの壁に付ける窓。

光をたくさん取り入れられるうえ空が見えるため、開放感が演出できます。また、大きな窓を設置しても、近隣に高層ビルなどがない限りは人の視線を室内に入れにくいので、プライバシーを守りながらも開放感が欲しいという方には最適です。

一方で、夏に室温が上昇するきっかけになること、雨漏りが起きやすいこと、手動で開閉しにくいことが短所です。

屋根と地面の中間の壁(出窓、小窓、格子窓)

屋根と床の中間あたりの壁に窓を作りたい場合、選択可能な窓は大きく分けて三つの分類があります。

  • 小窓……壁の一部にある窓。
  • 出窓……壁の一部にある窓のうち、外側に張り出したもの。
  • 格子窓……外側に格子が付いた小窓。

小窓は大きさも形も機能もさまざまなので、ご希望の雰囲気によって柔軟にデザインを選択することができます。自由度が高いぶん、選ぶ形や機能によって、メリット・デメリットにも変化が生じます。

出窓は壁から外側へ少し突き出したような形をしているので、出窓のスペースを有効利用することができます。夏は熱がこもり、冬には結露が起きやすいのが難点です。

格子窓は檻のような外観をしており、外側からの侵入を防ぐのに最適です。掃除に手間がかかるという短所があります。

床から壁(掃き出し窓、地窓)

窓の途中から床にかけて窓を作りたい場合は、掃き出し窓か地窓がおすすめです。

  • 掃き出し窓……居間と庭・ベランダなどを繋ぐ一般的な窓。
  • 地窓……床面に接した、背の低い窓。

掃き出し窓は、ベランダがある家であればふつうどこにでもある一般的な窓です。ガラス面が大きく、光や風を部屋にたくさん入れることができます。防犯やプライバシー面、防音性・断熱性に弱さを持っています。

地窓は掃き出し窓よりも範囲が狭く、外から室内を見られにくいためプライバシー面が優れています。天井部に近い高い場所にある窓と組み合わせることで、通気性を向上させることができます。地面に近い場所にあるため、窓を開けると外からゴミが入りやすいのが難点です。

壁一面(全開口窓、障子窓)

壁一面を使う窓には、全開口窓・障子窓があります。

  • 全開口窓……ガラス窓を何枚も繋げて壁一面に作れられる大きな窓。
  • 障子窓……障子と組み合わさった窓。雪見障子などもある。

全開口窓は掃き出し窓よりももっと開放的な空間を演出でき、光をたくさん部屋に引き入れることができます。窓を開ければ通気性も抜群です。一方で、断熱性や防犯性が低いのが短所です。

障子窓は趣深い独特の雰囲気を演出する窓で、和室だけでなく洋室にもよく合います。障子紙の和紙の力で湿度をうまく調節でき、外の光が穏やかに室内に入ります。単なる障子のみとして使った場合、防犯性は極めて低いのが難点です。また、定期的に障子紙の張り替えの手間がかかります。

部屋の角(コーナー窓)

さまざまなタイプの窓を、コーナー窓として部屋の角に設置することができます。室内の一角がすべて窓になるため、見晴らしがよく開放的な印象になります。室内に取り入れられる光の量もとても多くなるため、部屋が明るく洗練された雰囲気になります。

しかしこのコーナー窓の場合は、部屋の角にあるべき柱を取り除いてガラスで角を作るため、耐震性能が下がるという注意点があります。また、角の隅の部分には必然的にカーテンの隙間ができやすくなるので、近隣に高い建物があるなど人の目が気になるような場所ではプライバシー面のデメリットが発生します。

窓を後から増設するならココに気を付けて!

窓を増設するということは、完成品としてすでに均衡を保っている建物に、追加で変更を加えるということです。どんなことに注意すればいいのか。どの程度自由に増設できるのか。窓の増設時に重要になるポイントをおさえておきましょう。

リフォームで増設可能な窓の種類

リフォームでは、どのような種類の窓でも無条件に増設できるというわけではありません。建物を建設するときに一から設定されていたものではないため、当初の建設計画と相性が悪いと増設できない種類の窓も出てきます。

スペースの確保が難しい場合が多いため、あまり大きな窓を作ることはできないケースが多々あります。

  • 掃き出し窓
  • 室内の壁に単独で作る室内窓
  • 小窓
  • 天窓

これらの窓であれば、増設できる可能性があります。

増設する前に確認すべきこと!

窓の増設の際によくあるのが、「実際に取り付けてみたら想像と違って不便だった!」という残念な事態です。

それを回避するためには、以下のポイントをよく抑えたうえで、増設計画を進めることが大切です。

  • 大きな窓だと耐久性に支障が出ることがある
  • 建物全体の耐久性の確保から、筋交いの部分には窓を作る事ができない
  • 窓を増やして太陽光や人の視線が入りすぎる場合がある
  • 隣家の窓と向かい合う設計にしない
  • 家具、ポスターなどの配置が希望通りにできるか

窓を増やすということは、家の外側と内側の接点を増やすということです。設置してみたら勝手が違うというトラブルが起こらないよう、慎重に計画を立てましょう。

窓ガラスの機能も要チェック!

窓の構造にさまざまな種類があるのと同様に、窓ガラスも多種多様。種類ごとにさまざまな強みがあるため、性能の良い、安全なガラスを選択するといいでしょう。

  • 防犯性を高めたい→防犯ガラス
  • 屋外からの人の目が気になる→すりガラス
  • 室内の音を外に出したくない→防音ガラス

これらの一例のように、増築予定の場所ごとに必要となる要素によって、ガラスの種類も工夫してみましょう。

窓の増設を業者に依頼するといくらかかるの?

窓の増設にかかる費用相場

窓の増設費用は、デザイン性などのこだわりの程度によって変化します。以下が相場の一例です。

  • 小窓……10~15万円
  • 室内窓……10万円
  • 天窓……30~50万円
  • 中規模の窓(リビング)……10~40万円
  • 掃き出し窓……15~24万円

このほかにも、窓を増設する作業の難易度や、増設場所の高さなどによっても値段は変動します。決して安くはない工事になりますので、失敗のないよう、慎重に計画を立てることが大切です。

まとめ

窓の増設には、まずは窓の種類と機能の特徴を抑えることが大切です。一体どの部屋に、どんな機能がついた窓を増設したいのか、希望を明確にした上で種類を選ぶようにすると、思わぬ失敗をするおそれが低くなります。

また、「増設」ということは、最初の建設時に一度完全に設計した家のバランスを、途中変更するということです。希望によっては耐久性などに問題が発生することがあります。増設できる窓の種類が限られる場合がありますが、何を最優先とするかの順位をはっきりさせながら柔軟に計画を立てれば、きっと素敵なお家に生まれ変わらせることができるでしょう。

窓の種類をふまえた正しい窓選びで、リフォームの効果を最大限感じられる、より快適な空間を作りましょう。

網入りガラスが熱割れする原因!対策と修理・火災保険について解説


網入りガラスが熱割れする原因!対策と修理・火災保険について解説

網入りガラスとは、防火区画の住宅などで使用されているワイヤーが入ったガラスです。この網入りガラスには、熱割れを起こしやすいという特徴があります。そのため、網入りガラスが設置された物件に住んでいる方の中には、「網入りガラスの熱割れが怖くて悩みのひとつとなっている」という方もいらっしゃるでしょう。

この記事では最初に、どのような環境、または条件がそろうと網入りガラスが熱割れを起こしてしまうのかをご紹介いたします。網入りガラスが熱割れを起こしてしまう原因を知って、そのあとに紹介する予防方法を参考にしてみてください。

網入りガラスの熱割れは放置していては危険なので、業者に修理・交換をしてもらうことをおすすめします。業者選びのコツや、修理・交換にかかる費用や適用できる保険についても見ていきます。網入りガラスの熱割れに不安を感じている方はぜひこの記事をお役立てください。

網入りガラスの熱割れの原因は?

 

はじめに、網入りガラスが熱割れしてしまう原因をご紹介します。熱割れの特徴や起きやすい環境もあわせてご紹介していきますので、順番に見ていきましょう。

網入りガラスはとくに注意!熱割れしやすいのはなぜ?

網入りガラスはとくに注意!熱割れしやすいのはなぜ?

前述のとおり、網入りガラスにはワイヤーが入っているため火災などで割れてしまったガラスの破片も広範囲に飛び散ることはありません。そのため、防火区画での使用を定められているなど、防火対策に特化しているというメリットがあります。

防火区画とは、火災が起きてしまっても被害が広がらないようにするために設定された区画のことです。この防火区画は建築基準法で定められています。

しかし、網入りガラスの中に入っているワイヤーは金属製のため、日光などの熱を吸収しやすいというデメリットもあります。そのため、熱を吸収したワイヤーによってガラスが膨張していき、熱割れを起こしてしまうのです。

熱割れの特徴

網入りガラスの熱割れが起きたときは、直線で直角のひびが入るケースがほとんどです。放射線状にひびが入るわけではないので、熱割れ以外が原因でひびが入ったケースと見分けることができます。

どのような環境が起きやすいの?

暖房の熱が網入りガラスに当たる状態が続くとガラスの中で温度差が生じ、熱割れが起こってしまいます。また、黒っぽいカーテンや家具を窓際に設置していると、日光が当たりやすくなり、ガラスが膨張して割れてしまいます。

防火区画での使用が定められている網入りガラスの熱割れにお悩みの場合は、弊社までご相談ください。突然、ガラスが割れるといったトラブルが発生してお困りの方に、迅速に対応できる業者をご紹介いたします。

網入りガラスの熱割れは放置NG!正しい対処と保険のこと

次に網入りガラスが熱割れを起こしてしまったときにできる対処法をご紹介していきます。修理をする際には、火災保険が適用できる場合もありますので、確認していきましょう。

割れたガラスの片付け方と応急処置

割れたガラスの片付け方と応急処置

網入りガラスの中にはワイヤーが入っているため、割れても広範囲にガラスの破片が飛んでしまうおそれはありません。しかし、割れたガラスを放置していてはケガにつながるおそれがありますので、すぐに対処するようにしましょう。

割れてしまったガラスの細かい破片は、手で触るとケガをするおそれがあります。そのため、素手で片付けるのではなく、ほうきやちりとりなどの掃除道具を利用しましょう。最後にガムテープや粘着クリーナーを利用すれば、ガラスの破片を取り残すこともないので安心です。

割れてしまったガラス部分にはダンボールを当てて応急処置をしましょう。そうすることにより、雨や風をしのぐことができます。網入りガラスが熱割れを起こしてしまったときには、業者を呼んで修理または交換をするようにしましょう。

火災保険が使えるかも!修理前に確認しよう

網入りガラスの熱割れは、事前に予測できるトラブルではありません。そのため、火災保険が適用されるのです。

ほかにも風災補償というものが適用されることによって火災保険を受けることができます。風災補償とは、台風で窓ガラスが割れたり、強風で窓ガラスにものが直撃して割れてしまったりしたときに適用されます。

火災保険のくわしい情報に関しては、保険会社に直接確認するようにしましょう。火災保険が適用されれば、網入りガラスが熱割れを起こして割れてしまったときの費用負担を軽減することができます。

網入りガラスが熱割れを起こしてしまったときには、火災保険の契約内容を確認して早急に対処しなければならないことがわかりました。しかし、「どこの修理業者を利用したらよいのかわからない」という方もいらっしゃるでしょう。業者探しにお悩みの方はぜひ弊社にご相談ください。ガラス修理お助け隊は、24時間お電話からのお問い合わせに対応しております。

熱割れ防止の対策は?フィルムは熱割れの原因に……

網入りガラスが熱割れを起こしてしまう原因の1つに、“フィルムを貼る”というものがあります。しかし、そのフィルムが製品に対応していないことが原因となって熱割れを起こしてしまう場合もあるのです。ここでは、網入りガラスの熱割れを防ぐために必要な対策をご紹介します。

ガラスを熱くさせない

ガラスを熱くさせない

網入りガラスの熱割れは、ガラスの中に入っている金属のワイヤーが熱されたり、一枚のガラスで温度差が生じたりすると起きてしまいます。そのため、ガラスを暖房や室外機で温めないようにしましょう。

また、家具を密着させてしまうと、ガラスと家具の間に熱がこもってしまいます。ガラスと家具の間にスペースをあけて、日光の熱を吸収する黒っぽい家具やカーテンはできる限り避けるようにしましょう。

フィルムは熱割れの原因にもなることも

窓ガラスにフィルムを貼ると、室内を見えにくくする効果が得られたり、断熱効果を得られたりします。しかし、フィルムを窓ガラスに貼ってしまうと、日光が当たったときに一枚のガラスの中で貼っている部分とそうでない部分で温度差が生じてしまいます。そのため、フィルムを貼らない状態よりも熱割れを起こしやすくなってしまうのです。

熱割れしにくいガラスに交換する

網入りガラスによる熱割れから逃れるためには、強度のあるガラスに交換するようにしましょう。熱に強いガラスには、耐熱強化ガラスというものがあります。

ガラス交換にかかる費用や業者の選び方については次の項目でご紹介します。「業者探しが難しい」と感じる方は、ぜひ弊社にご相談ください。24時間365日お電話を受け付けております。いつでもお気軽にお電話ください。

網入りガラスの熱割れ修理はこんな業者がおすすめ!

ここでは、網入りガラスが熱割れを起こして割れてしまったときに依頼する業者の選び方や、修理・交換にかかる費用相場をご説明していきます。最適な業者選びができるように、確認しておきましょう。

ガラス業者の選び方

ガラス業者の選び方

適した業者を選択するためには、複数社で見積りをとるようにしましょう。見積りの内容によって、サービス内容に見合った費用で施工してもらえるのか確認することができます。複数社の見積りを比較することで、作業に対する適正な費用を知ることができるためおすすめです。

また、口コミサイトなどに掲載された、利用者の声も確認するとよいです。ただし、掲載された情報はあくまでも一例となりますので、参考程度にとどめるようにしましょう。

ガラスの修理・交換の費用相場

ガラスの修理・交換にかかる費用は以下の内容によって異なります。

  • 同じ網入りガラスに交換する、または耐熱強化ガラスなどの異なるガラスに交換する
  • ガラスのサイズ
  • 高所にガラスが設置してあるなど、作業台などの足場が必要

上記3つによってもガラスの修理や交換にかかる費用は異なります。網入りガラスの交換にかかる費用相場はおよそ20,000~35,000円となりますが、耐熱強化ガラスへの交換はおよそ30,000~80,000円ほどです。

費用に大きく開きがあるのは、耐熱ガラスの場合だと耐えられる熱の温度が高くなればなるほど費用も上がるからです。正確な費用を知るためには見積りを事前に出すことが必要となります。

弊社は、見積りのみを算出することも可能です。網入りガラスの熱割れを防ぐために今とは異なる種類のガラスに交換したい場合や、交換にかかる費用を知りたいという方は、ぜひ弊社のコールセンターまでご相談ください。

複層ガラスに交換するメリットとは?効果や交換費用を詳しく解説!

複層ガラスに交換するメリットとは?効果や交換費用を詳しく解説!

複層ガラスとは、板ガラスを何枚も重ねて2枚のガラスの間に空気やガスを入れることで空間をもたせて断熱性を高めたガラスです。

昨今の日本の夏は災害レベルの猛暑が話題となり、冬には記録的な大雪など、自然災害の怖さを実感した方もいるかと思います。大きな被害を生まないためにも、住宅などの建物の性能向上を求める声が以前よりも高まってきました。

そんななか、複層ガラスには快適に暮らすためのたくさんの役割があるのです。

「複層ガラスに交換しようと思っているけど、どのくらい費用がかかるの?」

「複合ガラスって、いまいちよく分からない」

こんな疑問をお持ちの方は、ぜひこちらの記事を読んでみてくださいね。

複層ガラスに交換して快適ライフを手に入れよう!

快適な住空間を手に入れるため、複層ガラスに交換しようといっても、どんな性能があり、どんな効果をもたらすのかきちんと理解していなければなりません。

ここでは、複層ガラスの基本的な性質をお伝えします。

複層ガラスとは

複層ガラスとはペアガラスとも呼ばれ、2枚のガラスの間に乾燥空気やガスが入ったガラスのことです。

ガラスに乾燥した空気が入っているので、結露や室内の空気が逃げるのを防いでくれるので、室内の温度を下げにくくする効果があります。

お部屋を快適にする複層ガラスの効果

複層ガラスには、お部屋を快適にする効果が期待できます。

その理由は、2枚のガラスの間に「乾燥空気」があるからです。この乾燥空気は、スペーサーと呼ばれる金属部材に乾燥材を入れて作られており、内部で結露が起きないような仕組みになっているのです。

複層ガラスとよく似たもので、合わせガラスというものがあります。合わせガラスは、2枚のガラスの間に樹脂が入れられており、防犯や防災のためにガラス交換を検討している人が利用するものです。

遮熱や断熱などを重視している人は、室温をある程度一定に保つことができる複層ガラスの効果によって、お部屋を快適にすることができるでしょう。

こんなときは複層ガラスへ交換しよう!

「日差しがきつく、クーラーをつけてもなかなか涼しくならない」

「冬になると結露がひどい」

こんなときには、ぜひ複層ガラスへの交換を検討してみましょう。

近年は災害レベルの猛暑となり、夏は非常に強い日差しが室内まで侵入してきます。強い日差しは室内の冷房効果を低下させますが、複層ガラスなら室内の冷房効果を高めてくれるでしょう。

また、冬場の冷気がお部屋のなかまで伝わるのも防ぐことができます。暖房効果を向上させることができるため、節電効果も期待できるでしょう。

さらに、冬や梅雨の結露に不快な思いをしている方も少なくないはずです。結露は、カビを発生させる要因でもあるため、アレルギー持ちの方や小さなお子様がいるご家庭は心配ですよね。

複層ガラスは、外気の影響を最大限小さくすることができるので、そのような心配や不快な思いもすることはありません。

お子様が生まれたタイミングや新居を構えようとしているときなど、ライフスタイルに変化があれば、ぜひ複層ガラスへの交換を検討してみるとよいでしょう。

複層ガラスが割れにくいって本当?割れ方の特徴とは

複層ガラスが割れにくいって本当?割れ方の特徴とは

複層ガラスは、断熱・遮熱性が高いことはお分かりいただけたかと思いますが、ここで心配となるのは「割れにくいガラスなのか」ということでしょう。

お子様が生まれたタイミングで、と先ほどお伝えしましたが、小さなお子様がいればなおさら安全性が気になりますよね。

万が一の場合に備えて、複層ガラスの強度についても知っておきましょう。

複層ガラスの強度は組み合わせ次第!

実は、複層ガラスは組み合わせ次第で強度が異なります。

一般的なガラスの3倍の強度がある強化ガラスを使用した複層ガラスでは、一般的複層ガラスの3倍の強度があるといわれています。このように、組み合わせるガラスの種類によって複層ガラスの強度も異なっているのです。

どんな割れ方をするの?

割れにくいガラスを使用したとしても、小さなお子様や赤ちゃんがいるご家庭では万が一のリスクも考えておかなくてはなりません。

日本は地震や台風が多い国ですから、ガラスが飛び散ってケガをしてしまうことが全くないとは言い切れないのも事実です。

複層ガラスの割れ方は、使用するガラスによって異なっていますので一概にはいえません。しかし、強化ガラスを使用した複層ガラスなら一般的なガラスよりも割れにくく、万が一の場合でもガラスが飛び散る程度は最小限で済むでしょう。

熱に弱い一面も…

先にもお伝えした通り、複層ガラスは断熱・遮熱に高い効果を発揮しますが、熱に弱いという一面があります。

この熱に対する耐性が低い理由は、複層ガラスの特徴である「外側の温度が内側に影響しにくい」という点が原因です。

複層ガラスの外側と内側では温度差が激しく、その温度差に耐えきれずに熱割れを起こしてしまうのです。

複層ガラスの内部が結露することも!

複層ガラスは結露を防ぐことができるとお伝えしました。しかしながら、極端に寒冷の地域ですと、結露が発生してしまうことがあります。

ただし、正常な状態であれば、結露が発生するのは外側の部分だけです。もし、2枚のガラスの間に結露が発生してしまっていた場合には、複層ガラス自体に問題があるといえるでしょう。

たとえば、複層ガラスに使用されている接着剤などが劣化している場合には、乾燥した空気をきちんと密閉できていない可能性もあります。この場合には、新しい複層ガラスに交換する必要があるでしょう。

複層ガラスの交換費用はいくらかかるの?

複層ガラスの交換費用はいくらかかるの?

複層ガラスの交換は、サイズや使用するガラスの種類によっても異なりますが、一般的なものであればおよそ20,000円~40,000円です。

安いものなら数千円という場合もありますが、安全性や快適性も考えると、このくらいの金額は妥当でしょう。

自分で交換することはできる?

自分でガラス交換をしようと考える人もいるかもしれませんが、やはり安全性や快適性を考えるなら専門業者に依頼することが望ましいでしょう。

たとえば、一般的なガラスから複層ガラスに交換する場合は、ガラスに厚みがあり通常の窓枠にははまらないという問題もあります。そうなると、新しい窓枠や窓枠を交換するための工具なども必要ですよね。

また、万が一傷がついてしまった場合には、せっかく高い断熱性・遮熱性を備えた複層ガラスの効果が失われてしまいます。できるかぎり業者に依頼して、きちんと設置してもらう方が安心でしょう。

業者に依頼すると交換費用はいくら?

業者へガラスの交換を依頼した場合にかかる費用は、業者によって異なります。一般的な施工費用は10,000円前後といわれていますが、作業に入る前にきちんと見積りを確認して、納得のいく状態で作業してもらいましょう。

安心できる業者選びのコツ

安心して作業してもらうためには、きちんと見積りや作業内容を説明してくれる業者を選ぶようにしましょう。どんな作業にどのくらい費用がかかるのか、依頼主として知っておくほうが安心です。

また、「1社しか見積りをしていないけど安いから」という理由だけ決めるのは、あまり得策ではありません。最低でも3社見積りを依頼し、複層ガラスに交換する際の料金相場や保証についても知っておきましょう。

まとめ

複層ガラスについて、しっかりと理解していただけましたか?

夏の強い日差しにも対応し、冬の冷たい空気の影響も最小限におさえてくれる複層ガラスは、四季のある日本の住環境には最適ですよね。

「DIYが得意!」という方でも、万が一複層ガラスを傷つけてしまってはせっかくの性能が失われてしまいます。また、サイズが大きければ大きいほど、交換の際の危険性も大きくなるでしょう。

安全で快適な住環境を手に入れるためにも、複層ガラス正しい取り付け方を知る専門業者に依頼して交換してもらうようにしましょう。

防犯ガラスの価格の相場はいくら?交換するメリットや効果について


防犯ガラスの価格の相場はいくら?交換するメリットや効果について

窓ガラスは、空き巣犯が室内への侵入経路として利用することの多い箇所です。そのため、家の防犯性を高めたいのであれば、窓の防犯対策は欠かせません。窓の防犯巣対策におすすめなのが、窓ガラスを防犯ガラスに交換してしまう方法です。

このコラムでは防犯ガラスの交換価格やメリットなどについてご紹介していきます。また、防犯性を高めるための対策方法についても解説しているので、お家の防犯性が気になる方は参考にしてみてください。

防犯ガラスの価格はいくら?

窓ガラスを交換するとなると、やはり気になるのは価格だと思います。そこで、ここでは防犯ガラスの価格についてご紹介していきます。

防犯ガラスへの交換費用の相場

防犯ガラスの価格の相場はいくら?交換するメリットや効果について

ガラスの交換費用は基本的に「ガラス代+施工費」で決まります。ガラス代はおもに、ガラスのサイズや厚さによって変動し、サイズや厚さが大きいほど価格も高くなります。ここでは、ガラスのサイズごとの大まかな費用相場をご紹介していきます。

【W900ミリ×H900ミリ】
約20,000~35,000円

【W900ミリ×H1200ミリ】
約25,000~40,000円

【W900ミリ×H1800ミリ】
約30,000~65,000円

※W×H=横幅×高さ

上記の価格に加え業者や交換を依頼する日時によっては、出張費/休日料金/早朝(深夜)料金)などがかかる場合もあります。また、業者のホームページでは「ガラス代+施工費」で掲載されているケース」と「ガラス代だけで掲載されているケース(施工費は別途掲載)」があります。そのため、インターネット上で防犯ガラスの価格を確認する際は注意しましょう。

防犯ガラスにはある基準が存在します

防犯ガラスはすべて同じ品質というわけではなく、「CPマーク」が貼り付けられているもののほうがより防犯性が高いとされています。CPマークは官民後同会議という組織が試験をおこない、防犯性が高いと認定された製品にのみ貼ることができるマークです。

そのため、より確実に家の窓の防犯性を高めたいという方は、このCPマークがついている防犯ガラスを選ぶようにしましょう。

防犯ガラスへ交換するときは見積りが必須!

防犯ガラスに限らず窓ガラスを交換する際は、窓のサイズや形状に合わせて加工をおこなう必要があります。加工をおこなうとなるとその分の料金も発生するため、事前に見積りを取って最終的に交換にいくらかかるかを明確にさせる必要があります。

弊社でご紹介する業者では、窓ガラスの交換前に見積りを出しています。実際に交換作業に移る前までであればキャンセル料もかからないため、まずは見積りを取って防犯ガラスの交換価格がいくらか確認してみてはいかがでしょうか。

防犯ガラスの効果と交換するメリット

お家の窓を防犯ガラスにしようとした際に、どうしても価格がネックになってくるかもしれません。しかし、防犯ガラスは価格が高い分メリットも大きいガラスです。ここでは、防犯ガラスの長所についてお話していくので、窓ガラスの交換を検討している際は参考にしてみてください。

泥棒が家へ侵入するときの手口

防犯ガラスの価格の相場はいくら?交換するメリットや効果について

空き巣被害のうち、窓ガラスを割り外側から鍵を開けて家に忍び込む「ガラス破り」は非常に割合の高い侵入手口です。しかし、一口に「ガラス破り」といってもいくつかの手口があります。窓ガラスを破壊する手口は大きく分けると「打ち破り」「こじ破り」「焼き破り」の三種類があります。

・打ち破り
ハンマーやバール、スパナなどを窓ガラスに打ちつけて割る手口です。この手口は、窓ガラスを割る際に大きな音がするため、実行できるタイミングが限られています。

・こじ破り
窓ガラスのサッシとガラスの隙間部分に勢いよくマイナスドライバーなどを差し込み、ガラスにヒビを入れ、ヒビが入った個所を押し込んで穴を開ける手口です。打ち破りに比べて少し時間がかかる反面、音があまりしないため隠れておこないやすい点が空き巣にとってのメリットです。

・焼き破り
ガラスには、大きな温度差が生じると割れてしまうという性質があります。ガラスコップに熱湯を注ぐと割れてしまうのを想像すると分かりやすいかもしれません。焼き破りは、この性質を利用してバーナーで窓ガラスの一部分だけを炙って熱で割るという手口です。

こじ破り同様、ほとんど音を立てずに窓を割ることができる上、耐熱性のないガラスであればわずか10~15秒ほどでガラスを割ることが可能です。

「窓ガラスを割れば大きな音がするから簡単に気づける」と考える方もいるかもしれませんが、ご紹介したように音をあまり立てずに窓ガラスを割る手口も存在します。そのため、安全のためにも窓ガラスを防犯ガラスへ交換することをおすすめします。

防犯ガラスへ交換するメリット

防犯ガラスの最大の強みは、ガラス破りに時間がかかることです。空き巣犯は基本的に、侵入に時間がかかるのを嫌います。これは、侵入に時間がかかるほど周囲に気づかれて通報されるリスクが高まるためです。

一般的に、侵入に5分以上かかる場合、半数以上の空き巣犯は侵入をあきらめるとされています。しかし、ガラス破り対策が施されている防犯ガラスを周囲に気づかれないように5分以内で割るのは至難の業です。このことから、防犯ガラスに交換すると空き巣被害を防ぎやすくなるメリットがあるといえます。

強化ガラスとはどう違うの?

防犯ガラスと混同しやすいガラスのひとつに「強化ガラス」というものがあります。一見すると、強化ガラスは強度が高くガラス破りに対する耐性があるように思えるかもしれません。

実際に、強化ガラスは一般的なガラス(フロートガラス)と比べても約4倍の強度がある非常に丈夫なガラスです。その頑丈さから、スマートフォンの画面やガラスフィルムなどに使われるケースもあります。

しかし、強化ガラスは全面にかかる衝撃に強いのに対して、一か所に集中する衝撃に弱いという性質があります。そのため、ガラス破りで使用されることの多いドライバーやバールなどで、ピンポイントに衝撃を与えると比較的容易に割ることができ、防犯性はないといえます。

強化ガラスは防犯性がない一方で、別名「安全ガラス」ともいわれています。これは、フロートガラスに比べると割れにくい上、万が一割れた際に窓全面が粒状に砕けるため、破片でケガをすることがないからです。このことから、強化ガラスは遊び盛りなお子さんがいるご家庭におすすめのガラスといえます。

防犯ガラスにはこんな効果も持ち合わせている!

防犯ガラスの中には、ガラス破りへの耐性以外の効果を持ち合わせているものもあります。例をあげると次なようなものがあります。

・断熱/遮熱効果
室内の熱が外に漏れたり、外の熱が室内に伝わったりするのを防ぐ効果です。夏は涼しく、冬は暖かく過ごせるようになります。

・防音効果
室内から音が漏れるのと、外から騒音が入り込むのを防いでくれる効果です。お子様やペットの声で近隣トラブルになるのを防いだり、外からの騒音を遮断したりすることが可能です。

・飛散防止効果
万が一窓ガラスが割れてしまったとしても、破片が飛び散らない効果です。この効果がある防犯ガラスであれば、台風や地震などで窓ガラスが割れた際にケガをすることを予防できます。

弊社では、防犯ガラス以外にもさまざまな窓ガラスの交換をおこなえます。お家の窓ガラスを新しいものに交換したいという場合は、お気軽にご相談ください。

防犯性を高めるガラス以外の対策方法

防犯ガラスの価格の高さがネックで、交換が難しいという方もいるかもしれません。そのような方向けに、防犯ガラスに交換する以外の窓ガラスの防犯性を上げる対策法方法をいくつかご紹介していきます。

【対策1】補助錠を取りつける

防犯ガラスの価格の相場はいくら?交換するメリットや効果について

ここまででお話ししてきたとおり、空き巣犯は侵入に時間がかかるのを嫌います。そのため、補助錠を取りつけることによって鍵を開ける手間が増え、空き巣犯をあきらめさせやすくなるのです。

【対策2】鍵付きクレセントを設置する

窓についているクレセント錠は、手で回すだけで簡単に開錠できてとても便利です。その反面、鍵などがなくても簡単に開錠できてしまうため、空き巣犯に狙われやすく防犯性は低いといえます。

そこで便利なのが、鍵付きのクレセント錠です。普段は一般的なクレセント錠と同じように、手で回すだけで開錠がおこなえます。しかし、鍵をかけると手で回せなくなるため、ガラス破りをしても開錠が難しくなり空き巣被害を防げるようになります。

鍵には「鍵穴に鍵を挿すもの」「ボタン錠式のもの」「暗証番号ダイヤル式のもの」などの種類があります。

【対策3】防犯カメラを見えるところに設置する

空き巣犯は基本的に自分の犯行が見つかることを嫌うので、なるべく人目の少ない場所でガラス破りを実行しようとします。そのため、人目が少ない場所に防犯カメラを設置して死角をカバーすると空き巣犯に狙わられる危険性を抑えることができます。

しかし、近年ではコストダウンこそ進んでいますが、防犯カメラは未だに高価なものが多いです。「費用を抑えて防犯対策をしたい」という場合は、空き巣犯に見えやすい位置にダミーの防犯カメラを設置することで、空き巣犯をけん制して被害を予防することができます。

【対策4】面格子を取りつける

面格子とは、窓ガラスの外側に着ける鉄製の格子のことです。格子と聞くと牢屋みたいで重苦しいと思う方もいるかもしれませんが、デザイン性に優れ窓の周辺をおしゃれにできるものもあります。面格子があると、ガラス破りをする前に格子の取り外しをおこなわなければならなくなるため、空き巣犯からすると侵入を避けたい窓となります。

ここまででご紹介してきた対策法は、組み合わせることによってより効果が大きくなります。しかし、プロの空き巣犯はこれらの対策法を突破して家に侵入するというケースもあります。

そのため、窓ガラスの防犯性を高めたいのであれば、なるべく防犯ガラスに交換することをおすすめします。「防犯ガラスの価格が交換する際のネックになっている」という場合は、弊社にご相談ください。

弊社なら他社よりも安く防犯ガラスに交換できるかもしれません。見積りの作成や相見積りも可能なため、まずはどれくらいの費用で交換できるか確かめてみてはいかがでしょうか。

台風の窓ガラス対策!シャッターがなくてもガムテープと〇〇で対応可


台風の窓ガラス対策!シャッターがなくてもガムテープと〇〇で対応可

台風は年々その強さを増していて、それに比例して被害も増加傾向にあります。とくに、窓ガラスはしっかりと対策をしておかないと、割れて破片で怪我をしたり風雨が室内に入ったりしまうおそれがあります。

そこで、この記事では台風から窓ガラスを守るための方法についてご紹介していきます。また、台風で窓ガラスが割れてしまった場合の対処法についても解説していくので、台風に備える際の参考にしてみてください。

台風から窓ガラスを守る4つの対策法!

台風の風圧や飛来物によって窓ガラスが割れてしまうのを防ぐには、シャッターや雨戸を閉めるのが最善な対処法といえます。しかし、マンションやアパートなどではシャッターや雨戸がない部屋も多いです。

また、戸建てであっても、シャッターや雨戸がない窓がいくつかあると思います。そこで、この章ではシャッターや雨戸がなくてもできる台風の窓ガラス対策についてご紹介していきます。

【対策1】ダンボールを使った対策

【対策1】ダンボールを使った対策

ガムテープなどで、部屋の内側から窓ガラスにダンボールを貼り付ける対策方法です。ダンボールを貼り付けておくことによって、万が一風圧や飛来物で窓ガラスが割れてしまっても、破片が室内に飛び散ったり風雨が吹き込んだりすることを防げます。

【対策2】ガムテープだけで補強する方法

「自宅に手頃なダンボールがない……」という場合は、窓ガラスに直接ガムテープを貼ることで、窓ガラスが割れて破片が室内に飛び散ることをある程度防ぐことが可能です。ガムテープを「米」の字状に貼り付けましょう。台風の通過後に、貼り付けたガムテープをきれいに剥がしたい場合はラベル剥がしなどを使用してみてください。

【対策3】飛散防止フィルムを貼る

飛散防止フィルムとは、窓ガラスが割れてしまった際に破片が飛び散るのを防いでくれる代物です。このフィルムは、窓ガラスに霧吹きなどで水を噴きかければ貼ることができるため、剥がす際に跡が残りにくく賃貸住宅でも気軽に利用できます。フィルムを貼る前に窓ガラスを拭いてほこりや汚れを落としておくと、貼り付けが成功しやすくなります。

【対策4】外に物を置かない

台風が接近してきた際は、家の外にある飛ばされそうな物を室内に取り込みましょう。強風で吹き飛ばされてなくなってしまうだけでなく、飛ばされた物がぶつかって窓ガラスが割れる危険性があります。とくに、庭に出ている植木鉢や物干し竿などには注意しましょう。

台風の風速はいくつから危険なの?

台風は風速が15mを超えると怪我をしたり、飛来物で窓が割れたりする危険性が高まります。しかし、具体的にどう危険なのか分かりづらいという方もいるのではないでしょうか。そこで、ここでは風速別の危険性についてご紹介していきます。現在接近している台風の危険度を把握する際の参考にしてみてください。

【風速15~20メートル】
歩くのが困難で、転倒するおそれのあるレベルの風速。

さそうとした傘が風に吹き飛ばされる。

飛ばされた傘がぶつかり、窓ガラスが割れることもあります。

【風速20~25メートル】
立っているのもやっとで、車の走行が困難になるレベルの風速。

看板や道路標識などが倒れ始める。

風圧だけで窓ガラスが割れる危険性が出てきます。

【風速25~30メートル】
屋根が剥がれたり、樹木が折れたりするレベルの風速。

風圧で窓が割れる危険性が高まります。

【風速35メートル以上】
ブロック塀が崩れたり、電柱などが倒れたりするレベルの風速。

場合によっては、家屋が倒壊する危険性があります。

ガラスが割れたときの危険性を把握しておこう!

ガラスが割れたときの危険性を把握しておこう!

台風により窓ガラスが割れると、破片で怪我をする危険性があります。また、窓ガラスが割れていると室内に風雨が吹き込み、家具や家電がダメになってしまうおそれもあります。

このように、窓ガラスが割れている状態は危険なため、早めに窓ガラスの交換をおこないましょう。しかし、台風の直後は修理業者への依頼が急増するため、予約待ちでなかなか窓ガラスを交換してもらえないということも珍しくありません。

弊社では数多くの加盟店を取り扱っているため、台風直後でもすぐに窓ガラスの交換をおこなえる業者を紹介できる可能性があります。ほかの業者に「交換には数日以上かかる」といわれた場合は、一度無料の相談窓口にご相談ください。

台風で窓ガラスが割れたときの応急処置

近年では勢力の強い台風が多く、風圧や飛来物により窓ガラスが割れてしまったという被害が数多く発生します。しかし、窓ガラスを交換したくても台風の経過中は業者も対応が難しいので、応急処置をして台風をやりすごす必要があります。そこで、ここでは実際に台風で窓ガラスが割れた際の応急処置法についてご紹介していきます。

怪我を予防!掃除前の準備

怪我を予防!掃除前の準備

台風で窓ガラスが割れてしまったら、まずは掃除をおこなう必要があります。しかし、掃除をおこなう際はしっかりと準備をしないと、ガラス破片で怪我をする危険性があります。必ず軍手/厚手の手袋とスリッパを着用して怪我の予防をしましょう。用意する掃除道具は、次のとおりです。

  • 新聞紙/古紙
  • ほうき
  • ちりとり
  • ガムテープ/コロコロ(粘着カーペットクリーナー)
  • 掃除機
  • ゴミ袋

ガラスの破片を掃除するときのコツ

ガラス破片を掃除する際は、次の流れでおこなうことをおすすめします。

  1. 新聞紙または古紙を広げ、その上に大きいガラス破片を乗せていく
  2. 大きなガラス破片を処理し終えたら、新聞紙をくるんでゴミ袋に入れる
  3. 小さな破片をほうきとちりとりを使って集め、ゴミ袋に入れる
  4. 掃除機を使って残った極小の破片を吸い取る
  5. 仕上げにガムテープまたはコロコロを使って、細かいガラス破片をとる

【掃除機を最初から使うのはNG?】
大きな破片をそのまま吸い取ってしまうと、ガラス片で掃除機の内部が傷ついて故障してしまう危険性があるので厳禁です。掃除機は、ある程度の大きさの破片を片付け終えてから使用するようにしましょう。

集めたガラスの処分方法

ガラスは、多くの自治体で不燃ごみとして扱われます。そのため、処分する際は不燃ごみとして出しましょう。ゴミ袋にガラス片を入れる際は、袋を重ねて利用すると破片が突き出して怪我をするリスクを抑えられます。

窓ガラスの割れた部分はどう処置する?

窓ガラスの掃除をし終えたら、これ以上窓ガラスが割れてしまわないようにガムテープなどを貼っておくことをおすすめします。ガムテープを貼る際は軍手などをつけて、残った窓ガラスに残った破片で手を切ってしまわないように注意してください。また、割れた範囲が広い場合はダンボールなどで窓をふさぎ、風雨や飛来物が室内に入りこむのを防ぎましょう。

あくまでできるのは応急処置法のみ。ガラスは早めに交換しよう

台風で窓ガラスが割れてしまった際にできるのは、基本的に応急処置のみです。そのため、台風が経過したらなるべく早いうちに業者に連絡し、ガラス交換をしてもらいましょう。ガラスを割れたままの状態で放置していると、残った破片で怪我をしたり空き巣に狙われたりする危険性があります。

割れた窓ガラスを一刻も早く交換したいという方は、弊社にご相談ください。相談窓口は24時間365日いつでもご利用できるため、いつでもお気軽にご相談ください。

台風によるガラス割れは保険が適応されるかも!

台風で割れた窓ガラスを放置していると、怪我をしたり空き巣に侵入されたりするおそれがあるため早めに交換をおこなう必要があります。しかし、窓ガラスを交換する際に費用が気になるという方もいるのではないでしょうか。実は、台風によるガラス割れは保険が適応できる場合があります。ここでは、その保険についてご紹介していくので、業者に修理を依頼する際の参考にしてみてください。

台風による窓ガラス割れは火災保険が適応できる?

台風による窓ガラス割れは火災保険が適応できる?

加入している火災保険が風災に対応している場合は、台風による窓ガラス割れの修理に保険が適応できることがあります。風災とは、暴風・竜巻・台風などの強い風が伴う損害のことです。窓ガラスの交換に保険が適応できるかどうかは、ご利用中の保険会社に問い合わせてみましょう。火災保険を申請する際のおおまかな流れは次のとおりです。

  1. 保険会社に連絡し、火災保険を利用したい趣旨を伝える
  2. 保険申請に必要な書類が保険会社から送られてくるので、必要事項を記入する
  3. 窓ガラス修理業者に見積りを作ってもらう+交換をおこなう窓ガラスの写真を撮る
  4. 書類と見積り・写真を保険会社に送る
  5. 保険会社による審査がおこなわれる
  6. 審査がとおったら保険金が支払われる

※保険会社によって請求の流れが異なることもあるため、必ず事前に確認をとってください。

台風で割れた窓ガラスの交換に火災保険を適応する場合は、修理業者の見積りが必要になる場合が多いです。そのため、火災保険を利用したい場合は見積りを作成してくれる業者を選ぶようにしましょう。弊社では見積り作成可能な業者を紹介しているので「台風で割れた窓ガラスを交換するのに、火災保険を利用したい」という場合もお気軽にご相談ください。

窓が割れたらどうすればいい?窓ガラス修理の費用相場はいくら?


窓が割れたらどうすればいい?窓ガラス修理の費用相場はいくら? 

窓ガラスが割れた際は修理を依頼する前に、ガラスの種類と修理の流れを把握しておきましょう。

窓ガラス修理(交換)の費用は、窓ガラスの種類によって大きく異なります。そのため、ガラスの種類について知っていれば、修理費用を予測しやすくなるのです。また、修理の流れについて知っておくことで、実際に修理にどれくらいの時間がかかるのか分かります。

このコラムでは、窓ガラスの種類や修理の流れについて解説します。そのほかにも、窓ガラスが割れた際に業者へ修理依頼する前にやることやガラスのサイズの測り方、修理費用の相場などもご紹介します。窓ガラスが割れてお困りの際は参考にしてみてください。

今すぐにでも窓ガラス修理を依頼したいという場合は、弊社へお電話ください。すばやく対応できる業者をご紹介します。

窓ガラスが割れたらまずやること

ここでは「窓ガラスが割れて、どうすればよいのか分からない」という方向けに、業者に修理を依頼する前にやることをご紹介します。

ガラス片を掃除する

ガラス片を掃除する 

飛び散ったガラス片でケガをしないように、掃除をおこないましょう。掃除に必要な道具と掃除の手順は以下のとおりです。

【必要な道具】
  • ゴミ袋
  • 軍手
  • スリッパ
  • 新聞紙
  • ほうき+ちりとり
  • 掃除機
【掃除手順】
  1. ゴミ袋を用意する。ガラス片は不燃ゴミとして取り扱われることが多いですが、地域によってルールが異なるケースもあるため必ず確認をとりましょう。
  2. 新聞紙を広げる。複数枚の新聞紙を重ねると、破片でケガをする危険性が減ります。
  3. 軍手とスリッパを身に着けてケガを予防する。
  4. 大きいガラス片をつかみとり、広げた新聞紙の上にのせていく。
  5. 小さなガラス片をほうきとちりとりを使って集め、広げた新聞紙にのせる。
  6. ガラス片をのせた新聞紙をくるんでガムテープで巻く。
  7. ガラス片を包んだ新聞紙をゴミ袋の中に入れる。
  8. 掃除機で残った細かなガラス片を吸い取る。
  9. 掃除機で吸ったガラス片をゴミ袋に捨てる。
  10. 袋を縛り、地域のルールに従って指定日にゴミとして出す。

賃貸の場合は貸主へ連絡

マンションやアパート、貸家などの賃貸に住んでいる場合、修理を依頼する前に必ず貸主に連絡をとりましょう。賃貸契約の内容にもよりますが、許可なく窓ガラス修理をするとトラブルに発展しかねません。トラブルの一例をあげると、契約上は貸主が負担してくれるはずなのに修理費が自腹になったり、許可なく窓ガラス修理をしたことによって違約金を請求されたりなどです。

保険会社へ連絡

契約内容によっては、窓ガラス修理には火災保険を適用できるケースがあります。火災保険が適用できれば修理費を安く済ませられるため、保険会社に連絡して保険を適応できるかどうかの確認をとりましょう。また、保険が利用できる場合は保険申請に必要な書類の確認もとるようにしてください。

【保険を利用したい場合は、必ず修理依頼前に確認をとるように】
窓ガラス修理を依頼しようとしている人の中には「修理が終わった後から保険の申請をすればよい」と考える方もいるかもしれません。しかし、保険会社によって異なるケースもありますが、火災保険の申請には「修理業者の見積り書」と「修理業者によって撮影された被害現場の写真」の提出を求められることが多いです。

前者はともかくとして、後者は窓ガラス修理が完了してからではもう遅いです。そうなると必要提出が足りなくなり、火災保険を申請できなくなってしまいかねません。このような事態を避けるためにも、火災保険を利用したい方は必ず修理前に保険会社に連絡をして必要書類の確認をとり、修理依頼をする際は業者に以下の二点をしっかりと伝えましょう。

  • 火災保険を利用したい。
  • 見積り書の作成と被害現場の撮影をしてほしい(必要書類に見積り書と写真が含まれている場合)。

住宅によく使われている窓ガラスの修理

窓ガラス修理を依頼する際に、どれくらいの費用がかかるか気になるという方は多いのではないでしょうか。修理にかかる費用は、窓の種類によって大きく変動します。そのため、窓の種類をしっかりと把握しておけば、修理費がいくらかかるかをある程度予測することができるのです。

ここでは、住宅によく使われている「透明ガラス(フロートガラス)」「型板ガラス(かすみガラス)」「網入りガラス」「複層ガラス(ペアガラス)」の四種類のガラスについて解説していきます。

【透明ガラス(フロートガラス)】
特殊な加工が施されていない、最も一般的である透明なガラスです。目立った特徴こそないですが、加工の手間が少なくてコストが安い点が長所です。

【型板ガラス(かすみガラス)」】
ガラスの表面にデコボコした加工が施されているガラスです。デコボコの加工があることによって光が屈折する関係上、ガラス越しの景色がぼやけて見えるという特徴があります。このことから室内に光を取り入れつつも、プライバシーの確保ができます。

【網入りガラス(ワイヤーガラス)】
名前のとおり、ガラスの中に網(ワイヤー)が埋め込まれているガラスです。網がある上にガラス自体が厚めに作られているので、万が一ガラスが割れても、破片が飛び散りにくいという特徴があります。

その反面、網とガラスの厚さの分だけ作るコストが高いです。一部の地域では、建築基準法や消防法などで網入りガラスの設置が義務付けられているケースがあります。

【複層ガラス(ペアガラス)】
一般的なガラスと異なり、二枚一組で間に空気の層を挟んでいるという特殊な構造のガラスです。構造上断熱性が高く、とくに寒い地域で利用されることが多いです。しかし、二枚一組になっている関係上、一般的なガラスに比べてコストが高いです。

窓ガラスの修理(交換)費用相場

ここでは、ガラス業者数社のホームページ内の料金表を元にした「透明ガラス」「型板ガラス」「網入りガラス」「複層ガラス」の窓ガラス修理の費用相場をご紹介していきます。修理業者を選ぶ際の参考にしてみてください。

【透明ガラス】
サイズ90×90cm以下

厚さ2mm 約6,000~12,000円
厚さ3mm 約10,000~17,000円
厚さ5mm 約13,000~20,000円

【型板ガラス】
サイズ90×90cm以下

厚さ2mm・4mm・6mm 約10,000~17,000円

【網入りガラス】
サイズ90×90cm以下

厚さ6.8mm 約22,000~25,000円

【複層ガラス】
サイズ90×90cm以下

厚さ 3mm+空気層+3mm 約21,000~28,000円
厚さ 5mm+空気層+5mm 約26,000~31,000円

窓ガラスのサイズの測り方

ここまでで窓ガラスの種類ごとの修理費用相場についてご紹介してきましたが、修理費用は窓ガラスの大きさによっても変動します。そのため、より正確な修理費用を把握しておきたいという方は、修理する窓ガラスのサイズを知る必要があります。

窓ガラスのサイズは、本来サッシからガラスを外して測る必要があります。これはサッシで隠れている「飲み込み」というスペースが存在するためです。しかし、この飲み込みの長さを知っていれば、内寸を測るだけでサッシを外さずに窓ガラスのサイズが分かります。

  • ガラスの内寸は、サッシの内側から反対側のサッシの内側までの長さです。
  • 飲み込みの長さは、基本的に約6cmです。

このことからガラスのサイズは「内寸+12cm(6+6cm)」で割り出すことができます。例をあげると、内寸が縦/横78cmの場合、飲み込みの長さと合わせると窓ガラスのサイズは縦/横90cmとなります。

窓ガラス修理のおおまかな流れについて

インターネット上で見つけられる窓ガラス修理の業者には、大きく分けて二種類あります。ひとつは修理店に直接電話がつながる業者、もうひとつはコールセンターに電話がつながる業者です。便宜上、このコラムでは前者を「修理店タイプ」後者を「コールセンタータイプ」とします。それぞれ窓ガラス修理の流れが若干異なるため、タイプ別に見ていきましょう。

【修理店タイプ】
  1. 自分で業者を探して決める
  2. 修理店に電話をする
  3. 修理依頼
  4. 現場にスタッフが駆け付ける(20分前後)
  5. 見積りをとる
  6. 実際に作業する(30~60分)
  7. 支払い
【コールセンタータイプ】
  1. コールセンターに電話をする
  2. 相談内容を元に業者を紹介(10分前後)
  3. 修理依頼
  4. 現場にスタッフが駆け付ける(20分前後)
  5. 見積りをとる
  6. 実際に作業をする(30~60分)
  7. 支払い

どちらのタイプの業者がいいのか?

修理店タイプとコールセンタータイプはそれぞれメリットデメリットがあります。そのため、業者を選ぶ際はこのメリットデメリットに着目するようにしましょう。

【修理店タイプ】

〇料金設定が安い傾向がある。
×自分で要望にあった業者を見つける必要がある
×早朝や深夜は営業してないことが多い。

【コールセンタータイプ】

×中間マージンが発生する関係上、修理店タイプより修理費が若干高くなる傾向がある。
〇相談内容を元に業者を紹介してもらえるため、自分で探す手間が省ける
〇24時間利用できるケースが多く、早朝や深夜に対応してくれる業者を見つけやすい。


弊社は、24時間365日いつでも利用できるコールセンタータイプの業者です。そのため、早朝や深夜でもすぐに対応できる業者をご紹介できます。また、お客様のご相談内容を元に業者をご紹介するので「自分で業者を探すのが面倒」という方もぜひご利用ください。

網入りガラスの熱割れがこわい冬。簡単な予防法があるって知ってた?

網入りガラスの熱割れがこわい冬。簡単な予防法があるって知ってた?

網入りガラスとは、事故や火災時にガラスが飛散しないように金属のワイヤーが入ったガラスです。冬に起きることが多いのですが、この強そうな網入りガラスが前触れもなく、突然バキバキっとひび割れすることがあるのです。

この現象は網入りガラスにある熱が伝わって、突然ひび割れることから「熱割れ」といいます。「熱割れ」の原因はいったい何なのかを知って、予防対策を万全にしましょう。

また、万が一網入りガラスが「熱割れ」してしまった場合、私たちはどのような処置をしたらよいのか、これからご紹介していきます。

網入りガラスに熱割れが起きるメカニズム

網入りガラスは、普通の透明なガラスより3倍ほど「熱割れ」が起きやすいといわれています。それはなぜなのでしょうか?

じつは、網入りガラスに「熱割れ」が起こる原因には、中に入っているワイヤーが関係しています。網入りガラスには、事故や火災などの際に、ガラスが割れて飛び散ってしまわないよう金属製のワイヤーが入っています。

網入りガラスの温度が低くなっているところに部分的に熱が加わって、ガラスやワイヤーの一部分だけが膨張すると、ほかの部分が急に引っ張られて割れてしまうのです。

冬に網入りガラスの熱割れが起こる理由

冬に網入りガラスの熱割れが起こる理由

冬場は気温が低いため、窓際にある網入りガラスは全体が低温になっています。そこに何らかの原因で一部分だけに熱が加わってしまうと、ほかの季節よりもさらに温度差が生じやすくなります。部分的に温度差が生じて、一部が膨張することが「熱割れ」の原因なので、どの季節でも網入りガラスにお湯をかけないほうがよいのです。

しかし、「熱割れ」のメカニズムがあまり知られていないので、雪の降る地域でもうっかり結露した網入りガラスにお湯をかけて「熱割れ」が起きてしまうようです。

また冬に暖房器具を使うことも「熱割れ」が起こる一因です。暖房器具の置き場所によっては、ほかの季節よりも網入りガラスに部分的な温度差を生じさせてしまうことがあります。そうすると、ひび割れが起きやすくなってしまうのです。

それ以外の「熱割れ」が起こる理由として、網入りガラスの品質が製造段階から悪い場合が考えられます。

結露が発生しやすい冬場に、品質の悪い網入りガラスの金網部分に結露の水が入ってしまうと、金網がさびやすくなります。金網がさびて、小さなひび割れができていると、「熱割れ」が起こりやすくなってしまうのです。

よくある熱割れの原因と予防策

よくある「熱割れ」の原因としては、急な温度変化によりガラスやワイヤーの一部分が膨張し引っ張られてしまうことにあります。それでは、膨張による「熱割れ」を防ぐためにはどうしたらよいのでしょうか?

ガラスの結露にお湯をかける

ガラスの結露を取ろうとしてガラスに温かいお湯をかけると、一部分だけが膨張して「熱割れ」の原因になります。お湯をかけるのは危険なのでやめましょう。

窓ガラスの近くに暖房器具を置く

外気で冷やされた窓ガラスに暖房器具の熱が加わると、ガラスの一部分だけ温度が上昇して割れてしまいます。近くにはできるだけ暖房器具を置かないようにしましょう。

窓際にハンガーで服をかける

窓際にハンガーをかけると、服があるところとないところで温度差が生じてしまいます。服がかかっているところは冷たいままで、服がないところには日光が当たり、その一部分が高温になり膨張すると、割れてしまいます。

窓際でヘアドライヤーを使用する

明るい窓際で髪を乾かそうと、窓際でヘアドライヤーを使用した経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

窓際でヘアドライヤーを使用すると、ヘアドライヤーから出た熱風が外気で冷えた窓ガラスに当たってしまい、一部分だけ熱をもつおそれがあります。ほかの部分は低温なのに、熱風が当たったところが膨張すると、ガラスが割れてしまいます。ヘアドライヤーの熱風が直接網入りガラスに当たらないように気を付けましょう。

網入りガラス自体の品質が悪く、金網のさびや小さいひびがあった

もともと品質がよくないものだと、製造過程で中に空気や水分が入り込むことがあるそうです。空気や水分が入り込んだ網入りガラスは内部の金網がさびやすく、さらにひび割れができていると、「熱割れ」が起きやすくなります。「熱割れ」によって大きく破損する前に、交換したほうがよいでしょう。

遮るものがなく太陽の光や熱をもろに受ける天窓

部屋が明るくなり快適に過ごせる大きな天窓は、じつは「熱割れ」が起きやすく危険です。安全のため、飛散防止を優先して網入りガラスにしている場合もあります。しかし、網入りガラスは通常のワイヤーのないガラスのおよそ2倍も「熱割れ」を起こしやすいのです。

また網入りガラスの天窓は、雨風を受けてフレーム周りのゴムが劣化しやすいです。周りが劣化するとガラス内に水が入り、ワイヤーにサビが入るとさらに割れやすくなります。

「熱割れ」で何度もガラスを取り替えてしまっては、非常にコストもかかります。できれば最初から耐熱性の高いガラスを選ぶようにしましょう。天戸などあれば、朝は閉めておくとよいかもしれません。

熱割れした網入りガラスの応急処置

熱割れした網入りガラスの応急処置

網入りガラスは、普通のガラスより強力に見えがちな網入りガラスですが、「熱割れ」してしまうことがあります。「熱割れ」してしまったら、早急に正しい対応が必要です。

正しいガラスの応急処置法

ガラスにひびが大きく入ってしまった場合、そのひびはどんどん広がっていきます。大きな破損事故でけが人が出る前に、ガラスにひびが入ってしまったら早急にガラスを交換しましょう。

ついついやりがちなNG処置

ガムテープや接着剤で貼り付けても、ひびは遅かれ早かれ広がっていくのです。強化ガラスだから大丈夫、網入りだから大丈夫だということはありません。

グレイジングチャンネル(グレチャン)も劣化してない?

グレチャンとは網入りガラスの周りを囲んでいるゴムの部分です。カタカナの「コ」の字のような形をしており、ガラスを包み込んで固定しています。

年数が経ってグレチャンが劣化してしまうと、ゴムのすき間から網入りガラスの中に水が入ってしまいます。すると、内部のワイヤーがさび、窓ガラスのドアの開閉による衝撃を吸収できなくなり、少しの衝撃でも突然網入りガラスが割れる危険があります。

そうならないためにも、グレチャンが劣化したら、早急に取り換えが必要です。

ガラス修理費用の相場はどれくらい?

ガラスの割れは、小さいものだとガラス専用の接着剤やガラステープで補修ができます。しかし、これは単にヒビ割れを補修するものであって、ガラスの耐久性は低くなってしまいます。

「熱割れ」でガラスが割れてしまった場合は、ガラス交換をしましょう。割れたガラスの範囲など、ガラスの状態によっても、ガラス交換にかかる費用は異なります。まずは見積りを取ってみましょう。

ガラス代と工事費以外にも、出張費などの追加料金がかかるかもしれません。出張費がかかってしまう場合、近所にあるガラス屋さんに頼むほうが安いこともあります。

近くのガラス修理屋さんや、インターネットで探した業者などいくつかの業者を比較して、信頼できて納得のいく費用で、修理を依頼できる業者を見つけましょう。

ガラス修理にかかる費用は、小さなガラスであれば3,000円くらいから、大きな網入りガラスは15,000円~25,000円程度とさまざまです。1ヶ所だけではなく複数の見積りを取って考えるとよいでしょう。

まとめ

網入りガラスの「熱割れ」について、あまり知らない方も多かったかもしれません。冬場の大きな温度変化が網入りガラスにとってよくないことを知っていれば、「熱割れ」を防げる可能性が高くなります。

それでも、ガラスは繊細なため「熱割れ」を起こすことがあります。そのときは自己判断で間違った対応をせずに、きちんとプロの業者に依頼して、早めの修理をしてくださいね。

フロートガラスはどんなガラス?仕様、耐用年数、長所&欠点も分析!

フロートガラスはどんなガラス?仕様、耐用年数、長所&欠点も分析!

“フロートガラス”というと、聞き慣れないという人が圧倒的多数でしょう。しかし実は、フロートガラスは私たちの暮らしに非常に身近な存在です。といわれても、すぐにピンとこない人が多いでしょう。フロートガラスは一般的にいわれるガラス、そのものを指します。

日本でもっとも普及しているガラスが、フロートガラスといっても過言ではないでしょう。昔から長いあいだ使用されてきたフロートガラス、その存在は私たちの普段の暮らしに欠かせない存在です。フロートガラスは、さまざまなガラスの元にもなっています。

“普通のガラス”、フロートガラスの特徴とはなんなのでしょうか?灯台もと暗し、身近過ぎるものほど、その情報については詳しくないことが多いでしょう。あなたの持つその疑問、当コラムがすべて解消します。フロートガラスの永久保存版、ぜひ最後までご覧ください。

フロートガラスとは

“ガラス”といっても、その中にはいくつもの種類が存在しています。強化ガラスや防音ガラス、断熱ガラスなど、その種類もさまざまです。その種類の中のひとつである“フロートガラス”、その具体的な正体とは、一体どのようなものなのでしょうか?

いわゆる「ふつうのガラス」です

フロートガラスは、私たちが日常的に目にするガラスのなかでも、もっとも一般的な存在です。フロートガラスはまったくの透明ではなく、厚みがあったり、重ねたりすると鮮やかな緑色を発色するようになります。なんだか景色が緑に見える原因は、このガラスです。

純度の高い、まったくの透きとおったガラスは“高透過ガラス”と呼ばれています。緑をたたえるフロートガラスとは、透明度が異なるのです。フロートガラスの特徴は詳しく後述しますが、加工のしやすさや、厚みの種類が豊富なことが、大きなものといえます。

こんな場所に使われています

一般的、といわれるくらいです。フロートガラスが使用されている場所は、非常に多岐(たき)に渡ります。窓ガラスへの使用はもちろん、ガラス製のテーブルや棚板や扉にまで、その使用用途は多種多様です。日常的に目にする機会も多いでしょう。

また、フロートガラスは厚みが増すと強度も上がります。その代表例が、熱帯魚などを泳がせるための“水槽”への利用ではないでしょうか。大量の水を注ぐため、使用するガラスに強度は必須です。水槽に使用されるフロートガラスの強度は、抜群といえるでしょう。

フロートガラスの歴史

フロートガラスの歴史

ガラスの中でも、もっとも普及しているといわれているフロートガラス。その歴史の始まりは、1952年にまで遡(さかのぼ)ります。フロートガラスが開発されたのはイギリス。溶かしたガラスの溶液を、熱した錫(すず)の上に浮かべることで、完成しました。

それ以前のガラスは表面の凹凸がひどく、ガラスをとおして見えた景色は歪んだものになったといわれます。その症状を見事に解消したフロートガラス。その開発は、ガラス業界を大きく変えたことでしょう。現在でもガラスの多くは同様の手法で作られています。

フロートガラスを使用するメリット

大きく普及しているフロートガラス。その背景には、フロートガラスの持つさまざまなメリットが存在しています。一般的なガラスともいわれるフロートガラスですが、ほかのガラスにはない、いろいろな個性も持ち合わせているのです。詳しく紹介しましょう。

厚みの規格が10種類もあり豊富

フロートガラスは、ガラスの基礎になるものです。そのため、選べる種類、とりわけ厚みに関しては選択肢が非常に豊富です。代表的な10種類の厚みは、下記のようなものです。

  • 2mm
  • 3mm
  • 4mm
  • 5mm
  • 6mm
  • 8mm
  • 10mm
  • 12mm
  • 15mm
  • 19mm

これだけの厚みの選択肢を持つガラスは、ほかにないでしょう。とりわけ、フロートガラスは厚みによって印象や雰囲気が大きく変わります。窓ガラスであれば、景色の見えかたにも、大きく影響を及ぼします。透明度や頑丈さで選ぶことも、可能になるでしょう。

加工しやすく、価格も安い

フロートガラスは加工しやすく、かつ価格が安いことも大きなメリットでしょう。好みの大きさに切りわけたり、穴を空けたりすることも容易です。DIYなどで、自分で加工をすることも難しくはないでしょう。変わった形にすることも、できるかと思います。

また、フロートガラスは流通している量が多いため、ほかのガラスよりも安い価格で入手することができるでしょう。加工のしやすさも相まって、非常に使い勝手がよいガラスといえます。フロートガラスが広まった背景には、価格設定の安さの影響も大きいでしょう。

対応業者が多い

1952年に開発されたフロートガラス、その歴史の長さから、対応できるガラス業者の数が多いということもメリットでしょう。フロートガラスは、多くのガラスを扱う業者に常備されており、修理や交換の要望に対しても、ほとんどの業者が対応することが可能です。

ガラストラブルの大多数を占めるであろうヒビや割れなどに対応できる業者が多いということは、トラブルの解決も容易なことを意味します。迅速な作業も期待できるでしょう。

デメリットは、高機能ではないこと

多くのメリットが存在しているフロートガラス。一般的とはいうけれど、多くの個性を持ち合わせていますよね。反面、フロートガラスが持つデメリット。それは“高機能ではないこと”です。よくも悪くも、フロートガラスは一般的なガラスなのです。

たとえば、強度の面では強化ガラスに軍配が上がるでしょう。防音の面では防音ガラスに、断熱の面では断熱ガラスが圧勝します。フロートガラスの使い勝手は抜群ですが、新しいガラスに比べると、追加の機能がなく性能面ではどうしても劣ってしまうのです。

フロートガラスには上記のように多くのメリットと、少ないデメリットが備(そな)わっています。歴史が証明しているように、フロートガラスの信頼性は確かなもの。一般的といわれる理由は、ここにもあります。必要十分な機能を持ったガラスの代表例でしょう。

フロートガラスの耐用年数は数十年と長い

フロートガラスの耐用年数は数十年と長い

こちらも同様に、フロートガラスのメリットともいえるかもしれません。フロートガラスの耐用年数の目安となるのはなんと20年以上。中には「40年以上の使用を続けてもいまだに現役」という声もあるほどです。およそ半世紀ほどの耐用度、圧巻といえるでしょう。

手入れを欠かさずおこなえば、非常に長い期間を共に過ごすこともできるでしょう。家の外壁塗装や屋根の張り替えなど、代表的な家の建具は定期的なお手入れが欠かせません。その点フロートガラスの長寿命は、家の維持費を考えるうえでも有益といえます。

フロートガラスの耐熱温度は100度強!

ガラスというと、熱に弱い印象があるという人も多いでしょう。しかし、その印象はフロートガラスには当てはまりません。フロートガラスの耐熱温度はなんと100℃、熱湯を不意にかけてしまっても、割れる心配はないのです。この特徴は意外だったでしょうか?

とはいえ、例外はあります。それはガラスと熱のあいだに、大きな温度差が生じたときです。たとえば、熱したガラスを急激に冷やしたり、冷たいガラスに熱湯をかけてしまった場合は、パリンと割れてしまうことがあるのです。温度差には弱いといえるでしょう。

ちなみに、熱に強いといわれている強化ガラスの耐熱温度はおよそ210℃、この点強化ガラスは優秀でしょう。とはいえ、加工がしやすく価格も安い、さまざまなメリットがあるフロートガラスの耐熱性としては十分でしょう。需要(じゅよう)を満たす機能といえます。

フロートガラスは最大どのサイズまで作れるのか

さまざまに輝くメリットが光るフロートガラス、その存在は無視できません。そして、ここからの情報も非常に有益なものです。フロートガラスで作れる最大のサイズ、気になるのではないでしょうか?加工ができても大きさが足りなければ、意味がありませんよね。

フロートガラスの最大寸法は、およそ2,000mm×3,000mmです。この最大のサイズを基準に、それぞれの用途に合わせたサイズにガラスを加工、状態をアレンジしていきます。業者に依頼をすれば、自分好みのオリジナルサイズに処理してもらうことも可能でしょう。

そのとき気になるのが、フロートガラスの加工をはじめ、修理や交換にかかる費用ではないでしょうか?自分だけの好きなサイズに加工をしてもらうほか、窓ガラスが割れたり、棚のガラス板にヒビが入ってしまったりすることもあるでしょう。

そんなときに依頼する業者選び、価格が安いとはいえ、少しでも安く抑えたいというのが人情でしょう。そんなときは、インターネット上にある比較サイトを使用してみてください。いくつかの業者が提示する作業の費用を簡単に比較、検討することができます。

また、具体的な業者選びをするのであれば、業者の公式サイトやクチコミサイトを参照してみることも、非常にお役に立つでしょう。公式サイトでは業者のこれまでの実績や事例の確認を、クチコミサイトでは作業を依頼した人の“生の声”を知ることができます。

フロートガラスの魅力を最大限に発揮させるのであれば、依頼する業者選びも重要な要素でしょう。せっかくなら信頼のおける業者に作業を依頼したいところ。ぜひこの章の情報を参考にして、信頼のおける素晴らしい業者を、探し出してみてください。

まとめ

もっとも一般的なガラスといわれるフロートガラス、その正体は私たちの暮らしにとても身近なものでした。今現在フロートガラスを自宅で使用している、という人も多いでしょう。日常的に目にするガラスの中にも、フロートガラスは多く存在しています。

1952年に開発されてから、多くの場所で使用され続けているフロートガラスは、その信頼性も抜群でしょう。使用されている歴史が長いということは、それだけ知識の積み重ねがあり、対応できる業者の数も多いといえます。修理や交換のときも、対処は容易でしょう。

厚みのバリエーションも多く、加工がしやすい、価格も安いなど、多くの面でメリットを持つフロートガラス。これからご自宅に導入しようという人は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?新しいガラスにはかないませんが、必要十分な機能を持ち合わせています。

耐用年数の長さ、耐熱温度の高さは、目を見張る事実でしょう。最大寸法も十分に大きなものといえ、加工を依頼するにも問題ありません。お好みに合わせたガラスの姿を実現するために、フロートガラスは多くの選択肢をあなたに与えてくれます。

ガラスの加工はもちろんのこと、修理や交換を業者に依頼するのであれば、簡単にできる費用見積りをおこなってみるのがよいでしょう。信頼できる業者を探し出すことができます。身近なところにあるフロートガラス、ぜひ利用を検討してみてはいかがでしょうか?

窓ガラスの防音対策で静かな暮らしを!│具体的な対策方法をご紹介


窓ガラスの防音対策で静かな暮らしを!│具体的な対策方法をご紹介

新しい家に越してきたら周囲の騒音が気になるという人や、自宅の周りの環境が変化して騒音が気になるようになったという人もいるでしょう。騒音でお悩みであれば、防音対策をすることがおすすめです。とくに窓ガラスは騒音が侵入しやすい場所なので、窓ガラスの防音対策はとても効果的です。

このコラムでは、窓ガラスの防音対策の方法について解説していきます。防音対策にはさまざまな方法があるので、ご自身の環境にあった方法を選んでみてください。

防音のカギは窓にある!

窓ガラスの防音対策について解説する前に、まずはなぜ窓ガラスから騒音が伝わりやすいのかをご説明します。窓ガラスは音を伝えやすい構造をしているため、防音対策するときは、まず窓から対策するとよいでしょう。

窓は壁に比べて薄い

窓ガラスの防音対策で静かな暮らしを!│具体的な対策方法をご紹介

住宅の壁は、さまざまな壁材でつくられていますが、すべて合わせると厚さがおおよそ155mm程あるとされています。それに比べて、基本的な窓ガラスの厚さは3~5mmと大変薄いです。

そのため窓がない部屋よりも、窓がある部屋の方が、騒音が伝わりやすくなってしまうのです。窓がない部屋なら静かに感じるような音でも、窓ガラスがある部屋では、でうるさく感じてしまうほど、聞こえ方にも違いがあります。

現在、複層ガラスとよばれるものを、窓ガラスに使用しているお宅もあります。この複層ガラスは2枚のガラスを使用し、間に空気またはガスの層ができたものです。このガラスは断熱効果や結露防止に効果があるようですが、防音には効果はありません。ガラスを2枚使用している分、防音効果もありそうですが、通常のガラスとさほど変わりません。

その理由は、音は空気の振動で伝わるからです。複層ガラスの2枚のガラスは同じ厚さでできているので、2枚とも同じように振動します。そのため、音を小さくすることができないのです。

窓とサッシの間にはすきまがある

窓ガラスから音が侵入しやすい原因には、ガラスの厚さ以外にも理由があります。それは窓ガラスにはサッシがあることです。

サッシは窓ガラスの開閉をスムーズにおこなうために、すきまが空いています。そのすきまを通って、音が侵入してくるのです。しかも、サッシは1mm程度のアルミを使ってつくられているので、簡単に音を通してしまいます。このようなことから、窓ガラスは音を伝達しやすい場所となっているのです。

【窓の防音1】しっかり対策編

いよいよ、窓ガラスの防音対策について解説していきます。しっかりと防音したいのであれば、やはり業者に相談するのが一番でしょう。

防音ガラスに交換する

窓ガラスの防音対策で静かな暮らしを!│具体的な対策方法をご紹介

防音ガラスは、2枚以上のガラスでできています。そう聞くと複層ガラスのようですが、ガラスとガラスの間に特殊中間膜というものを挟んでいます。(防音ガラスを使用した複層ガラスもあります)

この特殊中間膜は振動を熱に置き換え、音の波を消滅させる効果があります。どの音域にも効果があるため、防音性が高いです。サッシにも防音タイプがあり、これとあわせて使うとさらに効果的です。

二重窓(二重サッシ・内窓)にする

既存の窓をそのままに、内側にもうひとつ窓を取り付けることによって二重窓にする方法もあります。既存の窓と、内側に取り付けた窓との間で音が反復するため、部屋の中にまで音が伝わりにくくなります。既存の窓をそのまま使うので、おおがかりな工事はいりません。

ただし、窓のタイプや、内側にもうひとつの窓を取り付けるスペースがあるかどうかで、施工方法が変わってきます。また、内側に取り付ける窓ガラスの防音性によって、効果に差が出てきます。そのため、防音性の高いガラスを選ぶことが大切です。

二重窓には防音効果以外にも、うれしい効果があります。それは断熱効果が高いことです。断熱効果が高いということは、夏は室内を涼しく保ち、冬は室内を暖かく保つことができるということです。また、その効果により、結露を抑えることもできます。まさに、よいことだらけの窓といえます。

ガラスの交換、二重窓の設置は自分でできる?

防音ガラスへの交換や二重窓の設置を、自分でできないかとお考えの人もいることでしょう。自分でできれば費用も抑えられるため、うれしいところです。しかし、これらの作業を素人がおこなうのは大変難しいです。

施工には家の構造をよく把握し、家屋の歪みに合わせた部材を用意しなければなりません。適切に施工できないと、窓の脱落がおこり、ガラスの破損、怪我などにつながりかねません。防音ガラスへの交換や、二重窓の設置は、必ず業者に依頼して施工してもらいましょう。

【窓の防音2】おてがる対策編

防音にかける費用を抑えたい、おおがかりな施工はしたくないという人もいるでしょう。ここでは自分でできる、簡単な窓ガラスの防音方法をご紹介していきます。

窓とサッシの隙間をふさぐ

窓ガラスの防音対策で静かな暮らしを!│具体的な対策方法をご紹介

窓とサッシにできるすきまを、テープを使ってふさいで、防音することができます。このときに使うテープは防音テープ・遮音テープ・すきまテープなどさまざまな名前でよばれています。好きな長さにカットして貼り付けるだけなので、作業も簡単です。

しかし、テープですきまをふさぐだけでは、あまり防音効果は感じられないかもしれません。ほかの方法と併用して使うとよいでしょう。また、テープは経年劣化してボロボロになってしまうので、定期的に交換も必要です。

防音シートを張る

防音シートは、ガラスに貼って使用します。厚みがあるほど、防音効果は高いです。しかし、厚みがあるとそのぶん取り扱いが難しくなるので、どれくらいの防音効果が必要かなどによってシートを選ぶとよいでしょう。

このシートは、簡単に剥がすことができるので、賃貸などでも使いやすいでしょう。また、窓ガラスにシートを貼り付けると、結露を防ぐ効果もあります。貼るときは、すきまができないよう少し大きめにカットしてから貼るとよいでしょう。

防音カーテンに変えてみる

防音カーテンはさまざまなタイプのものがあります。

  • 樹脂コーティングしたもの
  • 金属をコーティングしたもの
  • 吸音効果がある特殊な織り方でできたもの
  • 生地を複層にしたもの

またこれらを併用してつくられた防音カーテンもあります。防音カーテンを設置するときは、窓からの音が伝わらないように、しっかりと窓をカバーするサイズのものを選びましょう。

ただし、防音カーテンは低音には効果があまりないです。そのため、工事の音や車・電車の音などは、防ぐのが難しいでしょう。

簡単にできる対策では効果が感じられないときは

このように、自分でも簡単にできる防音対策もありますが、やはり防音ガラスや二重窓に比べると効果が落ちてしまいます。自分でできる方法を試してみて、それでも騒音が気になるときは、ぜひ業者に相談してみてください。弊社では、お客様のご相談に合わせて業者をご紹介しています。お悩みのことがあれば、一度相談窓口までご連絡ください。