窓ガラスにフィルムを貼るなら種類をチェック!自分で貼る方法

 窓ガラスにフィルムを貼るなら種類をチェック!自分で貼る方法

窓ガラスには、割れたときに飛び散るのを防止するための対策フィルムがあります。しかしこのフィルム、自分でキレイに貼るのがなかなか難しいという印象があるため、貼る作業は基本的に業者に任せがちです。

しかし、意外と簡単に自分でフィルムを貼ることができるんです。今回は、窓ガラスのフィルムについて解説していき、最終的に自分でフィルムを貼る方法についてもお伝えさせていただきます。

「自宅のガラスにフィルムを貼りたい」。そう考えているかたは、ぜひ参考にしてみてください。

窓ガラスにフィルムを貼ろう!オススメな理由とは?

窓ガラスにフィルムを貼ることが推奨されているのは、いくつかの理由が存在します。

窓ガラスのフィルムとはどういうもの?

窓ガラスに貼るフィルムは、一般的にはペットボトルなどに使われているポリエチレン製のシートが使われているものがほとんどです。衝撃に強いことや、伸縮性があるなどの利点からポリエチレンが選ばれています。

窓ガラスにフィルムを貼るメリット

フィルムを貼る理由は目的によってさまざまですが、窓ガラスが割れたときの飛散防止のために貼り付けているという理由がとくに多いです。近年では、地震などで窓ガラスが割れて飛び散った被害が多かったことから、こうしたフィルムへの注目も集まっています。

また、フィルムの種類によっては、窓ガラスから虫を遠ざける「防虫忌避(ぼうちゅうきひ)」の効果があるものも存在します。

窓ガラスのフィルムは多種多様!自分の家に合うものを選ぼう

窓ガラスのフィルムは多種多様!自分の家に合うものを選ぼう

窓ガラスのフィルムには、いくつかの種類があります。その代表的なものは前述したガラスの破片を防ぐものから、プライバシーを守るものまで、さまざまなものがあります。ここでは、使われることの多いガラス用のフィルムを4種類紹介します。

窓ガラスのフィルムにはどんな種類がある?

・飛散防止フィルム

台風などの自然災害で窓ガラスが割れたときに、ガラスの破片が飛び散ってしまわないように防止するフィルムです。緊急事態に備えて、貼っておくと安心でしょう。

・プライバシー保護フィルム

部屋のなかの光景を、外から見えなくする効果があるフィルムです。たとえば大きな窓が道などに面していると、外からの視線も気になりがちです。外部からの視線が気になる場合に、このフィルムを貼り付けることで外部からの視線を遮断することができます。

・防犯フィルム

空き巣対策に効果を発揮するフィルムです。空き巣の侵入経路は主にドアと窓ガラスです。この防犯フィルムを貼れば、窓が割れづらくなり防犯効果を高めることができます。

・UVカットフィルム

外からの強い太陽の光を軽減してくれるフィルムです。西日や夏場の強い紫外線が気になる場合、UVカットフィルムを貼り付けることで、紫外線を減らし、部屋の温度上昇も防ぎます。より過ごしやすい環境を作ることができるでしょう。

また、UVカットフィルムには防虫効果も期待できます。夜の虫にとって、光は大好物です。気づいたときには大量の虫が集まっていた、ということもあるでしょう。そんな虫を防ぐにもUVカットが効果的です。外に漏れる光の量を減らすことで、虫を遠ざけます。

・断熱フィルム

外の気温が屋内へ影響しづらくなる効果があるフィルムです。これにより、夏は部屋が暑くなりにくく、冬は寒くなりにくいため、部屋のなかを快適で過ごしやすい環境にすることができます。

・ミラーフィルム

ミラーフィルムを貼り付けると、窓ガラスが鏡のような状態になり、外からなかをのぞくことができない状態になります。一方で、なかからはフィルムを貼り付ける前と同じように、外を見ることができます。

・デザイン性フィルム

柄や模様が印刷されているフィルムです。部屋やインテリアに合わせて、外観のデザインを演出するために使われることが多いです。主にカフェなどのお店で使われることが多いですが、一般家庭でも、おしゃれに演出できることから使用する人もいます。

たくさんあるフィルム、選び方のポイントは?

さまざまな種類があるフィルムですが、基本的には用途に合わせて選ぶようにしましょう。

窓が割れたときの飛散防止を目的としているのか、外から見えないようにしたいのか、断熱効果を窓に持たせたいのかなど、自分が必要としている要素がなんなのか、見失わないようにすることがフィルム選びのポイントです。

【DIY】簡単!自分でも窓ガラスにフィルムは貼れます

どのフィルムを使うかを決めたら、次はフィルムを窓ガラスに貼り付けていきます。窓ガラスにフィルムを貼り付ける作業は難しそうに感じる人もいるかと思いますが、じつは素人でも手順どおりおこなえば、簡単に貼ることができます。

貼り方の手順のご紹介

ここからはフィルムの貼り方を簡単に説明していきます。事前準備として、まずは道具を用意しましょう。

用意する道具:

  • フィルム
  • 霧吹き
  • 中性洗剤(食器洗い用などでOK)
  • メジャー
  • セロハンテープ
  • 雑巾(ぞうきん)
  • ヘラ

用意するものは以上です。これといって特殊なものは必要ありません。それでは作業を始めていきます。

・フェーズ1:下準備をしよう

まずは、窓ガラスにフィルムを貼りやすくするための、下準備をおこなっていきます。作業がしやすいように、窓付近にあるカーテンや家具を移動させておきましょう。窓付近に汚れが付く可能性もありますので、床に新聞紙を敷いておくことをおすすめします。

・フェーズ2:窓を掃除しよう

最初に石けん水を作っていきます。石けん水は霧吹きに水を入れ、中性洗剤を水に対して2~3%ほど混ぜ合わせて作ります。石けん水ができたら、窓ガラスを掃除していきます。

窓ガラスを掃除する目的は、フィルムをキレイに貼り付けるためです。ホコリや汚れが付着しているとフィルムがうまく貼り付かないため、キレイに拭き取りましょう。

先ほど作った石けん水を窓に吹き付け、ゴムベラで上から下へと、汚れをこそぐように落としていきます。

この作業を繰り返して、窓をキレイにしていきましょう。同時に窓まわりの汚れも、雑巾でキレイに拭き取っておくことをおすすめします。

・フェーズ3:フィルムを貼り付けていこう

窓掃除が終わったら、窓にフィルムを貼り付けていきます。まずは、ガラスのサイズをメジャーで測ります。そしてそのサイズに合わせてフィルムをカットしていくのですが、フィルムのサイズは4~5センチほど大きめにカットしておきましょう。

大きめにカットする理由は、ピッタリのサイズにカットしてしまうと、あとの作業で窓ガラスにフィルムを合わせるのが難しくなってしまうためです。

フィルムのカットが終わったら、石けん水で窓ガラスを全体的に濡らしていきます。水滴が垂れてくるぐらいまで、吹きかけてしまって大丈夫です。次に、カットしたフィルムを台紙から剥がし、剥がした面にも石けん水を吹きかけていきます。

この作業は、1人でおこなうのは難しいため、できれば2人でおこなうことをおすすめします。窓とフィルムの両面に石けん水を付けたら、窓の形にそってフィルムを貼り付けていきます。

・フェーズ4:仕上げていこう

窓全体にフィルムを貼り付けたら、スキマに入った余分な空気を抜いていきます。フィルム全体に石けん水を吹き付けたら、フィルムがずれないように抑えつつ、ヘラを上下左右に滑らせて空気を抜いていきます。

空気を完全に抜くことができたら、あらかじめカットしていたフィルムの余分な場所をカットしていきます。このとき、次の作業をおこないやすくするために、、ガラスのまわりとフィルムに、2センチほどのスキマをつくるようにカットしておきましょう。

最後に、窓ガラスとフィルムの間にある水を抜いてピッタリと貼り付けていく、水抜きという作業をしていきます。フィルムに軽く石けん水を吹きかけていき、ヘラを滑らせていきます。端から抜けてきた水は雑巾で拭き取りましょう。

これで窓ガラスへのフィルム貼り付けは終了です。

作業には注意をしよう

フィルムの貼り付けは、要点さえ抑えておけば素人のかたでも可能です。ただし、作業によっては1人でおこなうのが難しいものもあるするため、できれば2人でおこなうことが望ましいです。

また、窓ガラスにフィルムを貼り付ける作業には、窓を押さえて作業する場面があります。あまり強い力を加えると、作業中に誤って窓を割ってしまう危険もありますので、十分に注意して作業をおこなうようにしてください。

キレイに貼るならプロの業者へ!費用は?時間は?

キレイに貼るならプロの業者へ!費用は?時間は?

自分で窓ガラスにフィルムを貼る方法を説明してきましたが、内容を確認して自分でおこなうには不安があるというかたもいるかと思います。そういった場合は、業者へ作業を依頼するのがおすすめです。

費用と作業時間について

作業時間は、施工を実際におこなう窓の大きさや数、作業者のスピードなどが影響し変わってきます。また、費用も、フィルムの種類や作業をおこなう窓の数によって変化してきます。

費用がいくらになるのか、依頼前に知りたい場合は、業者に見積りをお願いしてみてください。その際に、複数の業者から見積りをもらって比較をすれば、価格やサービス内容を簡単に比べることができます。ぜひ、作業依頼前におこなうようにしてみてください。

業者選びのポイント

せっかく作業を依頼するのなら、知識や技術のある業者を選びたいところです。そのためにはクチコミサイトなどで、業者の評判を調べる方法が効果的です。クチコミでの評判を調べ、とくに評価の高いところや、作業が丁寧なところを選ぶのがよいでしょう。

相談するときは、自分の家に合うフィルムの種類も聞いてみるようにしましょう。自分で調べることも大切ですが、専門知識のあるプロだからこその的確なアドバイスをもらうことは、大いに参考になります。

まとめ

窓ガラスに貼るフィルムには、さまざまな種類があります。窓が割れたときの飛散防止用のものや、防犯に優れたもの、UVカットができるものなど効果はさまざまです。そうしたフィルムの貼り付けは、知識がなくても手順を踏まえれば、簡単におこなうことができます。

ただし、フィルムの貼り付け作業は1人では難しい部分もありますので、2人でおこなうことをおすすめします。窓ガラスに貼り付ける作業をする際は、誤って窓を割ってしまわないように、注意を払いましょう。

もしも自分で「フィルムを貼り付けるのが難しい」と感じた場合は、業者に依頼してみるのもひとつの手です。窓ガラスにフィルムを貼り付けることで、窓のグレードアップを図り、快適な生活をおくれる環境を整えてみませんか?

台風の窓ガラス対策!シャッターがなくてもガムテープと〇〇で対応可


台風の窓ガラス対策!シャッターがなくてもガムテープと〇〇で対応可

台風は年々その強さを増していて、それに比例して被害も増加傾向にあります。とくに、窓ガラスはしっかりと対策をしておかないと、割れて破片で怪我をしたり風雨が室内に入ったりしまうおそれがあります。

そこで、この記事では台風から窓ガラスを守るための方法についてご紹介していきます。また、台風で窓ガラスが割れてしまった場合の対処法についても解説していくので、台風に備える際の参考にしてみてください。

台風から窓ガラスを守る4つの対策法!

台風の風圧や飛来物によって窓ガラスが割れてしまうのを防ぐには、シャッターや雨戸を閉めるのが最善な対処法といえます。しかし、マンションやアパートなどではシャッターや雨戸がない部屋も多いです。

また、戸建てであっても、シャッターや雨戸がない窓がいくつかあると思います。そこで、この章ではシャッターや雨戸がなくてもできる台風の窓ガラス対策についてご紹介していきます。

【対策1】ダンボールを使った対策

【対策1】ダンボールを使った対策

ガムテープなどで、部屋の内側から窓ガラスにダンボールを貼り付ける対策方法です。ダンボールを貼り付けておくことによって、万が一風圧や飛来物で窓ガラスが割れてしまっても、破片が室内に飛び散ったり風雨が吹き込んだりすることを防げます。

【対策2】ガムテープだけで補強する方法

「自宅に手頃なダンボールがない……」という場合は、窓ガラスに直接ガムテープを貼ることで、窓ガラスが割れて破片が室内に飛び散ることをある程度防ぐことが可能です。ガムテープを「米」の字状に貼り付けましょう。台風の通過後に、貼り付けたガムテープをきれいに剥がしたい場合はラベル剥がしなどを使用してみてください。

【対策3】飛散防止フィルムを貼る

飛散防止フィルムとは、窓ガラスが割れてしまった際に破片が飛び散るのを防いでくれる代物です。このフィルムは、窓ガラスに霧吹きなどで水を噴きかければ貼ることができるため、剥がす際に跡が残りにくく賃貸住宅でも気軽に利用できます。フィルムを貼る前に窓ガラスを拭いてほこりや汚れを落としておくと、貼り付けが成功しやすくなります。

【対策4】外に物を置かない

台風が接近してきた際は、家の外にある飛ばされそうな物を室内に取り込みましょう。強風で吹き飛ばされてなくなってしまうだけでなく、飛ばされた物がぶつかって窓ガラスが割れる危険性があります。とくに、庭に出ている植木鉢や物干し竿などには注意しましょう。

台風の風速はいくつから危険なの?

台風は風速が15mを超えると怪我をしたり、飛来物で窓が割れたりする危険性が高まります。しかし、具体的にどう危険なのか分かりづらいという方もいるのではないでしょうか。そこで、ここでは風速別の危険性についてご紹介していきます。現在接近している台風の危険度を把握する際の参考にしてみてください。

【風速15~20メートル】
歩くのが困難で、転倒するおそれのあるレベルの風速。

さそうとした傘が風に吹き飛ばされる。

飛ばされた傘がぶつかり、窓ガラスが割れることもあります。

【風速20~25メートル】
立っているのもやっとで、車の走行が困難になるレベルの風速。

看板や道路標識などが倒れ始める。

風圧だけで窓ガラスが割れる危険性が出てきます。

【風速25~30メートル】
屋根が剥がれたり、樹木が折れたりするレベルの風速。

風圧で窓が割れる危険性が高まります。

【風速35メートル以上】
ブロック塀が崩れたり、電柱などが倒れたりするレベルの風速。

場合によっては、家屋が倒壊する危険性があります。

ガラスが割れたときの危険性を把握しておこう!

ガラスが割れたときの危険性を把握しておこう!

台風により窓ガラスが割れると、破片で怪我をする危険性があります。また、窓ガラスが割れていると室内に風雨が吹き込み、家具や家電がダメになってしまうおそれもあります。

このように、窓ガラスが割れている状態は危険なため、早めに窓ガラスの交換をおこないましょう。しかし、台風の直後は修理業者への依頼が急増するため、予約待ちでなかなか窓ガラスを交換してもらえないということも珍しくありません。

弊社では数多くの加盟店を取り扱っているため、台風直後でもすぐに窓ガラスの交換をおこなえる業者を紹介できる可能性があります。ほかの業者に「交換には数日以上かかる」といわれた場合は、一度無料の相談窓口にご相談ください。

台風で窓ガラスが割れたときの応急処置

近年では勢力の強い台風が多く、風圧や飛来物により窓ガラスが割れてしまったという被害が数多く発生します。しかし、窓ガラスを交換したくても台風の経過中は業者も対応が難しいので、応急処置をして台風をやりすごす必要があります。そこで、ここでは実際に台風で窓ガラスが割れた際の応急処置法についてご紹介していきます。

怪我を予防!掃除前の準備

怪我を予防!掃除前の準備

台風で窓ガラスが割れてしまったら、まずは掃除をおこなう必要があります。しかし、掃除をおこなう際はしっかりと準備をしないと、ガラス破片で怪我をする危険性があります。必ず軍手/厚手の手袋とスリッパを着用して怪我の予防をしましょう。用意する掃除道具は、次のとおりです。

  • 新聞紙/古紙
  • ほうき
  • ちりとり
  • ガムテープ/コロコロ(粘着カーペットクリーナー)
  • 掃除機
  • ゴミ袋

ガラスの破片を掃除するときのコツ

ガラス破片を掃除する際は、次の流れでおこなうことをおすすめします。

  1. 新聞紙または古紙を広げ、その上に大きいガラス破片を乗せていく
  2. 大きなガラス破片を処理し終えたら、新聞紙をくるんでゴミ袋に入れる
  3. 小さな破片をほうきとちりとりを使って集め、ゴミ袋に入れる
  4. 掃除機を使って残った極小の破片を吸い取る
  5. 仕上げにガムテープまたはコロコロを使って、細かいガラス破片をとる

【掃除機を最初から使うのはNG?】
大きな破片をそのまま吸い取ってしまうと、ガラス片で掃除機の内部が傷ついて故障してしまう危険性があるので厳禁です。掃除機は、ある程度の大きさの破片を片付け終えてから使用するようにしましょう。

集めたガラスの処分方法

ガラスは、多くの自治体で不燃ごみとして扱われます。そのため、処分する際は不燃ごみとして出しましょう。ゴミ袋にガラス片を入れる際は、袋を重ねて利用すると破片が突き出して怪我をするリスクを抑えられます。

窓ガラスの割れた部分はどう処置する?

窓ガラスの掃除をし終えたら、これ以上窓ガラスが割れてしまわないようにガムテープなどを貼っておくことをおすすめします。ガムテープを貼る際は軍手などをつけて、残った窓ガラスに残った破片で手を切ってしまわないように注意してください。また、割れた範囲が広い場合はダンボールなどで窓をふさぎ、風雨や飛来物が室内に入りこむのを防ぎましょう。

あくまでできるのは応急処置法のみ。ガラスは早めに交換しよう

台風で窓ガラスが割れてしまった際にできるのは、基本的に応急処置のみです。そのため、台風が経過したらなるべく早いうちに業者に連絡し、ガラス交換をしてもらいましょう。ガラスを割れたままの状態で放置していると、残った破片で怪我をしたり空き巣に狙われたりする危険性があります。

割れた窓ガラスを一刻も早く交換したいという方は、弊社にご相談ください。相談窓口は24時間365日いつでもご利用できるため、いつでもお気軽にご相談ください。

台風によるガラス割れは保険が適応されるかも!

台風で割れた窓ガラスを放置していると、怪我をしたり空き巣に侵入されたりするおそれがあるため早めに交換をおこなう必要があります。しかし、窓ガラスを交換する際に費用が気になるという方もいるのではないでしょうか。実は、台風によるガラス割れは保険が適応できる場合があります。ここでは、その保険についてご紹介していくので、業者に修理を依頼する際の参考にしてみてください。

台風による窓ガラス割れは火災保険が適応できる?

台風による窓ガラス割れは火災保険が適応できる?

加入している火災保険が風災に対応している場合は、台風による窓ガラス割れの修理に保険が適応できることがあります。風災とは、暴風・竜巻・台風などの強い風が伴う損害のことです。窓ガラスの交換に保険が適応できるかどうかは、ご利用中の保険会社に問い合わせてみましょう。火災保険を申請する際のおおまかな流れは次のとおりです。

  1. 保険会社に連絡し、火災保険を利用したい趣旨を伝える
  2. 保険申請に必要な書類が保険会社から送られてくるので、必要事項を記入する
  3. 窓ガラス修理業者に見積りを作ってもらう+交換をおこなう窓ガラスの写真を撮る
  4. 書類と見積り・写真を保険会社に送る
  5. 保険会社による審査がおこなわれる
  6. 審査がとおったら保険金が支払われる

※保険会社によって請求の流れが異なることもあるため、必ず事前に確認をとってください。

台風で割れた窓ガラスの交換に火災保険を適応する場合は、修理業者の見積りが必要になる場合が多いです。そのため、火災保険を利用したい場合は見積りを作成してくれる業者を選ぶようにしましょう。弊社では見積り作成可能な業者を紹介しているので「台風で割れた窓ガラスを交換するのに、火災保険を利用したい」という場合もお気軽にご相談ください。

窓が割れたらどうすればいい?窓ガラス修理の費用相場はいくら?


窓が割れたらどうすればいい?窓ガラス修理の費用相場はいくら? 

窓ガラスが割れた際は修理を依頼する前に、ガラスの種類と修理の流れを把握しておきましょう。

窓ガラス修理(交換)の費用は、窓ガラスの種類によって大きく異なります。そのため、ガラスの種類について知っていれば、修理費用を予測しやすくなるのです。また、修理の流れについて知っておくことで、実際に修理にどれくらいの時間がかかるのか分かります。

このコラムでは、窓ガラスの種類や修理の流れについて解説します。そのほかにも、窓ガラスが割れた際に業者へ修理依頼する前にやることやガラスのサイズの測り方、修理費用の相場などもご紹介します。窓ガラスが割れてお困りの際は参考にしてみてください。

今すぐにでも窓ガラス修理を依頼したいという場合は、弊社へお電話ください。すばやく対応できる業者をご紹介します。

窓ガラスが割れたらまずやること

ここでは「窓ガラスが割れて、どうすればよいのか分からない」という方向けに、業者に修理を依頼する前にやることをご紹介します。

ガラス片を掃除する

ガラス片を掃除する 

飛び散ったガラス片でケガをしないように、掃除をおこないましょう。掃除に必要な道具と掃除の手順は以下のとおりです。

【必要な道具】
  • ゴミ袋
  • 軍手
  • スリッパ
  • 新聞紙
  • ほうき+ちりとり
  • 掃除機
【掃除手順】
  1. ゴミ袋を用意する。ガラス片は不燃ゴミとして取り扱われることが多いですが、地域によってルールが異なるケースもあるため必ず確認をとりましょう。
  2. 新聞紙を広げる。複数枚の新聞紙を重ねると、破片でケガをする危険性が減ります。
  3. 軍手とスリッパを身に着けてケガを予防する。
  4. 大きいガラス片をつかみとり、広げた新聞紙の上にのせていく。
  5. 小さなガラス片をほうきとちりとりを使って集め、広げた新聞紙にのせる。
  6. ガラス片をのせた新聞紙をくるんでガムテープで巻く。
  7. ガラス片を包んだ新聞紙をゴミ袋の中に入れる。
  8. 掃除機で残った細かなガラス片を吸い取る。
  9. 掃除機で吸ったガラス片をゴミ袋に捨てる。
  10. 袋を縛り、地域のルールに従って指定日にゴミとして出す。

賃貸の場合は貸主へ連絡

マンションやアパート、貸家などの賃貸に住んでいる場合、修理を依頼する前に必ず貸主に連絡をとりましょう。賃貸契約の内容にもよりますが、許可なく窓ガラス修理をするとトラブルに発展しかねません。トラブルの一例をあげると、契約上は貸主が負担してくれるはずなのに修理費が自腹になったり、許可なく窓ガラス修理をしたことによって違約金を請求されたりなどです。

保険会社へ連絡

契約内容によっては、窓ガラス修理には火災保険を適用できるケースがあります。火災保険が適用できれば修理費を安く済ませられるため、保険会社に連絡して保険を適応できるかどうかの確認をとりましょう。また、保険が利用できる場合は保険申請に必要な書類の確認もとるようにしてください。

【保険を利用したい場合は、必ず修理依頼前に確認をとるように】
窓ガラス修理を依頼しようとしている人の中には「修理が終わった後から保険の申請をすればよい」と考える方もいるかもしれません。しかし、保険会社によって異なるケースもありますが、火災保険の申請には「修理業者の見積り書」と「修理業者によって撮影された被害現場の写真」の提出を求められることが多いです。

前者はともかくとして、後者は窓ガラス修理が完了してからではもう遅いです。そうなると必要提出が足りなくなり、火災保険を申請できなくなってしまいかねません。このような事態を避けるためにも、火災保険を利用したい方は必ず修理前に保険会社に連絡をして必要書類の確認をとり、修理依頼をする際は業者に以下の二点をしっかりと伝えましょう。

  • 火災保険を利用したい。
  • 見積り書の作成と被害現場の撮影をしてほしい(必要書類に見積り書と写真が含まれている場合)。

住宅によく使われている窓ガラスの修理

窓ガラス修理を依頼する際に、どれくらいの費用がかかるか気になるという方は多いのではないでしょうか。修理にかかる費用は、窓の種類によって大きく変動します。そのため、窓の種類をしっかりと把握しておけば、修理費がいくらかかるかをある程度予測することができるのです。

ここでは、住宅によく使われている「透明ガラス(フロートガラス)」「型板ガラス(かすみガラス)」「網入りガラス」「複層ガラス(ペアガラス)」の四種類のガラスについて解説していきます。

【透明ガラス(フロートガラス)】
特殊な加工が施されていない、最も一般的である透明なガラスです。目立った特徴こそないですが、加工の手間が少なくてコストが安い点が長所です。

【型板ガラス(かすみガラス)」】
ガラスの表面にデコボコした加工が施されているガラスです。デコボコの加工があることによって光が屈折する関係上、ガラス越しの景色がぼやけて見えるという特徴があります。このことから室内に光を取り入れつつも、プライバシーの確保ができます。

【網入りガラス(ワイヤーガラス)】
名前のとおり、ガラスの中に網(ワイヤー)が埋め込まれているガラスです。網がある上にガラス自体が厚めに作られているので、万が一ガラスが割れても、破片が飛び散りにくいという特徴があります。

その反面、網とガラスの厚さの分だけ作るコストが高いです。一部の地域では、建築基準法や消防法などで網入りガラスの設置が義務付けられているケースがあります。

【複層ガラス(ペアガラス)】
一般的なガラスと異なり、二枚一組で間に空気の層を挟んでいるという特殊な構造のガラスです。構造上断熱性が高く、とくに寒い地域で利用されることが多いです。しかし、二枚一組になっている関係上、一般的なガラスに比べてコストが高いです。

窓ガラスの修理(交換)費用相場

ここでは、ガラス業者数社のホームページ内の料金表を元にした「透明ガラス」「型板ガラス」「網入りガラス」「複層ガラス」の窓ガラス修理の費用相場をご紹介していきます。修理業者を選ぶ際の参考にしてみてください。

【透明ガラス】
サイズ90×90cm以下

厚さ2mm 約6,000~12,000円
厚さ3mm 約10,000~17,000円
厚さ5mm 約13,000~20,000円

【型板ガラス】
サイズ90×90cm以下

厚さ2mm・4mm・6mm 約10,000~17,000円

【網入りガラス】
サイズ90×90cm以下

厚さ6.8mm 約22,000~25,000円

【複層ガラス】
サイズ90×90cm以下

厚さ 3mm+空気層+3mm 約21,000~28,000円
厚さ 5mm+空気層+5mm 約26,000~31,000円

窓ガラスのサイズの測り方

ここまでで窓ガラスの種類ごとの修理費用相場についてご紹介してきましたが、修理費用は窓ガラスの大きさによっても変動します。そのため、より正確な修理費用を把握しておきたいという方は、修理する窓ガラスのサイズを知る必要があります。

窓ガラスのサイズは、本来サッシからガラスを外して測る必要があります。これはサッシで隠れている「飲み込み」というスペースが存在するためです。しかし、この飲み込みの長さを知っていれば、内寸を測るだけでサッシを外さずに窓ガラスのサイズが分かります。

  • ガラスの内寸は、サッシの内側から反対側のサッシの内側までの長さです。
  • 飲み込みの長さは、基本的に約6cmです。

このことからガラスのサイズは「内寸+12cm(6+6cm)」で割り出すことができます。例をあげると、内寸が縦/横78cmの場合、飲み込みの長さと合わせると窓ガラスのサイズは縦/横90cmとなります。

窓ガラス修理のおおまかな流れについて

インターネット上で見つけられる窓ガラス修理の業者には、大きく分けて二種類あります。ひとつは修理店に直接電話がつながる業者、もうひとつはコールセンターに電話がつながる業者です。便宜上、このコラムでは前者を「修理店タイプ」後者を「コールセンタータイプ」とします。それぞれ窓ガラス修理の流れが若干異なるため、タイプ別に見ていきましょう。

【修理店タイプ】
  1. 自分で業者を探して決める
  2. 修理店に電話をする
  3. 修理依頼
  4. 現場にスタッフが駆け付ける(20分前後)
  5. 見積りをとる
  6. 実際に作業する(30~60分)
  7. 支払い
【コールセンタータイプ】
  1. コールセンターに電話をする
  2. 相談内容を元に業者を紹介(10分前後)
  3. 修理依頼
  4. 現場にスタッフが駆け付ける(20分前後)
  5. 見積りをとる
  6. 実際に作業をする(30~60分)
  7. 支払い

どちらのタイプの業者がいいのか?

修理店タイプとコールセンタータイプはそれぞれメリットデメリットがあります。そのため、業者を選ぶ際はこのメリットデメリットに着目するようにしましょう。

【修理店タイプ】

〇料金設定が安い傾向がある。
×自分で要望にあった業者を見つける必要がある
×早朝や深夜は営業してないことが多い。

【コールセンタータイプ】

×中間マージンが発生する関係上、修理店タイプより修理費が若干高くなる傾向がある。
〇相談内容を元に業者を紹介してもらえるため、自分で探す手間が省ける
〇24時間利用できるケースが多く、早朝や深夜に対応してくれる業者を見つけやすい。


弊社は、24時間365日いつでも利用できるコールセンタータイプの業者です。そのため、早朝や深夜でもすぐに対応できる業者をご紹介できます。また、お客様のご相談内容を元に業者をご紹介するので「自分で業者を探すのが面倒」という方もぜひご利用ください。