窓ガラスは、空き巣犯が室内への侵入経路として利用することの多い箇所です。そのため、家の防犯性を高めたいのであれば、窓の防犯対策は欠かせません。窓の防犯巣対策におすすめなのが、窓ガラスを防犯ガラスに交換してしまう方法です。
このコラムでは防犯ガラスの交換価格やメリットなどについてご紹介していきます。また、防犯性を高めるための対策方法についても解説しているので、お家の防犯性が気になる方は参考にしてみてください。
防犯ガラスの価格はいくら?
窓ガラスを交換するとなると、やはり気になるのは価格だと思います。そこで、ここでは防犯ガラスの価格についてご紹介していきます。
防犯ガラスへの交換費用の相場
ガラスの交換費用は基本的に「ガラス代+施工費」で決まります。ガラス代はおもに、ガラスのサイズや厚さによって変動し、サイズや厚さが大きいほど価格も高くなります。ここでは、ガラスのサイズごとの大まかな費用相場をご紹介していきます。
【W900ミリ×H900ミリ】
約20,000~35,000円
【W900ミリ×H1200ミリ】
約25,000~40,000円
【W900ミリ×H1800ミリ】
約30,000~65,000円
※W×H=横幅×高さ
上記の価格に加え業者や交換を依頼する日時によっては、出張費/休日料金/早朝(深夜)料金)などがかかる場合もあります。また、業者のホームページでは「ガラス代+施工費」で掲載されているケース」と「ガラス代だけで掲載されているケース(施工費は別途掲載)」があります。そのため、インターネット上で防犯ガラスの価格を確認する際は注意しましょう。
防犯ガラスにはある基準が存在します
防犯ガラスはすべて同じ品質というわけではなく、「CPマーク」が貼り付けられているもののほうがより防犯性が高いとされています。CPマークは官民後同会議という組織が試験をおこない、防犯性が高いと認定された製品にのみ貼ることができるマークです。
そのため、より確実に家の窓の防犯性を高めたいという方は、このCPマークがついている防犯ガラスを選ぶようにしましょう。
防犯ガラスへ交換するときは見積りが必須!
防犯ガラスに限らず窓ガラスを交換する際は、窓のサイズや形状に合わせて加工をおこなう必要があります。加工をおこなうとなるとその分の料金も発生するため、事前に見積りを取って最終的に交換にいくらかかるかを明確にさせる必要があります。
弊社でご紹介する業者では、窓ガラスの交換前に見積りを出しています。実際に交換作業に移る前までであればキャンセル料もかからないため、まずは見積りを取って防犯ガラスの交換価格がいくらか確認してみてはいかがでしょうか。
防犯ガラスの効果と交換するメリット
お家の窓を防犯ガラスにしようとした際に、どうしても価格がネックになってくるかもしれません。しかし、防犯ガラスは価格が高い分メリットも大きいガラスです。ここでは、防犯ガラスの長所についてお話していくので、窓ガラスの交換を検討している際は参考にしてみてください。
泥棒が家へ侵入するときの手口
空き巣被害のうち、窓ガラスを割り外側から鍵を開けて家に忍び込む「ガラス破り」は非常に割合の高い侵入手口です。しかし、一口に「ガラス破り」といってもいくつかの手口があります。窓ガラスを破壊する手口は大きく分けると「打ち破り」「こじ破り」「焼き破り」の三種類があります。
・打ち破り
ハンマーやバール、スパナなどを窓ガラスに打ちつけて割る手口です。この手口は、窓ガラスを割る際に大きな音がするため、実行できるタイミングが限られています。
・こじ破り
窓ガラスのサッシとガラスの隙間部分に勢いよくマイナスドライバーなどを差し込み、ガラスにヒビを入れ、ヒビが入った個所を押し込んで穴を開ける手口です。打ち破りに比べて少し時間がかかる反面、音があまりしないため隠れておこないやすい点が空き巣にとってのメリットです。
・焼き破り
ガラスには、大きな温度差が生じると割れてしまうという性質があります。ガラスコップに熱湯を注ぐと割れてしまうのを想像すると分かりやすいかもしれません。焼き破りは、この性質を利用してバーナーで窓ガラスの一部分だけを炙って熱で割るという手口です。
こじ破り同様、ほとんど音を立てずに窓を割ることができる上、耐熱性のないガラスであればわずか10~15秒ほどでガラスを割ることが可能です。
「窓ガラスを割れば大きな音がするから簡単に気づける」と考える方もいるかもしれませんが、ご紹介したように音をあまり立てずに窓ガラスを割る手口も存在します。そのため、安全のためにも窓ガラスを防犯ガラスへ交換することをおすすめします。
防犯ガラスへ交換するメリット
防犯ガラスの最大の強みは、ガラス破りに時間がかかることです。空き巣犯は基本的に、侵入に時間がかかるのを嫌います。これは、侵入に時間がかかるほど周囲に気づかれて通報されるリスクが高まるためです。
一般的に、侵入に5分以上かかる場合、半数以上の空き巣犯は侵入をあきらめるとされています。しかし、ガラス破り対策が施されている防犯ガラスを周囲に気づかれないように5分以内で割るのは至難の業です。このことから、防犯ガラスに交換すると空き巣被害を防ぎやすくなるメリットがあるといえます。
強化ガラスとはどう違うの?
防犯ガラスと混同しやすいガラスのひとつに「強化ガラス」というものがあります。一見すると、強化ガラスは強度が高くガラス破りに対する耐性があるように思えるかもしれません。
実際に、強化ガラスは一般的なガラス(フロートガラス)と比べても約4倍の強度がある非常に丈夫なガラスです。その頑丈さから、スマートフォンの画面やガラスフィルムなどに使われるケースもあります。
しかし、強化ガラスは全面にかかる衝撃に強いのに対して、一か所に集中する衝撃に弱いという性質があります。そのため、ガラス破りで使用されることの多いドライバーやバールなどで、ピンポイントに衝撃を与えると比較的容易に割ることができ、防犯性はないといえます。
強化ガラスは防犯性がない一方で、別名「安全ガラス」ともいわれています。これは、フロートガラスに比べると割れにくい上、万が一割れた際に窓全面が粒状に砕けるため、破片でケガをすることがないからです。このことから、強化ガラスは遊び盛りなお子さんがいるご家庭におすすめのガラスといえます。
防犯ガラスにはこんな効果も持ち合わせている!
防犯ガラスの中には、ガラス破りへの耐性以外の効果を持ち合わせているものもあります。例をあげると次なようなものがあります。
・断熱/遮熱効果
室内の熱が外に漏れたり、外の熱が室内に伝わったりするのを防ぐ効果です。夏は涼しく、冬は暖かく過ごせるようになります。
・防音効果
室内から音が漏れるのと、外から騒音が入り込むのを防いでくれる効果です。お子様やペットの声で近隣トラブルになるのを防いだり、外からの騒音を遮断したりすることが可能です。
・飛散防止効果
万が一窓ガラスが割れてしまったとしても、破片が飛び散らない効果です。この効果がある防犯ガラスであれば、台風や地震などで窓ガラスが割れた際にケガをすることを予防できます。
弊社では、防犯ガラス以外にもさまざまな窓ガラスの交換をおこなえます。お家の窓ガラスを新しいものに交換したいという場合は、お気軽にご相談ください。
防犯性を高めるガラス以外の対策方法
防犯ガラスの価格の高さがネックで、交換が難しいという方もいるかもしれません。そのような方向けに、防犯ガラスに交換する以外の窓ガラスの防犯性を上げる対策法方法をいくつかご紹介していきます。
【対策1】補助錠を取りつける
ここまででお話ししてきたとおり、空き巣犯は侵入に時間がかかるのを嫌います。そのため、補助錠を取りつけることによって鍵を開ける手間が増え、空き巣犯をあきらめさせやすくなるのです。
【対策2】鍵付きクレセントを設置する
窓についているクレセント錠は、手で回すだけで簡単に開錠できてとても便利です。その反面、鍵などがなくても簡単に開錠できてしまうため、空き巣犯に狙われやすく防犯性は低いといえます。
そこで便利なのが、鍵付きのクレセント錠です。普段は一般的なクレセント錠と同じように、手で回すだけで開錠がおこなえます。しかし、鍵をかけると手で回せなくなるため、ガラス破りをしても開錠が難しくなり空き巣被害を防げるようになります。
鍵には「鍵穴に鍵を挿すもの」「ボタン錠式のもの」「暗証番号ダイヤル式のもの」などの種類があります。
【対策3】防犯カメラを見えるところに設置する
空き巣犯は基本的に自分の犯行が見つかることを嫌うので、なるべく人目の少ない場所でガラス破りを実行しようとします。そのため、人目が少ない場所に防犯カメラを設置して死角をカバーすると空き巣犯に狙わられる危険性を抑えることができます。
しかし、近年ではコストダウンこそ進んでいますが、防犯カメラは未だに高価なものが多いです。「費用を抑えて防犯対策をしたい」という場合は、空き巣犯に見えやすい位置にダミーの防犯カメラを設置することで、空き巣犯をけん制して被害を予防することができます。
【対策4】面格子を取りつける
面格子とは、窓ガラスの外側に着ける鉄製の格子のことです。格子と聞くと牢屋みたいで重苦しいと思う方もいるかもしれませんが、デザイン性に優れ窓の周辺をおしゃれにできるものもあります。面格子があると、ガラス破りをする前に格子の取り外しをおこなわなければならなくなるため、空き巣犯からすると侵入を避けたい窓となります。
ここまででご紹介してきた対策法は、組み合わせることによってより効果が大きくなります。しかし、プロの空き巣犯はこれらの対策法を突破して家に侵入するというケースもあります。
そのため、窓ガラスの防犯性を高めたいのであれば、なるべく防犯ガラスに交換することをおすすめします。「防犯ガラスの価格が交換する際のネックになっている」という場合は、弊社にご相談ください。
弊社なら他社よりも安く防犯ガラスに交換できるかもしれません。見積りの作成や相見積りも可能なため、まずはどれくらいの費用で交換できるか確かめてみてはいかがでしょうか。
台風は年々その強さを増していて、それに比例して被害も増加傾向にあります。とくに、窓ガラスはしっかりと対策をしておかないと、割れて破片で怪我をしたり風雨が室内に入ったりしまうおそれがあります。
そこで、この記事では台風から窓ガラスを守るための方法についてご紹介していきます。また、台風で窓ガラスが割れてしまった場合の対処法についても解説していくので、台風に備える際の参考にしてみてください。
台風から窓ガラスを守る4つの対策法!
台風の風圧や飛来物によって窓ガラスが割れてしまうのを防ぐには、シャッターや雨戸を閉めるのが最善な対処法といえます。しかし、マンションやアパートなどではシャッターや雨戸がない部屋も多いです。
また、戸建てであっても、シャッターや雨戸がない窓がいくつかあると思います。そこで、この章ではシャッターや雨戸がなくてもできる台風の窓ガラス対策についてご紹介していきます。
【対策1】ダンボールを使った対策
ガムテープなどで、部屋の内側から窓ガラスにダンボールを貼り付ける対策方法です。ダンボールを貼り付けておくことによって、万が一風圧や飛来物で窓ガラスが割れてしまっても、破片が室内に飛び散ったり風雨が吹き込んだりすることを防げます。
【対策2】ガムテープだけで補強する方法
「自宅に手頃なダンボールがない……」という場合は、窓ガラスに直接ガムテープを貼ることで、窓ガラスが割れて破片が室内に飛び散ることをある程度防ぐことが可能です。ガムテープを「米」の字状に貼り付けましょう。台風の通過後に、貼り付けたガムテープをきれいに剥がしたい場合はラベル剥がしなどを使用してみてください。
【対策3】飛散防止フィルムを貼る
飛散防止フィルムとは、窓ガラスが割れてしまった際に破片が飛び散るのを防いでくれる代物です。このフィルムは、窓ガラスに霧吹きなどで水を噴きかければ貼ることができるため、剥がす際に跡が残りにくく賃貸住宅でも気軽に利用できます。フィルムを貼る前に窓ガラスを拭いてほこりや汚れを落としておくと、貼り付けが成功しやすくなります。
【対策4】外に物を置かない
台風が接近してきた際は、家の外にある飛ばされそうな物を室内に取り込みましょう。強風で吹き飛ばされてなくなってしまうだけでなく、飛ばされた物がぶつかって窓ガラスが割れる危険性があります。とくに、庭に出ている植木鉢や物干し竿などには注意しましょう。
台風の風速はいくつから危険なの?
台風は風速が15mを超えると怪我をしたり、飛来物で窓が割れたりする危険性が高まります。しかし、具体的にどう危険なのか分かりづらいという方もいるのではないでしょうか。そこで、ここでは風速別の危険性についてご紹介していきます。現在接近している台風の危険度を把握する際の参考にしてみてください。
【風速15~20メートル】
歩くのが困難で、転倒するおそれのあるレベルの風速。
さそうとした傘が風に吹き飛ばされる。
飛ばされた傘がぶつかり、窓ガラスが割れることもあります。
【風速20~25メートル】
立っているのもやっとで、車の走行が困難になるレベルの風速。
看板や道路標識などが倒れ始める。
風圧だけで窓ガラスが割れる危険性が出てきます。
【風速25~30メートル】
屋根が剥がれたり、樹木が折れたりするレベルの風速。
風圧で窓が割れる危険性が高まります。
【風速35メートル以上】
ブロック塀が崩れたり、電柱などが倒れたりするレベルの風速。
場合によっては、家屋が倒壊する危険性があります。
ガラスが割れたときの危険性を把握しておこう!
台風により窓ガラスが割れると、破片で怪我をする危険性があります。また、窓ガラスが割れていると室内に風雨が吹き込み、家具や家電がダメになってしまうおそれもあります。
このように、窓ガラスが割れている状態は危険なため、早めに窓ガラスの交換をおこないましょう。しかし、台風の直後は修理業者への依頼が急増するため、予約待ちでなかなか窓ガラスを交換してもらえないということも珍しくありません。
弊社では数多くの加盟店を取り扱っているため、台風直後でもすぐに窓ガラスの交換をおこなえる業者を紹介できる可能性があります。ほかの業者に「交換には数日以上かかる」といわれた場合は、一度無料の相談窓口にご相談ください。
台風で窓ガラスが割れたときの応急処置
近年では勢力の強い台風が多く、風圧や飛来物により窓ガラスが割れてしまったという被害が数多く発生します。しかし、窓ガラスを交換したくても台風の経過中は業者も対応が難しいので、応急処置をして台風をやりすごす必要があります。そこで、ここでは実際に台風で窓ガラスが割れた際の応急処置法についてご紹介していきます。
怪我を予防!掃除前の準備
台風で窓ガラスが割れてしまったら、まずは掃除をおこなう必要があります。しかし、掃除をおこなう際はしっかりと準備をしないと、ガラス破片で怪我をする危険性があります。必ず軍手/厚手の手袋とスリッパを着用して怪我の予防をしましょう。用意する掃除道具は、次のとおりです。
- 新聞紙/古紙
- ほうき
- ちりとり
- ガムテープ/コロコロ(粘着カーペットクリーナー)
- 掃除機
- ゴミ袋
ガラスの破片を掃除するときのコツ
ガラス破片を掃除する際は、次の流れでおこなうことをおすすめします。
- 新聞紙または古紙を広げ、その上に大きいガラス破片を乗せていく
- 大きなガラス破片を処理し終えたら、新聞紙をくるんでゴミ袋に入れる
- 小さな破片をほうきとちりとりを使って集め、ゴミ袋に入れる
- 掃除機を使って残った極小の破片を吸い取る
- 仕上げにガムテープまたはコロコロを使って、細かいガラス破片をとる
【掃除機を最初から使うのはNG?】
大きな破片をそのまま吸い取ってしまうと、ガラス片で掃除機の内部が傷ついて故障してしまう危険性があるので厳禁です。掃除機は、ある程度の大きさの破片を片付け終えてから使用するようにしましょう。
集めたガラスの処分方法
ガラスは、多くの自治体で不燃ごみとして扱われます。そのため、処分する際は不燃ごみとして出しましょう。ゴミ袋にガラス片を入れる際は、袋を重ねて利用すると破片が突き出して怪我をするリスクを抑えられます。
窓ガラスの割れた部分はどう処置する?
窓ガラスの掃除をし終えたら、これ以上窓ガラスが割れてしまわないようにガムテープなどを貼っておくことをおすすめします。ガムテープを貼る際は軍手などをつけて、残った窓ガラスに残った破片で手を切ってしまわないように注意してください。また、割れた範囲が広い場合はダンボールなどで窓をふさぎ、風雨や飛来物が室内に入りこむのを防ぎましょう。
あくまでできるのは応急処置法のみ。ガラスは早めに交換しよう
台風で窓ガラスが割れてしまった際にできるのは、基本的に応急処置のみです。そのため、台風が経過したらなるべく早いうちに業者に連絡し、ガラス交換をしてもらいましょう。ガラスを割れたままの状態で放置していると、残った破片で怪我をしたり空き巣に狙われたりする危険性があります。
割れた窓ガラスを一刻も早く交換したいという方は、弊社にご相談ください。相談窓口は24時間365日いつでもご利用できるため、いつでもお気軽にご相談ください。
台風によるガラス割れは保険が適応されるかも!
台風で割れた窓ガラスを放置していると、怪我をしたり空き巣に侵入されたりするおそれがあるため早めに交換をおこなう必要があります。しかし、窓ガラスを交換する際に費用が気になるという方もいるのではないでしょうか。実は、台風によるガラス割れは保険が適応できる場合があります。ここでは、その保険についてご紹介していくので、業者に修理を依頼する際の参考にしてみてください。
台風による窓ガラス割れは火災保険が適応できる?
加入している火災保険が風災に対応している場合は、台風による窓ガラス割れの修理に保険が適応できることがあります。風災とは、暴風・竜巻・台風などの強い風が伴う損害のことです。窓ガラスの交換に保険が適応できるかどうかは、ご利用中の保険会社に問い合わせてみましょう。火災保険を申請する際のおおまかな流れは次のとおりです。
- 保険会社に連絡し、火災保険を利用したい趣旨を伝える
- 保険申請に必要な書類が保険会社から送られてくるので、必要事項を記入する
- 窓ガラス修理業者に見積りを作ってもらう+交換をおこなう窓ガラスの写真を撮る
- 書類と見積り・写真を保険会社に送る
- 保険会社による審査がおこなわれる
- 審査がとおったら保険金が支払われる
※保険会社によって請求の流れが異なることもあるため、必ず事前に確認をとってください。
台風で割れた窓ガラスの交換に火災保険を適応する場合は、修理業者の見積りが必要になる場合が多いです。そのため、火災保険を利用したい場合は見積りを作成してくれる業者を選ぶようにしましょう。弊社では見積り作成可能な業者を紹介しているので「台風で割れた窓ガラスを交換するのに、火災保険を利用したい」という場合もお気軽にご相談ください。
窓ガラスが割れた際は修理を依頼する前に、ガラスの種類と修理の流れを把握しておきましょう。
窓ガラス修理(交換)の費用は、窓ガラスの種類によって大きく異なります。そのため、ガラスの種類について知っていれば、修理費用を予測しやすくなるのです。また、修理の流れについて知っておくことで、実際に修理にどれくらいの時間がかかるのか分かります。
このコラムでは、窓ガラスの種類や修理の流れについて解説します。そのほかにも、窓ガラスが割れた際に業者へ修理依頼する前にやることやガラスのサイズの測り方、修理費用の相場などもご紹介します。窓ガラスが割れてお困りの際は参考にしてみてください。
今すぐにでも窓ガラス修理を依頼したいという場合は、弊社へお電話ください。すばやく対応できる業者をご紹介します。
窓ガラスが割れたらまずやること
ここでは「窓ガラスが割れて、どうすればよいのか分からない」という方向けに、業者に修理を依頼する前にやることをご紹介します。
ガラス片を掃除する
飛び散ったガラス片でケガをしないように、掃除をおこないましょう。掃除に必要な道具と掃除の手順は以下のとおりです。
【必要な道具】
- ゴミ袋
- 軍手
- スリッパ
- 新聞紙
- ほうき+ちりとり
- 掃除機
【掃除手順】
- ゴミ袋を用意する。ガラス片は不燃ゴミとして取り扱われることが多いですが、地域によってルールが異なるケースもあるため必ず確認をとりましょう。
- 新聞紙を広げる。複数枚の新聞紙を重ねると、破片でケガをする危険性が減ります。
- 軍手とスリッパを身に着けてケガを予防する。
- 大きいガラス片をつかみとり、広げた新聞紙の上にのせていく。
- 小さなガラス片をほうきとちりとりを使って集め、広げた新聞紙にのせる。
- ガラス片をのせた新聞紙をくるんでガムテープで巻く。
- ガラス片を包んだ新聞紙をゴミ袋の中に入れる。
- 掃除機で残った細かなガラス片を吸い取る。
- 掃除機で吸ったガラス片をゴミ袋に捨てる。
- 袋を縛り、地域のルールに従って指定日にゴミとして出す。
賃貸の場合は貸主へ連絡
マンションやアパート、貸家などの賃貸に住んでいる場合、修理を依頼する前に必ず貸主に連絡をとりましょう。賃貸契約の内容にもよりますが、許可なく窓ガラス修理をするとトラブルに発展しかねません。トラブルの一例をあげると、契約上は貸主が負担してくれるはずなのに修理費が自腹になったり、許可なく窓ガラス修理をしたことによって違約金を請求されたりなどです。
保険会社へ連絡
契約内容によっては、窓ガラス修理には火災保険を適用できるケースがあります。火災保険が適用できれば修理費を安く済ませられるため、保険会社に連絡して保険を適応できるかどうかの確認をとりましょう。また、保険が利用できる場合は保険申請に必要な書類の確認もとるようにしてください。
【保険を利用したい場合は、必ず修理依頼前に確認をとるように】
窓ガラス修理を依頼しようとしている人の中には「修理が終わった後から保険の申請をすればよい」と考える方もいるかもしれません。しかし、保険会社によって異なるケースもありますが、火災保険の申請には「修理業者の見積り書」と「修理業者によって撮影された被害現場の写真」の提出を求められることが多いです。
前者はともかくとして、後者は窓ガラス修理が完了してからではもう遅いです。そうなると必要提出が足りなくなり、火災保険を申請できなくなってしまいかねません。このような事態を避けるためにも、火災保険を利用したい方は必ず修理前に保険会社に連絡をして必要書類の確認をとり、修理依頼をする際は業者に以下の二点をしっかりと伝えましょう。
- 火災保険を利用したい。
- 見積り書の作成と被害現場の撮影をしてほしい(必要書類に見積り書と写真が含まれている場合)。
住宅によく使われている窓ガラスの修理
窓ガラス修理を依頼する際に、どれくらいの費用がかかるか気になるという方は多いのではないでしょうか。修理にかかる費用は、窓の種類によって大きく変動します。そのため、窓の種類をしっかりと把握しておけば、修理費がいくらかかるかをある程度予測することができるのです。
ここでは、住宅によく使われている「透明ガラス(フロートガラス)」「型板ガラス(かすみガラス)」「網入りガラス」「複層ガラス(ペアガラス)」の四種類のガラスについて解説していきます。
【透明ガラス(フロートガラス)】
特殊な加工が施されていない、最も一般的である透明なガラスです。目立った特徴こそないですが、加工の手間が少なくてコストが安い点が長所です。
【型板ガラス(かすみガラス)」】
ガラスの表面にデコボコした加工が施されているガラスです。デコボコの加工があることによって光が屈折する関係上、ガラス越しの景色がぼやけて見えるという特徴があります。このことから室内に光を取り入れつつも、プライバシーの確保ができます。
【網入りガラス(ワイヤーガラス)】
名前のとおり、ガラスの中に網(ワイヤー)が埋め込まれているガラスです。網がある上にガラス自体が厚めに作られているので、万が一ガラスが割れても、破片が飛び散りにくいという特徴があります。
その反面、網とガラスの厚さの分だけ作るコストが高いです。一部の地域では、建築基準法や消防法などで網入りガラスの設置が義務付けられているケースがあります。
【複層ガラス(ペアガラス)】
一般的なガラスと異なり、二枚一組で間に空気の層を挟んでいるという特殊な構造のガラスです。構造上断熱性が高く、とくに寒い地域で利用されることが多いです。しかし、二枚一組になっている関係上、一般的なガラスに比べてコストが高いです。
窓ガラスの修理(交換)費用相場
ここでは、ガラス業者数社のホームページ内の料金表を元にした「透明ガラス」「型板ガラス」「網入りガラス」「複層ガラス」の窓ガラス修理の費用相場をご紹介していきます。修理業者を選ぶ際の参考にしてみてください。
【透明ガラス】
サイズ90×90cm以下
厚さ2mm |
約6,000~12,000円 |
厚さ3mm |
約10,000~17,000円 |
厚さ5mm |
約13,000~20,000円 |
【型板ガラス】
サイズ90×90cm以下
厚さ2mm・4mm・6mm |
約10,000~17,000円 |
【網入りガラス】
サイズ90×90cm以下
【複層ガラス】
サイズ90×90cm以下
厚さ 3mm+空気層+3mm |
約21,000~28,000円 |
厚さ 5mm+空気層+5mm |
約26,000~31,000円 |
窓ガラスのサイズの測り方
ここまでで窓ガラスの種類ごとの修理費用相場についてご紹介してきましたが、修理費用は窓ガラスの大きさによっても変動します。そのため、より正確な修理費用を把握しておきたいという方は、修理する窓ガラスのサイズを知る必要があります。
窓ガラスのサイズは、本来サッシからガラスを外して測る必要があります。これはサッシで隠れている「飲み込み」というスペースが存在するためです。しかし、この飲み込みの長さを知っていれば、内寸を測るだけでサッシを外さずに窓ガラスのサイズが分かります。
- ガラスの内寸は、サッシの内側から反対側のサッシの内側までの長さです。
- 飲み込みの長さは、基本的に約6cmです。
このことからガラスのサイズは「内寸+12cm(6+6cm)」で割り出すことができます。例をあげると、内寸が縦/横78cmの場合、飲み込みの長さと合わせると窓ガラスのサイズは縦/横90cmとなります。
窓ガラス修理のおおまかな流れについて
インターネット上で見つけられる窓ガラス修理の業者には、大きく分けて二種類あります。ひとつは修理店に直接電話がつながる業者、もうひとつはコールセンターに電話がつながる業者です。便宜上、このコラムでは前者を「修理店タイプ」後者を「コールセンタータイプ」とします。それぞれ窓ガラス修理の流れが若干異なるため、タイプ別に見ていきましょう。
【修理店タイプ】
- 自分で業者を探して決める
- 修理店に電話をする
- 修理依頼
- 現場にスタッフが駆け付ける(20分前後)
- 見積りをとる
- 実際に作業する(30~60分)
- 支払い
【コールセンタータイプ】
- コールセンターに電話をする
- 相談内容を元に業者を紹介(10分前後)
- 修理依頼
- 現場にスタッフが駆け付ける(20分前後)
- 見積りをとる
- 実際に作業をする(30~60分)
- 支払い
どちらのタイプの業者がいいのか?
修理店タイプとコールセンタータイプはそれぞれメリットデメリットがあります。そのため、業者を選ぶ際はこのメリットデメリットに着目するようにしましょう。
【修理店タイプ】
〇料金設定が安い傾向がある。
×自分で要望にあった業者を見つける必要がある
×早朝や深夜は営業してないことが多い。
【コールセンタータイプ】
×中間マージンが発生する関係上、修理店タイプより修理費が若干高くなる傾向がある。
〇相談内容を元に業者を紹介してもらえるため、自分で探す手間が省ける
〇24時間利用できるケースが多く、早朝や深夜に対応してくれる業者を見つけやすい。
弊社は、24時間365日いつでも利用できるコールセンタータイプの業者です。そのため、早朝や深夜でもすぐに対応できる業者をご紹介できます。また、お客様のご相談内容を元に業者をご紹介するので「自分で業者を探すのが面倒」という方もぜひご利用ください。
網入りガラスとは、事故や火災時にガラスが飛散しないように金属のワイヤーが入ったガラスです。冬に起きることが多いのですが、この強そうな網入りガラスが前触れもなく、突然バキバキっとひび割れすることがあるのです。
この現象は網入りガラスにある熱が伝わって、突然ひび割れることから「熱割れ」といいます。「熱割れ」の原因はいったい何なのかを知って、予防対策を万全にしましょう。
また、万が一網入りガラスが「熱割れ」してしまった場合、私たちはどのような処置をしたらよいのか、これからご紹介していきます。
網入りガラスに熱割れが起きるメカニズム
網入りガラスは、普通の透明なガラスより3倍ほど「熱割れ」が起きやすいといわれています。それはなぜなのでしょうか?
じつは、網入りガラスに「熱割れ」が起こる原因には、中に入っているワイヤーが関係しています。網入りガラスには、事故や火災などの際に、ガラスが割れて飛び散ってしまわないよう金属製のワイヤーが入っています。
網入りガラスの温度が低くなっているところに部分的に熱が加わって、ガラスやワイヤーの一部分だけが膨張すると、ほかの部分が急に引っ張られて割れてしまうのです。
冬に網入りガラスの熱割れが起こる理由
冬場は気温が低いため、窓際にある網入りガラスは全体が低温になっています。そこに何らかの原因で一部分だけに熱が加わってしまうと、ほかの季節よりもさらに温度差が生じやすくなります。部分的に温度差が生じて、一部が膨張することが「熱割れ」の原因なので、どの季節でも網入りガラスにお湯をかけないほうがよいのです。
しかし、「熱割れ」のメカニズムがあまり知られていないので、雪の降る地域でもうっかり結露した網入りガラスにお湯をかけて「熱割れ」が起きてしまうようです。
また冬に暖房器具を使うことも「熱割れ」が起こる一因です。暖房器具の置き場所によっては、ほかの季節よりも網入りガラスに部分的な温度差を生じさせてしまうことがあります。そうすると、ひび割れが起きやすくなってしまうのです。
それ以外の「熱割れ」が起こる理由として、網入りガラスの品質が製造段階から悪い場合が考えられます。
結露が発生しやすい冬場に、品質の悪い網入りガラスの金網部分に結露の水が入ってしまうと、金網がさびやすくなります。金網がさびて、小さなひび割れができていると、「熱割れ」が起こりやすくなってしまうのです。
よくある熱割れの原因と予防策
よくある「熱割れ」の原因としては、急な温度変化によりガラスやワイヤーの一部分が膨張し引っ張られてしまうことにあります。それでは、膨張による「熱割れ」を防ぐためにはどうしたらよいのでしょうか?
ガラスの結露にお湯をかける
ガラスの結露を取ろうとしてガラスに温かいお湯をかけると、一部分だけが膨張して「熱割れ」の原因になります。お湯をかけるのは危険なのでやめましょう。
窓ガラスの近くに暖房器具を置く
外気で冷やされた窓ガラスに暖房器具の熱が加わると、ガラスの一部分だけ温度が上昇して割れてしまいます。近くにはできるだけ暖房器具を置かないようにしましょう。
窓際にハンガーで服をかける
窓際にハンガーをかけると、服があるところとないところで温度差が生じてしまいます。服がかかっているところは冷たいままで、服がないところには日光が当たり、その一部分が高温になり膨張すると、割れてしまいます。
窓際でヘアドライヤーを使用する
明るい窓際で髪を乾かそうと、窓際でヘアドライヤーを使用した経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
窓際でヘアドライヤーを使用すると、ヘアドライヤーから出た熱風が外気で冷えた窓ガラスに当たってしまい、一部分だけ熱をもつおそれがあります。ほかの部分は低温なのに、熱風が当たったところが膨張すると、ガラスが割れてしまいます。ヘアドライヤーの熱風が直接網入りガラスに当たらないように気を付けましょう。
網入りガラス自体の品質が悪く、金網のさびや小さいひびがあった
もともと品質がよくないものだと、製造過程で中に空気や水分が入り込むことがあるそうです。空気や水分が入り込んだ網入りガラスは内部の金網がさびやすく、さらにひび割れができていると、「熱割れ」が起きやすくなります。「熱割れ」によって大きく破損する前に、交換したほうがよいでしょう。
遮るものがなく太陽の光や熱をもろに受ける天窓
部屋が明るくなり快適に過ごせる大きな天窓は、じつは「熱割れ」が起きやすく危険です。安全のため、飛散防止を優先して網入りガラスにしている場合もあります。しかし、網入りガラスは通常のワイヤーのないガラスのおよそ2倍も「熱割れ」を起こしやすいのです。
また網入りガラスの天窓は、雨風を受けてフレーム周りのゴムが劣化しやすいです。周りが劣化するとガラス内に水が入り、ワイヤーにサビが入るとさらに割れやすくなります。
「熱割れ」で何度もガラスを取り替えてしまっては、非常にコストもかかります。できれば最初から耐熱性の高いガラスを選ぶようにしましょう。天戸などあれば、朝は閉めておくとよいかもしれません。
熱割れした網入りガラスの応急処置
網入りガラスは、普通のガラスより強力に見えがちな網入りガラスですが、「熱割れ」してしまうことがあります。「熱割れ」してしまったら、早急に正しい対応が必要です。
正しいガラスの応急処置法
ガラスにひびが大きく入ってしまった場合、そのひびはどんどん広がっていきます。大きな破損事故でけが人が出る前に、ガラスにひびが入ってしまったら早急にガラスを交換しましょう。
ついついやりがちなNG処置
ガムテープや接着剤で貼り付けても、ひびは遅かれ早かれ広がっていくのです。強化ガラスだから大丈夫、網入りだから大丈夫だということはありません。
グレイジングチャンネル(グレチャン)も劣化してない?
グレチャンとは網入りガラスの周りを囲んでいるゴムの部分です。カタカナの「コ」の字のような形をしており、ガラスを包み込んで固定しています。
年数が経ってグレチャンが劣化してしまうと、ゴムのすき間から網入りガラスの中に水が入ってしまいます。すると、内部のワイヤーがさび、窓ガラスのドアの開閉による衝撃を吸収できなくなり、少しの衝撃でも突然網入りガラスが割れる危険があります。
そうならないためにも、グレチャンが劣化したら、早急に取り換えが必要です。
ガラス修理費用の相場はどれくらい?
ガラスの割れは、小さいものだとガラス専用の接着剤やガラステープで補修ができます。しかし、これは単にヒビ割れを補修するものであって、ガラスの耐久性は低くなってしまいます。
「熱割れ」でガラスが割れてしまった場合は、ガラス交換をしましょう。割れたガラスの範囲など、ガラスの状態によっても、ガラス交換にかかる費用は異なります。まずは見積りを取ってみましょう。
ガラス代と工事費以外にも、出張費などの追加料金がかかるかもしれません。出張費がかかってしまう場合、近所にあるガラス屋さんに頼むほうが安いこともあります。
近くのガラス修理屋さんや、インターネットで探した業者などいくつかの業者を比較して、信頼できて納得のいく費用で、修理を依頼できる業者を見つけましょう。
ガラス修理にかかる費用は、小さなガラスであれば3,000円くらいから、大きな網入りガラスは15,000円~25,000円程度とさまざまです。1ヶ所だけではなく複数の見積りを取って考えるとよいでしょう。
まとめ
網入りガラスの「熱割れ」について、あまり知らない方も多かったかもしれません。冬場の大きな温度変化が網入りガラスにとってよくないことを知っていれば、「熱割れ」を防げる可能性が高くなります。
それでも、ガラスは繊細なため「熱割れ」を起こすことがあります。そのときは自己判断で間違った対応をせずに、きちんとプロの業者に依頼して、早めの修理をしてくださいね。
“フロートガラス”というと、聞き慣れないという人が圧倒的多数でしょう。しかし実は、フロートガラスは私たちの暮らしに非常に身近な存在です。といわれても、すぐにピンとこない人が多いでしょう。フロートガラスは一般的にいわれるガラス、そのものを指します。
日本でもっとも普及しているガラスが、フロートガラスといっても過言ではないでしょう。昔から長いあいだ使用されてきたフロートガラス、その存在は私たちの普段の暮らしに欠かせない存在です。フロートガラスは、さまざまなガラスの元にもなっています。
“普通のガラス”、フロートガラスの特徴とはなんなのでしょうか?灯台もと暗し、身近過ぎるものほど、その情報については詳しくないことが多いでしょう。あなたの持つその疑問、当コラムがすべて解消します。フロートガラスの永久保存版、ぜひ最後までご覧ください。
フロートガラスとは
“ガラス”といっても、その中にはいくつもの種類が存在しています。強化ガラスや防音ガラス、断熱ガラスなど、その種類もさまざまです。その種類の中のひとつである“フロートガラス”、その具体的な正体とは、一体どのようなものなのでしょうか?
いわゆる「ふつうのガラス」です
フロートガラスは、私たちが日常的に目にするガラスのなかでも、もっとも一般的な存在です。フロートガラスはまったくの透明ではなく、厚みがあったり、重ねたりすると鮮やかな緑色を発色するようになります。なんだか景色が緑に見える原因は、このガラスです。
純度の高い、まったくの透きとおったガラスは“高透過ガラス”と呼ばれています。緑をたたえるフロートガラスとは、透明度が異なるのです。フロートガラスの特徴は詳しく後述しますが、加工のしやすさや、厚みの種類が豊富なことが、大きなものといえます。
こんな場所に使われています
一般的、といわれるくらいです。フロートガラスが使用されている場所は、非常に多岐(たき)に渡ります。窓ガラスへの使用はもちろん、ガラス製のテーブルや棚板や扉にまで、その使用用途は多種多様です。日常的に目にする機会も多いでしょう。
また、フロートガラスは厚みが増すと強度も上がります。その代表例が、熱帯魚などを泳がせるための“水槽”への利用ではないでしょうか。大量の水を注ぐため、使用するガラスに強度は必須です。水槽に使用されるフロートガラスの強度は、抜群といえるでしょう。
フロートガラスの歴史
ガラスの中でも、もっとも普及しているといわれているフロートガラス。その歴史の始まりは、1952年にまで遡(さかのぼ)ります。フロートガラスが開発されたのはイギリス。溶かしたガラスの溶液を、熱した錫(すず)の上に浮かべることで、完成しました。
それ以前のガラスは表面の凹凸がひどく、ガラスをとおして見えた景色は歪んだものになったといわれます。その症状を見事に解消したフロートガラス。その開発は、ガラス業界を大きく変えたことでしょう。現在でもガラスの多くは同様の手法で作られています。
フロートガラスを使用するメリット
大きく普及しているフロートガラス。その背景には、フロートガラスの持つさまざまなメリットが存在しています。一般的なガラスともいわれるフロートガラスですが、ほかのガラスにはない、いろいろな個性も持ち合わせているのです。詳しく紹介しましょう。
厚みの規格が10種類もあり豊富
フロートガラスは、ガラスの基礎になるものです。そのため、選べる種類、とりわけ厚みに関しては選択肢が非常に豊富です。代表的な10種類の厚みは、下記のようなものです。
- 2mm
- 3mm
- 4mm
- 5mm
- 6mm
- 8mm
- 10mm
- 12mm
- 15mm
- 19mm
これだけの厚みの選択肢を持つガラスは、ほかにないでしょう。とりわけ、フロートガラスは厚みによって印象や雰囲気が大きく変わります。窓ガラスであれば、景色の見えかたにも、大きく影響を及ぼします。透明度や頑丈さで選ぶことも、可能になるでしょう。
加工しやすく、価格も安い
フロートガラスは加工しやすく、かつ価格が安いことも大きなメリットでしょう。好みの大きさに切りわけたり、穴を空けたりすることも容易です。DIYなどで、自分で加工をすることも難しくはないでしょう。変わった形にすることも、できるかと思います。
また、フロートガラスは流通している量が多いため、ほかのガラスよりも安い価格で入手することができるでしょう。加工のしやすさも相まって、非常に使い勝手がよいガラスといえます。フロートガラスが広まった背景には、価格設定の安さの影響も大きいでしょう。
対応業者が多い
1952年に開発されたフロートガラス、その歴史の長さから、対応できるガラス業者の数が多いということもメリットでしょう。フロートガラスは、多くのガラスを扱う業者に常備されており、修理や交換の要望に対しても、ほとんどの業者が対応することが可能です。
ガラストラブルの大多数を占めるであろうヒビや割れなどに対応できる業者が多いということは、トラブルの解決も容易なことを意味します。迅速な作業も期待できるでしょう。
デメリットは、高機能ではないこと
多くのメリットが存在しているフロートガラス。一般的とはいうけれど、多くの個性を持ち合わせていますよね。反面、フロートガラスが持つデメリット。それは“高機能ではないこと”です。よくも悪くも、フロートガラスは一般的なガラスなのです。
たとえば、強度の面では強化ガラスに軍配が上がるでしょう。防音の面では防音ガラスに、断熱の面では断熱ガラスが圧勝します。フロートガラスの使い勝手は抜群ですが、新しいガラスに比べると、追加の機能がなく性能面ではどうしても劣ってしまうのです。
フロートガラスには上記のように多くのメリットと、少ないデメリットが備(そな)わっています。歴史が証明しているように、フロートガラスの信頼性は確かなもの。一般的といわれる理由は、ここにもあります。必要十分な機能を持ったガラスの代表例でしょう。
フロートガラスの耐用年数は数十年と長い
こちらも同様に、フロートガラスのメリットともいえるかもしれません。フロートガラスの耐用年数の目安となるのはなんと20年以上。中には「40年以上の使用を続けてもいまだに現役」という声もあるほどです。およそ半世紀ほどの耐用度、圧巻といえるでしょう。
手入れを欠かさずおこなえば、非常に長い期間を共に過ごすこともできるでしょう。家の外壁塗装や屋根の張り替えなど、代表的な家の建具は定期的なお手入れが欠かせません。その点フロートガラスの長寿命は、家の維持費を考えるうえでも有益といえます。
フロートガラスの耐熱温度は100度強!
ガラスというと、熱に弱い印象があるという人も多いでしょう。しかし、その印象はフロートガラスには当てはまりません。フロートガラスの耐熱温度はなんと100℃、熱湯を不意にかけてしまっても、割れる心配はないのです。この特徴は意外だったでしょうか?
とはいえ、例外はあります。それはガラスと熱のあいだに、大きな温度差が生じたときです。たとえば、熱したガラスを急激に冷やしたり、冷たいガラスに熱湯をかけてしまった場合は、パリンと割れてしまうことがあるのです。温度差には弱いといえるでしょう。
ちなみに、熱に強いといわれている強化ガラスの耐熱温度はおよそ210℃、この点強化ガラスは優秀でしょう。とはいえ、加工がしやすく価格も安い、さまざまなメリットがあるフロートガラスの耐熱性としては十分でしょう。需要(じゅよう)を満たす機能といえます。
フロートガラスは最大どのサイズまで作れるのか
さまざまに輝くメリットが光るフロートガラス、その存在は無視できません。そして、ここからの情報も非常に有益なものです。フロートガラスで作れる最大のサイズ、気になるのではないでしょうか?加工ができても大きさが足りなければ、意味がありませんよね。
フロートガラスの最大寸法は、およそ2,000mm×3,000mmです。この最大のサイズを基準に、それぞれの用途に合わせたサイズにガラスを加工、状態をアレンジしていきます。業者に依頼をすれば、自分好みのオリジナルサイズに処理してもらうことも可能でしょう。
そのとき気になるのが、フロートガラスの加工をはじめ、修理や交換にかかる費用ではないでしょうか?自分だけの好きなサイズに加工をしてもらうほか、窓ガラスが割れたり、棚のガラス板にヒビが入ってしまったりすることもあるでしょう。
そんなときに依頼する業者選び、価格が安いとはいえ、少しでも安く抑えたいというのが人情でしょう。そんなときは、インターネット上にある比較サイトを使用してみてください。いくつかの業者が提示する作業の費用を簡単に比較、検討することができます。
また、具体的な業者選びをするのであれば、業者の公式サイトやクチコミサイトを参照してみることも、非常にお役に立つでしょう。公式サイトでは業者のこれまでの実績や事例の確認を、クチコミサイトでは作業を依頼した人の“生の声”を知ることができます。
フロートガラスの魅力を最大限に発揮させるのであれば、依頼する業者選びも重要な要素でしょう。せっかくなら信頼のおける業者に作業を依頼したいところ。ぜひこの章の情報を参考にして、信頼のおける素晴らしい業者を、探し出してみてください。
まとめ
もっとも一般的なガラスといわれるフロートガラス、その正体は私たちの暮らしにとても身近なものでした。今現在フロートガラスを自宅で使用している、という人も多いでしょう。日常的に目にするガラスの中にも、フロートガラスは多く存在しています。
1952年に開発されてから、多くの場所で使用され続けているフロートガラスは、その信頼性も抜群でしょう。使用されている歴史が長いということは、それだけ知識の積み重ねがあり、対応できる業者の数も多いといえます。修理や交換のときも、対処は容易でしょう。
厚みのバリエーションも多く、加工がしやすい、価格も安いなど、多くの面でメリットを持つフロートガラス。これからご自宅に導入しようという人は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?新しいガラスにはかないませんが、必要十分な機能を持ち合わせています。
耐用年数の長さ、耐熱温度の高さは、目を見張る事実でしょう。最大寸法も十分に大きなものといえ、加工を依頼するにも問題ありません。お好みに合わせたガラスの姿を実現するために、フロートガラスは多くの選択肢をあなたに与えてくれます。
ガラスの加工はもちろんのこと、修理や交換を業者に依頼するのであれば、簡単にできる費用見積りをおこなってみるのがよいでしょう。信頼できる業者を探し出すことができます。身近なところにあるフロートガラス、ぜひ利用を検討してみてはいかがでしょうか?
新しい家に越してきたら周囲の騒音が気になるという人や、自宅の周りの環境が変化して騒音が気になるようになったという人もいるでしょう。騒音でお悩みであれば、防音対策をすることがおすすめです。とくに窓ガラスは騒音が侵入しやすい場所なので、窓ガラスの防音対策はとても効果的です。
このコラムでは、窓ガラスの防音対策の方法について解説していきます。防音対策にはさまざまな方法があるので、ご自身の環境にあった方法を選んでみてください。
防音のカギは窓にある!
窓ガラスの防音対策について解説する前に、まずはなぜ窓ガラスから騒音が伝わりやすいのかをご説明します。窓ガラスは音を伝えやすい構造をしているため、防音対策するときは、まず窓から対策するとよいでしょう。
窓は壁に比べて薄い
住宅の壁は、さまざまな壁材でつくられていますが、すべて合わせると厚さがおおよそ155mm程あるとされています。それに比べて、基本的な窓ガラスの厚さは3~5mmと大変薄いです。
そのため窓がない部屋よりも、窓がある部屋の方が、騒音が伝わりやすくなってしまうのです。窓がない部屋なら静かに感じるような音でも、窓ガラスがある部屋では、でうるさく感じてしまうほど、聞こえ方にも違いがあります。
現在、複層ガラスとよばれるものを、窓ガラスに使用しているお宅もあります。この複層ガラスは2枚のガラスを使用し、間に空気またはガスの層ができたものです。このガラスは断熱効果や結露防止に効果があるようですが、防音には効果はありません。ガラスを2枚使用している分、防音効果もありそうですが、通常のガラスとさほど変わりません。
その理由は、音は空気の振動で伝わるからです。複層ガラスの2枚のガラスは同じ厚さでできているので、2枚とも同じように振動します。そのため、音を小さくすることができないのです。
窓とサッシの間にはすきまがある
窓ガラスから音が侵入しやすい原因には、ガラスの厚さ以外にも理由があります。それは窓ガラスにはサッシがあることです。
サッシは窓ガラスの開閉をスムーズにおこなうために、すきまが空いています。そのすきまを通って、音が侵入してくるのです。しかも、サッシは1mm程度のアルミを使ってつくられているので、簡単に音を通してしまいます。このようなことから、窓ガラスは音を伝達しやすい場所となっているのです。
【窓の防音1】しっかり対策編
いよいよ、窓ガラスの防音対策について解説していきます。しっかりと防音したいのであれば、やはり業者に相談するのが一番でしょう。
防音ガラスに交換する
防音ガラスは、2枚以上のガラスでできています。そう聞くと複層ガラスのようですが、ガラスとガラスの間に特殊中間膜というものを挟んでいます。(防音ガラスを使用した複層ガラスもあります)
この特殊中間膜は振動を熱に置き換え、音の波を消滅させる効果があります。どの音域にも効果があるため、防音性が高いです。サッシにも防音タイプがあり、これとあわせて使うとさらに効果的です。
二重窓(二重サッシ・内窓)にする
既存の窓をそのままに、内側にもうひとつ窓を取り付けることによって二重窓にする方法もあります。既存の窓と、内側に取り付けた窓との間で音が反復するため、部屋の中にまで音が伝わりにくくなります。既存の窓をそのまま使うので、おおがかりな工事はいりません。
ただし、窓のタイプや、内側にもうひとつの窓を取り付けるスペースがあるかどうかで、施工方法が変わってきます。また、内側に取り付ける窓ガラスの防音性によって、効果に差が出てきます。そのため、防音性の高いガラスを選ぶことが大切です。
二重窓には防音効果以外にも、うれしい効果があります。それは断熱効果が高いことです。断熱効果が高いということは、夏は室内を涼しく保ち、冬は室内を暖かく保つことができるということです。また、その効果により、結露を抑えることもできます。まさに、よいことだらけの窓といえます。
ガラスの交換、二重窓の設置は自分でできる?
防音ガラスへの交換や二重窓の設置を、自分でできないかとお考えの人もいることでしょう。自分でできれば費用も抑えられるため、うれしいところです。しかし、これらの作業を素人がおこなうのは大変難しいです。
施工には家の構造をよく把握し、家屋の歪みに合わせた部材を用意しなければなりません。適切に施工できないと、窓の脱落がおこり、ガラスの破損、怪我などにつながりかねません。防音ガラスへの交換や、二重窓の設置は、必ず業者に依頼して施工してもらいましょう。
【窓の防音2】おてがる対策編
防音にかける費用を抑えたい、おおがかりな施工はしたくないという人もいるでしょう。ここでは自分でできる、簡単な窓ガラスの防音方法をご紹介していきます。
窓とサッシの隙間をふさぐ
窓とサッシにできるすきまを、テープを使ってふさいで、防音することができます。このときに使うテープは防音テープ・遮音テープ・すきまテープなどさまざまな名前でよばれています。好きな長さにカットして貼り付けるだけなので、作業も簡単です。
しかし、テープですきまをふさぐだけでは、あまり防音効果は感じられないかもしれません。ほかの方法と併用して使うとよいでしょう。また、テープは経年劣化してボロボロになってしまうので、定期的に交換も必要です。
防音シートを張る
防音シートは、ガラスに貼って使用します。厚みがあるほど、防音効果は高いです。しかし、厚みがあるとそのぶん取り扱いが難しくなるので、どれくらいの防音効果が必要かなどによってシートを選ぶとよいでしょう。
このシートは、簡単に剥がすことができるので、賃貸などでも使いやすいでしょう。また、窓ガラスにシートを貼り付けると、結露を防ぐ効果もあります。貼るときは、すきまができないよう少し大きめにカットしてから貼るとよいでしょう。
防音カーテンに変えてみる
防音カーテンはさまざまなタイプのものがあります。
- 樹脂コーティングしたもの
- 金属をコーティングしたもの
- 吸音効果がある特殊な織り方でできたもの
- 生地を複層にしたもの
またこれらを併用してつくられた防音カーテンもあります。防音カーテンを設置するときは、窓からの音が伝わらないように、しっかりと窓をカバーするサイズのものを選びましょう。
ただし、防音カーテンは低音には効果があまりないです。そのため、工事の音や車・電車の音などは、防ぐのが難しいでしょう。
簡単にできる対策では効果が感じられないときは
このように、自分でも簡単にできる防音対策もありますが、やはり防音ガラスや二重窓に比べると効果が落ちてしまいます。自分でできる方法を試してみて、それでも騒音が気になるときは、ぜひ業者に相談してみてください。弊社では、お客様のご相談に合わせて業者をご紹介しています。お悩みのことがあれば、一度相談窓口までご連絡ください。
ガラスにできた傷は、傷の度合いによって対処方法が異なります。小さな傷であれば自分で対処することも可能ですが、大きなガラス傷は早めに業者へガラス交換を依頼することをおすすめします。
このコラムでは、小さなガラス傷の対処方法とガラス交換の費用相場について解説していきます。ガラスの傷でお悩みの際は、参考にしてみてください。
小さい傷の補修方法
基本的に「ガラスの表面の引っかき傷/スリ傷」や「ガラスの表面の軽い欠損」などの小さいガラスの傷は、直すことこそできませんが目立たなくすることは可能です。ここでは、ガラスについた小さい傷を目立たなくする方法について解説していきます。
研磨する方法
研磨剤を使用してガラスの表面を磨く方法です。窓ガラスや車のフロントガラスなどについた小さな傷を目立たなくさせることができます。
しかし、力加減を間違えると余計にガラスの傷が増えたり、ガラスが割れたりなどのトラブルの発展するケースがあるため注意が必要です。ガラスの研磨には以下のようなものが利用できます。
【市販の研磨剤】
「ガラスの傷消し」やガラスの傷修復」として販売されているガラス用の研磨剤です。使用方法は、付属の説明書を確認してみてください。
【酸化セリウム粉末】
ガラスを磨く際に、とくに効果的な研磨剤は「酸化セリウム」という物質です。この物質はガラスと特殊な化学反応を引き起こして傷をなめらかに仕上げてくれるので、ガラス研磨との相性がとくによいとされています。このことから、市販のガラス研磨剤に含まれていることが多い物質です。酸化セリウム粉末で窓ガラスを研磨する方法は以下のとおりです。
- 傷がついた場所を軽く拭き取り、表面についているホコリやゴミを取り除く。
- 容器を用意し、その中で酸化セリウム粉末と水を軽く混ぜ合わせる。
- 酸化セリウム粉末と水を混ぜ合わせたものを研磨する場所にかける。
- 柔らかい布やスポンジなどでガラスをこする。
【重曹】
重曹は粒子が細かく水に溶けないため、ガラスの研磨剤として利用できます。使い方は酸化セリウム粉末と同じで、水と混ぜて傷を布などでガラスの表面をこすれば研磨できます。
【歯みがき粉】
歯磨き粉には歯についた汚れを落とすための研磨剤が含まれているため、ガラス磨きに応用することが可能です。しかし、歯周病や知覚過敏向けの歯みがき粉などには研磨剤が含まれていないケースもあるため注意が必要です。傷に歯みがき粉を塗りつけ、布などでこすってガラスを研磨しましょう。
傷を埋める方法
市販の補修液で傷を埋める方法です。おもに、車のフロントガラスの表面にできた欠損に対応できます。補修液は通販サイトやホームセンターなどで「ガラスリペアツール」「ガラス補修キット」として販売されていることが多いです。使用方法は製品ごとに若干異なるため、説明書を熟読した上で利用するようにしましょう。
大きな傷はガラス交換を
「ヒビが入った」「ガラスが欠けて穴ができた」などの大きなガラスの傷ができた場合は、無理に手を加えずにできるだけ早く業者へ修理または交換を依頼することをおすすめします。
しかし、時間がないなどの事情ですぐにはガラスの修理や交換ができないというケースもあるかもしれません。そこで、ここでは大きなガラス傷ができた際の応急処置方法を解説します。
大きな傷の応急処置方法
大きな傷の入ったガラスは、そのままにしておくと傷が広がって割れてしまう危険性があります。そのため、ガラスの傷がこれ以上広がらないような処置が重要になってきます。
傷が広がるのを防ぐのに有効なのが「補修テープ」です。ガラスの傷に貼り付けることによって、傷が広がるのを防ぐことができます。また、万が一ガラスが割れた際に、ガラス片が飛び散らないようにしケガを予防する効果もあります。テープを貼りつける際は力を掛け過ぎてガラスを割ってしまわないように意識しましょう。
補修テープがない場合は、ガムテープで代用可能です。しかし、ガムテープは防水性能があまり高くなく、ガラス傷から雨水などが侵入してくる可能性があるので、可能な限り補修テープを用意することをおすすめします。
ガラス交換の費用相場について
大きなガラス傷ができている場合はそのまま放置しようとせずに、早めにガラス交換をおこなうことをおすすめします。ここでは、車のフロントガラスと窓ガラスの交換費用の相場について紹介していきます。
車のフロントガラスの交換費用相場
車のフロントガラス交換にかかる費用はおもに「車種」「交換するガラスの種類」によって左右されますが、5~10万円が相場になってきます。
ガラスの種類は大きく分けると、メーカーが作っている「純正品」と二次メーカーで作っている「社外品」があり、基本的に後者のほうが若干安いです。そのため、交換費用がどうしても高いと感じる場合は、社外品のガラスに交換するのもひとつの手です。
また、翌年の保険等級が下がるというマイナス点こそありますが、自動車保険を利用してフロントガラスの交換費用を補填してもらうこともできます。
家の窓ガラスの交換費用相場
窓ガラスの交換にかかる費用はおもに「窓の種類」「窓のサイズ」によって変動します。窓ガラスの種類はたくさんあるため、ここではその中でも一般的なマンションで使われていることが多いものを紹介していきます。
【フロートガラス/透明ガラス】
とくに特殊な加工が施されていなく、価格の安いガラスです。
【網入りガラス】
中にワイヤーが埋め込まれていて、万が一割れた際に破片が飛び散りにくいガラスです。
【型板ガラス/かすみガラス】
表面に凹凸があり、外から中を見通せないという目隠し機能があるガラスです。
窓ガラスのサイズは900×900mm前後/900×1200mm/900×1800mm前後で分けられていることが多く、それぞれ値段が異なります。ガラス業者数社の窓ガラス交換の費用相場についてまとめたので、業者に依頼する際の参考にしてみてください。
【大きさ900×900mm前後】
透明ガラス(厚さ2mm) 約6,000~12,000円
型版ガラス(厚さ2mm) 約10,000~18,000円
網入りガラス(厚さ6.8mm) 約20,000~35000円
【大きさ900×1200mm前後】
透明ガラス(厚さ3mm) 約9,000~20,000円
型版ガラス(厚さ4mm) 約12,000~20,000円
網入りガラス(厚さ6.8mm) 約30,000~33,000円
【大きさ900×1800mm前後】
透明ガラス(厚さ3mm) 約13,000~23,000円
型版ガラス(厚さ4mm) 約14,000~23,000円
網入りガラス(厚さ6.8mm) 約36,000~42,000円
ガラス交換の費用は業者ごとに大きな差が出るケースがあるため、正確な料金を知るのは難しいです。そのため、なるべく交換作業をする前に見積り出してくれる業者を選ぶことをおすすめします。
弊社では、ご自宅の窓ガラスや車のフロントガラスの修理・交換ができる業者をご紹介しています。また、相見積りもおこなえ、施工前であればキャンセル料も不要なため安心してご利用頂けます。相談窓口は無料かつ24時間365日いつでもご利用できるため、ガラスの傷でお困りの際はお気軽にお電話ください。
強化ガラスは、割れにくく飛び散りにくいという性質を持ちます。そのため、小さなお子さまがいるご家庭や台風などの影響を受けやすい地域にお住まいの方など、さまざまな用途で設置されます。
しかし、強化ガラスは窓ガラスとしてよく使われるフロートガラスより、価格は高めの設定となってしまいます。交換を検討する際には、あらかじめ強化ガラスの値段の確認をしておきましょう。
強化ガラスは、厚みや大きさによって費用は大きく変動します。このコラムでは、強化ガラスの値段と交換費用の相場を解説しています。自分で交換したい方に向けてDIYの方法もご紹介していますので、業者に依頼したい方、DIYしたい方それぞれ参考にしてみてください。
強化ガラスの値段と交換したときの費用相場
強化ガラスは、機能性によって値段が異なります。はじめに、そのなかでもよくご家庭で設置されることのある種類の費用相場や、交換する際に知りたい情報を解説していきます。
強化ガラスの値段は大体いくら?
強化ガラスは、ほかのガラスと同じように厚さによって値段が異なります。5ミリメートルから19ミリメートルとさまざまな厚さの強化ガラスがあり、より厚いほど値段が高くなる傾向があるのです。
窓ガラスとして使用される強化ガラスは、基本的に5ミリメートルほどの厚さのものが多いです。この厚さであれば、900ミリメートル×800ミリメートルのサイズの窓ガラスでは、相場は20,000円~30,000円ほどです。同じ大きさでも、厚さが10ミリメートルともなれば、30,000円~40,000円ほどまで相場も値上がりします。
強化ガラスへ交換したときの費用相場
業者にガラス交換を依頼する際には、ガラス代とは別に作業費として、10,000円~15,000円ほどがかかります。さらに、元から設置してあった窓ガラスの処分代や出張費がかかる業者もあります。
ガラスは厚みがあるほど丈夫であるため、より効果的な強化ガラスを設置するには、元のガラスよりも厚みが必要です。もし厚みを変える場合は、窓枠やサッシの交換をすることになり、取り換えの費用相場は100,000円ほどとなります。ただし、窓の大きさによっても費用は異なりますので、具体的な費用が知りたいときには業者に見積りをとってもらいましょう。
強化ガラスへの交換はどれくらい時間かかる?
強化ガラスは特殊なガラスとなり、業者に在庫がなく、取り寄せとなる場合があります。取り寄せの場合には、およそ1週間かかるため、交換を考えている場合にはあらかじめ業者に連絡しておくとスムーズです。
ガラスの設置自体は、サイズの確認ができていれば1時間弱ほどで交換ができます。もしも、ガラスが割れたというケースなどではやく交換がしたいという場合には、複数のガラス業者に在庫の確認をすることや、もしくは交換までガラス業者に応急処置をしてもらうこともできますので、相談してみてください。
窓枠やサッシの交換をする場合には、工事に1日~3日ほどかかります。ただし、状態の確認をして必要な作業を見積もる必要があることから、交換を決めてから最短でも1週間ほどかかることがあります。
ガラス業者に交換を依頼したときの流れ
ガラス交換は、ガラス業者に依頼の連絡をしてからはじまります。近所にいつもお世話になっているガラス屋さんがある場合には、安心して依頼することができます。しかし、引っ越したばかりだったり、知っている業者がいないという状態ですと、新たに探す必要があるでしょう。
業者に依頼したら、次に見積りをしてもらいます。窓ガラスの大きさや適用しているガラスの厚みを把握するためです。
最後に、交換作業に入ります。窓枠をサッシから取り出し、古いガラスを外します。新しく強化ガラスを取り付け、窓枠をサッシに戻してから動きを確認したら完了です。
まれに不具合が見つかると、該当箇所の修理をおこなうこともあります。別途料金がかかる場合があるため、あらかじめ確認しておくとよいでしょう。
強化ガラスの交換は、普通のフロートガラスに交換するのと手順は変わりません。ただし、厚さのある強化ガラスに交換する際には、サッシや窓枠の交換をすることになるため、数日間は作業にすることになります。
強化ガラスは値段が高いですが、普通のフロートガラスとは一体どんな違いがあるのか、次の項目でお答えしています。強化ガラスへの交換を迷っているかたは参考にしてください。
どこの業者に依頼すればいいのか分からないというときには、ガラス修理お助け隊にお任せください。お電話相談の内容からお客様に適したガラス業者をご紹介できます。ガラスのことでお困りごとがありましたら、24時間365日電話相談を受け付けていますので、お気軽にご連絡ください。
強化ガラスの特徴と交換するメリット
強化ガラスは、一般的に窓ガラスに使われる透明なフロートガラスと比べたら2倍近く値段が異なります。高価な強化ガラスの特徴やメリットについてまとめましたので、強化ガラスにしようかお悩みの方は検討してみてくださいね。
強化ガラスとは
強化ガラスは、窓ガラスだけでなく、グラスなどの食器類や車のフロントガラスによく使用されているガラスです。窓ガラスとしてよく使用されるフロートガラスに熱処理と冷却処理をすることで、約3~5倍ほどまで強度を上げています。
強化ガラスはその強度から見た目が気になることかと思いますが、通常のガラスとの見分けがつけられないほど自然です。衝撃に強いだけでなく、熱にも強いことから耐熱食器などにもこの強化ガラスが使われることがあります。
強化ガラスに交換するメリット
強化ガラスは、ガラス面をハンマーでたたいてもなかなか割れません。何かがガラスに飛んできたり、ガラスにぶつかったりしても割れにくいです。そのため、お子さまがおもちゃを投げたり、走りまわっても、普通のフロートガラスを設置するより安全に過ごすことが期待できます。
普通のガラスとの割れ方の違い
通常のガラスであれば、大小さまざまなサイズの破片が飛び散り、鋭利な切り口でケガをするおそれがあります。しかし、強化ガラスが割れたときには、細かく粉状に砕け散ることから、たとえ割れてしまったとしても安全な割れ方をするため、ケガのリスクが低いです。
小さなお子様のいるご家庭や、台風などの影響を受けやすい地域にお住まいの場合には、強化ガラスを窓に使用すると割れにくく、さらにケガを防ぐこともできるのです。
強化ガラスがよく使用されている場所
強化ガラスは、一番身近なものでいうと食器です。皿やフライパンのフタとしてよく使われています。車のフロントガラスも車の運転中に飛来物にも耐えられるように、強化ガラスが使用されています。
家の窓でいえば、窓、高窓、出窓によく強化ガラスが使用されます。天窓や高窓、出窓は雨風や雪の影響を受けやすいです。通常の窓にはシャッターや雨戸が付いていることが多いですが、これらの窓には設置されていないことが多いため、割れてしまうと大変危険です。しかし、強化ガラスであれば鋭利な破片が落ちてくるということがないため、安全です。
また、お子さんがいるご家庭の場合には、リビングや子ども部屋などを強化ガラスに交換することもあります。万が一割れてしまったとしても、粒子状であるため、お子様のケガを防ぐことができるのです。
強化ガラスに交換したいというときには、弊社にお任せください。全国にある加盟店から、お客様にあうお近くのガラス業者をご紹介できます。ガラス修理お助け隊では、最短10分で現場に駆け付けることも可能ですので、お気軽にご連絡ください。
強化ガラスを自分で交換することはできる?
強化ガラスの設置は、より効果的に使用するためにガラス業者に取り付けてもらうことをおすすめします。しかし、費用を抑えたいという方に向けて設置方法をご紹介しましょう。
強化ガラスの購入先
強化ガラスはガラス屋さんやガラスメーカー、インターネット通販のガラス専門店から購入することができます。自分で設置するために購入する際には、ガラスの大きさを正確に採寸してください。
採寸するときには、内寸という「サッシの内側のガラスの長さ」を測り、さらに約12ミリメートル足すと設置されているガラスの大きさになるといいます。より正確にガラスのサイズを把握するには、サッシを外し、ゴムパッキンのついた状態からガラスの実寸を測ります。
自分でガラスを交換する方法
強化ガラスをDIYで交換する手順を紹介します。強化ガラスは、種類によって厚みのあるものがありますが、元から設置していたフロートガラスと厚さが異なる場合には、取り付けられないことがあります。サッシの交換をしない場合には、設置していたガラスに近い厚さのものを取り付けましょう。
1.ガラスのサイズを測り、強化ガラスを買う
正確なガラスのサイズを測り、ガラス屋や通販などにより強化ガラスを手に入れましょう。
2.サッシから取り外す
サッシから窓枠を取り外し、窓枠のビスを外してガラスと枠を分けます。
3.強化ガラスにグレチャンを付ける
強化ガラスのまわりに、グレチャンとよばれるゴムパッキンを取り付けます。元のガラスが古い場合にはグレチャンが劣化していたり、汚れていたりする場合があるため、グレチャンも新調しましょう。
4.枠に強化ガラスを取り付ける
グレチャンを取り付けた強化ガラスを窓枠に取り付けます。ビスを締めて、外れないか確認してください。
5.サッシに戻す
サッシに戻し、スムーズに動くのか、ガラスが外れないのか確認したら完了です。
強化ガラスを交換するときの注意点
強化ガラスを交換するには、窓枠が適応していないと取り付けることができません。窓枠の対応する厚みの強化ガラスを取り付けるようにしてください。
強化ガラスは、振動や衝撃があると全体が粉砕してしまいます。作業中に壁に立てかけただけで割れてしまったり、窓枠に適切に固定されたりしていないとサッシで動かしただけで割れてしまうことがあるため、取り扱いには注意が必要です。
強化ガラスは、ガラスだけの注文でも高額となってしまうことから、失敗してしまうと大きな損害となってしまうことがあります。自分で作業することに慣れていない方や、取り扱い方法に不安があるという方は、業者に依頼しておくと安心です。
業者に依頼するとしても、取り付け費用が高い業者から、安めの価格設定の業者までさまざまです。費用相場が分からないというときには、無料で現地調査をおこなっている業者に見積りしてもらうことで、相場を知り、信頼できる業者を見つけられやすいです。強化ガラスに交換をお考えでしたら、お気軽に弊社にご相談ください。
愛車のフロントガラスにヒビが入ったとき、どのように対処するのが正解でしょうか?「すごく小さいヒビだし問題ないだろう」と考えるかもしれませんが、自動車はスピードを上げて走るので、ちょっとの傷でも風によって拡大してしまいます。そのままでは視界が悪く事故を引き起こすことも。ヒビがあると車検に通らないこともあるようです。
フロントガラスはその分厚さと丈夫さで走行中の安全を守ってくれるとても重要な存在です。だからこそ、傷がついたときにはいくら小さくてもきちんと直す必要があります。早めに対処しておけば修理費用も最小限に抑えられます。
この記事では、フロントガラスのヒビが入ったときの対処方法や予防方法などをご紹介します。「ヒビが入っちゃったけれど、対処どうしよう?」とお悩みの方は必見です!
フロントガラスにヒビが入った…
フロントガラスにヒビが入るトラブルは、案外よくあることです。どんなことが原因でヒビが入ってしまうのでしょうか?
フロントガラスは自分で補修することもできますので、高額な費用が嫌だという方は、自力でのリペアも考えてみましょう。
フロントガラスのヒビ、実は結構多いトラブルです
原因として一番多いのは「飛び石」です。車を走らせているときに小石がガラスに激突して傷がつくというもので、走行速度が速いほど石の威力も高まります。高速道路などではほんの数ミリの石でも数十センチのヒビが入ることもあるのです。
ほかには、洗車中にワイパーを倒して傷つける、ガラスが凍結して温度変化で割れてしまうといったケースもあります。
あまりに大きなヒビでなければ、自分で修理するのも可能
「走行中に石が飛んできた」「いつのまにかヒビが入っていた」といった場合も多いです。ガラスをまるまる交換するとなると数万~数十万かかってしまいますので、痛い出費です。
実は、小さなヒビなら自分でも直すことができるんです!もちろんガラスのプロに対応してもらったほうが仕上がりも安全性もよいでしょう。しかし、費用を払うのが嫌だからとヒビを放置してしまうくらいなら、自分でリペアを試すほうがはるかに安全です。
フロントガラスのヒビ、絶対に放置してはダメ!
フロントガラスのヒビ、ほんの小さいキズだからといって放置するのはNGです。そのままにしておくとヒビが拡大しますし、事故の危険性が高まってくるからです。走行中は交通事故など常に危険があるからこそ、安全第一に考えなければなりません。
また、費用の面からも早め早めの修理がおすすめです。小さいほど安く修理できますが、ヒビが拡大すれば費用は5倍、10倍に跳ね上がってしまうこともあるのです。
フロントガラスのひびを自分で修理する方法
フロントガラスのヒビは、小さなものなら自分でも直すことができます。自力でも直せる目安は、【500円玉硬貨以下のヒビ】です。
ここからはリペア用の道具を使った補修方法をご紹介します。3ステップで簡単ですので、できそうだと思ったら試してみましょう。リペアキットは通販やホームセンターでも購入可能で、比較的安価に手に入ります。
1.ヒビの周りとフロントガラス全体をきれいにする
フロントガラスを乾拭きします。水拭きするとレジン液がしっかりと密着しなくなるので、必ず乾いた布を使ってください。
傷の部分にホコリや砂が入っている場合は、針やつまようじなど先のとがったもので取り除きます。その後、ヒビの周りをマスキングテープで覆いましょう。
2.ヒビに補修液を流し込む
フロントガラスのリペア専用のUVレジン液を注入して、欠けた部分を埋め合わせます。
リペアキットの中に入っている台座をヒビの部分にセットし、台座にレジン液を入れます。レジン液が溢れてしまったときは周囲を拭きます。その後台座を外します。
3.ヒビに保護フィルムを張る
最後にレジンを注入した部分の上に保護フィルムを丁寧に貼ります。
レジンはしばらく放置しておくと、透明に硬化します。日光が当たる場所ではすぐに固まってしまいますので、夏場は日陰での作業がおすすめです。逆に真冬の低気温の日にはなかなか硬化しないので、できるだけ日差しのよい場所を選びましょう。
硬化しきったらフィルムを剥がし、余分に付着している補修液をカミソリなどを使ってキレイに取り除きます。
フロントガラスを守る方法もチェック!
補修の方法が分かっていれば次にヒビが入ったときも安心ですが、一番うれしいのはガラスにひびが入らないことですよね。
ガラスにヒビを作らない予防策を2つご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
・砂利道での走行はスピードに注意を
走るスピードを意識して、リスクを少しでも減らしましょう。
小石でもスピードが上がれば非常に危険なものと化します。山道など地面がガタガタとしていて小石が転がっているような場所では、とくにスピードに気を付けるべきです。
・カバーや解氷剤を使用する
ガラスは急な温度変化に弱いので、カバーなどを使って温度変化を極力減らすことも重要な対策です。30度、40度というような暑い夏場は車用のガラスカバーを使うとおすすめです。
冬にはガラスが凍結すると毎回熱湯をかけて溶かしているという方もいるでしょう。しかしその方法ではガラスは急な温度変化にさらされます。そのため、解氷材などの商品を使うようにしましょう。
大きなヒビが入った場合は、業者に頼ろう!
大きな障害物がガラスにぶつかったり、ほんの小さなヒビだからと放置したりすると、大きなヒビに発展してしまいます。リペアキットでの補修ができるのは500円玉ほどの大きさまでです。それ以上のサイズなら、業者に任せましょう。
業者に依頼する際には誰しもが「ちょっとでも安く、安心できる業者はどうやって選ぶべき?」という疑問を抱きます。ここからは3つの業者選びのコツを伝授します。
・複数の業者から見積りをとる
何よりも大事なのは、見積りを依頼することです。複数の業者に見積りを依頼することを「相見積り」と呼びます。相見積りをとることで業者ごとの費用の違いが明確に分かり、作業内容や費用の相場も確認することができます。
費用はヒビの状況や自動車のメーカーなどによって左右されるため、見積りなしで費用を予測するのは難しいです。業者に直接尋ねるのが一番手っ取り早くかつ正確ですので、ぜひ利用してみてください。
・見積内容は明確になっているか
見積りをもらったら、内相が詳細に書かれているかを確認しましょう。
費用がとても安くても修理方法が明記されていなかったりすると、雑な修理で済まされてしまったり、あとで追加料金を請求されてしまったりといったトラブルが起こるかもしれません。
詳細まできちんと明記された見積書は、業者が対処方法とどの程度の修理が必要なのかをしっかりと把握しているという表れとも言えます。
見積書の中で分からないこと、不可解なことがあったら、業者に質問してみるのもよいでしょう。
・実績があるかどうか
いままでどれくらいガラス交換・修理をしてきたのかという点もとても重要です。今までの経験を活かして修理をすることができる業者は、その分失敗なくキレイに補修してもらえる可能性が高いということ。とくにフロントガラスの修繕を経験したことがあるかに注目しましょう。
実績は業者のホームページに掲載された「施工例」などで確認することができます。また、実際に利用したお客様からの口コミもリアルな感想を知ることができるので見てみるとよいでしょう。
まとめ
フロントガラスにヒビが入ったとき、できるだけ早く対処することが大切だとおわかりいただけたでしょうか?ヒビがあると視界が悪く、放置するとヒビが広がってケガや事故のリスクが高まります。
リペアキットを使った簡単な修理方法もありますので、ヒビの大きさを確認して試してみましょう。さらに、運転スピードに気を付けるなどしてヒビ予防することも大切です。
ヒビが大きい場合はガラスのプロに任せる必要がありますが、依頼を決める前に安心できる業者かを見極めることが大切です。相見積りや実績を確認して、「ここならきちんと対応してくれそう」と思える業者を見つけてくださいね。
「窓のカビ掃除、早くやりたいけど効率的におこなう方法はあるのだろうか?」、いつの間にか増殖している窓のサッシやパッキンのカビ。毎日のように目にする窓のカビは、早くなんとかしたいものですよね。カビがもたらす見た目の悪さや健康被害も気になります。
窓のカビを徹底的にやっつけるためには、手順に沿っておこなうのが一番の近道です。世界からの名声を獲得する“カビバスター”の一員に、あなたもなりたいのではありませんか?今回のコラムでカビの撃退方法を学んでおけば、その道のりは一気に短くなるでしょう。
「家の窓に多くのカビが増殖していて困っている」「カビをやっつけたいけど、上手な方法が思いつかない」、そんな人はぜひ最後までご覧ください。参考になることをお約束します。
窓はカビが生えやすい?カビ発生の原因
「窓のカビ掃除をしたい」。そう考える人は多いでしょう。窓のサッシやゴムパッキンに増殖しがちなカビは、見た目の印象もよくありません。早々になんとかしたいですよね。しかし、そもそもなぜ窓周辺にはカビがたくさん増殖するのでしょうか?
カビが増殖するために必要な要素は、主に5点です。「栄養分があること」「酸素があること」「温度が適正であること」「湿度が適正であること」「増殖するための時間があること」。窓周辺は、この要素の多くを満たした環境が整っているのです。
これらのうち、初めの3点「栄養分」「酸素」「温度」に関しては、予防することが難しいといわれています。カビはプラスチックでも栄養にしますし、私たちが暮らすうえで、酸素や温度をゼロにすることはできませんよね。対処するなら、残りの2点です。
「湿度」と「時間」も、ゼロにすることは難しいですが、定期的に水分を取り除いたり、掃除をしたりすることで対処可能です。カビの胞子は目に見えないため、油断しがちですが、目に見える状態は、カビが増殖を始めているサインといわれます。
カビの増殖を防ぐためには、窓でいえば結露を除去したり、サッシにたまったホコリを取り除いたり、こまめな掃除が肝となります。カビの発生を防ぐためにはカビのとっての快適な環境を破壊すること。そのための方法を、次項から紹介していきます。
窓のカビ掃除を始める前に準備を整えよう
窓のカビを掃除する。ご存知の人もいるかと思いますが、カビは私たちの体内に侵入することで、さまざまな被害をもたらします。また、そもそもカビを直接触ったりすることが考えられない、という人も多いのではないでしょうか?
窓のカビを掃除する事前準備として、「マスク」「ゴーグル」「ゴム手袋」は用意しておきましょう。これらは“カビバスター”に入隊するために必要な、3種の神器ともいえるでしょう。カビ取り剤の中には強力なものもあります、保護のためにも必ず用意しておきましょう。
また、カビ掃除をする日は、天気のよい日を選ぶようにしてください。掃除中、掃除後は換気が必須です。これは洗剤やカビ取り剤の臭いをこもらせない意味や、カビを拭き取ったあと、室内に胞子を漂わせない意味もあります。ぜひ、覚えておいてください。
窓のカビ掃除【サッシ編】
カビ掃除をするときの手順は、大きくふたつにわかれます。「ゴミやホコリを取り除く」「カビを殺菌する」のふたつです。窓のカビを掃除していくときも、この手順に沿っておこなっていきます。サッシにせよ、ゴムパッキンにせよ、この手順は同様です。
窓のサッシを掃除するときは、まず掃除機やホウキを使って、大まかにゴミやホコリを取り除いていきます。目に見える部分をキレイにしましょう。そのあと、割り箸や歯ブラシ、綿棒などを使って汚れを落としていきます。キッチンペーパーを併用してもよいでしょう。
サッシがおおよそキレイになったら、消毒用のエタノールやカビ取り剤を使って、カビを殺菌していきます。頑固なカビが生えているところには、薬液を吹き付けたあとキッチンペーパーなどを置き、漬け置きしておきましょう。目安は15分~30分です。
それでも落ちない場合は、エタノールやカビ取り剤を吹き付ける、漬け置きをする、この工程を何回か繰り返しましょう。繰り返していくうちに、カビの根元深くまで薬液が浸透していき除去することが可能です。漬け置きしたら、都度しっかり水拭きをして終了です。
窓のカビ掃除【ゴムパッキン編】
サッシと比べて、ゴムパッキンのカビは根深いことが多いです。窓のカビを掃除するときの本丸がこちらといってもよいでしょう。“カビバスター”に入隊したばかりのあなたには、少し気が重たい任務ともいえるかもしれません。しかし、その心配は不要です。
ゴムパッキンを掃除するときには、ゴムパッキン専用のカビ取り剤が市販されていますので活用しましょう。ゴムの中に深く根付いたカビを、根本から退治するための最終兵器です。そのほか、使用するものは食器用洗剤や住宅用の中性洗剤、雑巾や新聞紙です。
まずは下準備として、床に新聞紙を敷きます。強力なカビ取り剤が床にこぼれないようにするための予防策です。新聞紙を敷いたら中性洗剤を薄めたもの、もしくは住宅用の中性洗剤を使って、ゴムパッキン周辺の汚れを取り除いていきます。雑巾は乾いたものを使用してください。
キレイに汚れを取り除いたら、カビ取り剤をゴムパッキンに吹き付けていきます。根深く色が濃い部分には、キッチンペーパーを使って漬け置きするのがよいでしょう。15分~30分ほど置いたら、水拭きして丁寧にカビを拭き取っていきます。
サッシの工程同様に、一度で取り切れない強力なカビを除去するには、カビ取り剤を吹き付け、漬け置きする工程を繰り返しておこなってください。カビが徐々に殺菌され、目に見えてゴムパッキンがキレイになっていきます。その過程は気持ちがよいですよ。
サッシもゴムパッキンも、まとめてやるのがオススメです!
サッシとゴムパッキン。これらふたつの場所を徹底的にキレイにすれば、窓のカビを退治できたといえるでしょう。ついつい先延ばしにしてしまっていた窓のカビ掃除も、いざ始めてしまえば楽しくなってくるものです。見た目も徐々にキレイになっていきます。
サッシとゴムパッキンの掃除。これらの作業は同時におこなうのがオススメです。前述したとおり、エタノールやカビ取り剤を吹き付けたあとは、漬け置きする時間が必要になります。そのあいだにもう一方の場所を掃除していくのが、もっとも効率的な方法でしょう。
準備するものや、使用する薬剤もほぼ共通のため、まとめてやってしまえば手間も圧倒的に節約できます。掃除をする際は必ずマスクとゴーグル、ゴム手袋を着用し、換気をしながらおこなうようにしてください。また、薬剤を混ぜないように注意しましょう。
窓のカビを放置してもよくないことばかり!
窓にカビが増殖することは、見た目以上におそろしい弊害(へいがい)を発生させることに繋がります。家の空気の流れ道である窓だからこその危険です。
窓のカビ掃除には見た目をキレイにするという目的のほかに、健康被害を減らすという目的もあるのです。
カビによる恐怖の健康被害
カビが生えた食べ物を口にして、下痢や腹痛が起こったという話を、耳にしたことがある人は多いのではないでしょうか?それは食べ物に発生したカビ以外でも同様です。下痢や腹痛をはじめ、喘息(ぜんそく)や鼻炎など、カビが原因となる健康被害は数多いのです。
カビが原因になる悪臭
「服がなんだかカビ臭い……」、そのような経験がある人もいるのではないでしょうか?カビは悪臭の原因にもなることでも有名です。厳密にいえば、臭いを発しているのはカビではなく、カビから生まれる細菌です。しかし、カビが発生源であることは事実でしょう。
カビをエサにする微生物が増える
カビはほかの微生物のエサにもなってしまいます。ダニはその代表例でしょう。人を刺すことでかゆみを与えたり、アレルギーや皮膚炎をもたらしたりするダニの大好物はカビなのです。カビが増殖することは、ダニなどの微生物を増殖させることにもつながります。
カビの増殖が、自然になくなることはないでしょう。増殖したカビがもたらす被害は数多いです。どこかでカビを退治しなければ、これらの被害は終わることなく、悪循環を続けてしまうでしょう。カビバスターになることは、家族の健康を守ることにもなるのです。
窓にカビを発生しにくくする予防策
「窓のカビを掃除する手間が面倒くさい」、そう感じる人は多いでしょう。少しでもカビ掃除をラクにするには、記事の前半でご紹介したように“カビにとっての快適な環境を作らないこと”が大切です。カビの居心地が悪い環境を作り上げることで、窓のカビ発生を予防しましょう。
窓のカビの予防方法
具体的な方法としては、まずゴミやホコリを取り除くために、定期的に掃除をするようにしましょう。窓際にゴミやホコリがたまりやすいことは、ご存知のはずです。ゴミやホコリに水分が合わさることで、カビにとって絶好の環境が生まれてしまいます。
窓を開けて換気をおこなうことも、習慣付けておくのがよいでしょう。換気は室内の空気を入れ替える役割のほか、窓に注意を向けるキッカケにもなります。毎日とはいかなくても、定期的に換気をするクセを付ければ、カビの発生防止にも一役買うでしょう。
窓の結露を防止することも有効です
カビが増殖するために不可欠な要素のひとつである「湿気」。窓回りに湿気をもたらす大きな存在が結露であることに、異議を唱える人はいないでしょう。結露はいわばカビのとっての砂漠のオアシスです。枯れかけたカビの身体を癒す、厄介な存在といえるでしょう。
カビバスターとしては、その状況を黙って見過ごすわけにはいきません。カビがエネルギーを得る状況を、みすみす見逃すわけにはいかないでしょう。カビのオアシスである結露。簡単にできる対策と対処方法で、一網打尽にしていきましょう。
もっとも簡単な対策方法は、窓を乾拭きすることです。しかし、手間も時間もかかることは事実。ここは賢く、カビバスターの秘密道具を用いましょう。その名前は「結露防止シート」です。窓に貼るだけで、結露の発生を防ぎ、カビ増殖を防ぐことができるでしょう。
まとめ
窓のカビ掃除を始める前は正直、とても腰が重たいですよね。「明日でいいかな」「来週でいいかな」、など悪魔のささやきが聞こえてくるのは、あなただけではありません。しかし、カビを放置することは健康上の危険もともなうため、避けたほうがよいでしょう。
カビの掃除をおこなうときは必ず天気がよく、換気ができる日を選ぶようにしてください。また、マスクやゴーグル、手袋の着用は欠かせません。時間が許せば、窓のサッシとゴムパッキンを一気にまとめて片付けてしまうのがオススメです。
カビの掃除と同様に、予防策を知っておくことも重要です。そもそもカビが増殖しなければ、時間をかけて掃除する必要もありません。“カビバスター”の称号をすでにお持ちのあなたなら、予防は容易でしょう。カビがない窓で、快適な生活を送ってくださいね。